-ゴスドラマ過去ログ:12801-12900-
黒沢カオル「別にどうでも良いけど・・・・「ミッドナイトシーフ」って何?」
村上てつや「こいつらの名前。真夜コーやってる二人だから「真夜中の怪盗」って事で、それを英語に直して「ミッドナイトシーフ」・・・どうだ、カッコイイだろ。」
北山陽一「いいんですけど、僕は関係無いんですか?真夜コーやってないし・・・。」
村上てつや「お前は盗みに入るってよりは、作戦とか考えてナビゲートするって感じだからさ。”盗みに入ってるのは酒井と安岡だから警察は「犯人は2人組」って考えてるんだけど、実は2人をナビゲートしている北山がいるのから3人組である”って設定。・・・納得したか?」
北山陽一「はい、納得しました。なんか村上さん、今回すっごくさえてますね。」
村上てつや「ありがとな、北山。あと、お前等に関する他の設定は、お前等で考えとけよ。年齢とか、職業とか、なぜ怪盗をやってるとか・・・・実は3人は兄弟っていうのもおもしろいかもな。」
安岡優「理由は決まってるよ。”不当な売買されたモノを元の持ち主に返すため”・・・やっぱり、やるからには正義の方が良いもん。」
酒井雄二「それは確かに。では、残りの設定は書き手さんに任せるとして・・・効果音さん、はじめてください。」
効果音「(はいよ!)カチコン!!」
ナレーション「ここはとある雑貨屋さん。ここでは3人の男が働いている。一番長身で店長のような酒井、いつもパソコンに向かっている北山、金髪で元気いっぱいの安岡。何を隠そうこの3人こそ、今世間を騒がせている怪盗「ミッドナイトシーフ」なのである。」
安岡優「あ〜ぁ、暇だなぁ。なんか面白そうな事ないかな〜。」
酒井雄二「おもしろい事って言ってもねぇ?」
北山陽一「優、暇ならお店の中でも掃除したらどうですか?」
安岡優「えぇ〜絶対にやだぁ〜(泣)」
酒井雄二「おいっ、泣くなよっ!!ほら、これを見てみてよ(北安に新聞を見せる)」
北山陽一「あ、僕らのこと載ってますね。」
安岡優「えっどこどこ?」
北山陽一「ほらココですよ、ココ。」
ナレーション「北山が指を指したところには、”ミッドナイトシーフまたまた参上!!”と大きく書かれていた。」
酒井雄二「なになに・・・「狙った獲物は逃がさない完璧な手口、警察の追跡もさらっとかわす、まさに世紀の大怪盗。」・・・うれしいねぇ、こんな事書いてもらって。」
安岡優「「警察では、犯人が2人組という事以外一切シークレット。これ以上つきとめていない、という噂もたっている。」だって。警察もバカだねぇ。2人組じゃなくて、3人組なのに。」
北山陽一「そこは仕方ないって。盗みに行ってるのは雄二とヤスで、僕は2人をナビゲートしてるだけなんだから。姿が確認できるのは2人、そこから”犯人は2人組”って考るのが普通だよ。」
酒井雄二「ナビゲートしてるだけって・・・・陽一、”だけ”はないだろ、”だけ”は。陽一のナビゲートのおかげで、こんなに上手くいってんだからさ。もっと自信持てよ。」
北山陽一「ありがとう、雄二。・・・そういえば、最近警察に新しい人が来たんだって。なんか相当の切れ者で、警察内部ではすごく有名らしいよ。」
安岡優「へぇ〜。誰から聞いたの?そんな事。」
北山陽一「黒沢さん。この前店に来てくれた時、話してくれたんだ。2人はいなかったけどね。・・・なんでもその人、”村上てつや”って言って、黒沢さんのクラスメートだったらしいですよ。」
酒井雄二「それはいいんですけど・・・またあの人ですか。自分は刑事で、しかも私達の事追ってる身なのに、たかが行き付けの店の店員に、そんなベラベラ喋っていいものなんですか。まったく、自分の立場わかってるんですかねぇ。」
安岡優「それはそうだけど、イイじゃん別に。そのおかげで僕等も仕事がやりやすくなってんだからさ。それよりも・・・その村上って人に挨拶代わりとしてひと仕事やんない?今日か明日。」
北山陽一「いいですねぇ。ちょうど次のターゲットが決まってたところなんです。(資料を出す)もうすべて調べ終わっているので、やろうと思えば今夜にでも・・・・どうしますか?」
酒井雄二「もちろん、今夜決行だ。陽一、いつものように警察へ予告状を頼む。それが終わったら作戦会議な。ヤス、先に奥へ行ってるぞ。(資料を持ち、奥の部屋へ行く)」
安岡優「はいはーい♪これで少しは楽しくなりそうだなvv(ウキウキ気分で奥の部屋へ)」
ナレーション「その頃警察では・・・・・」
村上てつや「(ミッドナイトシーフに関する資料を熱心に読んでいる)」
黒沢カオル「(村上の背後から)てつ、どう?なんかわかった?」
村上てつや「(後ろを振り向く)黒沢か。わかったよ、それとなくな。・・・それにしてもお前、予告状もらっておきながらこんなに逃がしてるのかよ。とろいところは、ホントあの頃から変わってないよなぁ。」
黒沢カオル「うるさいなぁ、ほっといてよ。(プンプン)・・・そういうてつだって、昔と全然変わってないじゃん、その意地悪な言い方。」
村上てつや「俺は永遠に少年の心を持ち続けるからねぇ〜お前の天然と一緒にすんな。」
黒沢カオル「ひどいなぁ、もう。(後ろを振り返る)・・・あれ?あのパソコン、メールが来てる・・・。まさか・・・・(村上の方を向いて)てつ!あのパソコンのメール開いて!!今すぐ!!」
村上てつや「・・・・・・・・・自分でや・・れないか・・・今までパソコン何台壊した?ん?・・・・って、おいコレまさか!!」
ナレーション「そのメールには、”今夜12時、金成美術館にある「誓いの指輪」をもらいに参上する。村上さん、あなたのお手並み、拝見させていただきますよ。〜ミッドナイトシーフ〜”・・・と書かれていた。」
黒沢カオル「やっぱり・・・あいつ等の予告状だ・・・。てつ、お前に宣戦布告してるぞ・・・。」
村上てつや「さすがに情報が早いな。・・・いいだろう、俺なりのやり方で捕まえてやる。夜中の12時まであと10時間弱・・・・黒沢、お前も手伝ってくれよ。2人で絶対ミッドナイトシーフを捕まえるぞ!」
黒沢カオル「ん〜・・・12時かぁ〜・・お肌荒れちゃうなぁ・・・・・」
村上てつや「お前は、奥様か!?」
黒沢カオル「う〜ん。違うとも言い切れないなぁ〜。(ダ〇ラ)」
村上てつや「・・・(否定してほしかったらしい)」
黒沢カオル「どうした?てつ」
村上てつや「いや、何でもない」
黒沢カオル「それより、はやく作戦考えよう。あと10時間しかないんだよ・・・。」
村上てつや「ああ・・・・あと10時間・・・・・・・ミッドナイトシーフ、絶対に捕まえてやるぞ!」
ナレーション「そしてかれこれ数時間。気がつけば夜の11時。予告時間の1時間前となっていた。美術館の前には、村上、黒沢をはじめ、たくさんの警官がいる。」
ト書き「その様子を近くの廃ビルからのぞいている酒井、北山、安岡の3人。今回北山はここから2人をナビゲートするらしく、テレビや無線装置など、さまざまな機材が置いてある。」
酒井雄二「(望遠鏡で見ている)あ〜・・・あれが村上って人だね。う〜ん、かなり手強そうな予感。」
安岡優「(同じく望遠鏡で)え〜、どこ?どこにいるのぉ?」
酒井雄二「ほら、黒沢さんのとなりにいる人ですよ。夜なのにサングラスをかけてる。」
北山陽一「2人とも、12時まで1時間切ったんですよ。準備は出来てるんですか!?」
酒井雄二「大丈夫。今すぐにでも行けます。そういう陽一こそ気を付けた方がいいですよ。この廃ビルは美術館から一番近いんだから、気付かれるのは時間の問題。逃げ道の確保を忘れないで下さいね。」
村上てつや「・・・もうすぐだな・・・・・・しかしなぜあいつらは俺が来たことを知ってるんだ・・・・?「村上さん」か・・・俺の役職(警部)は知らない・・・どこで仕入れた?この情報を・・・・・・・(1人呟く)」
黒沢カオル「てっちゃん、どうしてもお肌が心配だからパックしたまま張り込むね♪(あいかわらずの天然)」
村上てつや「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・てっちゃん、もう知らない・・・どうにでもしてぇ・・・・」
黒沢カオル「???????????」
北山陽一「(時計を見る)・・・時間だ」
酒井雄二「おっしゃー!!ヤス、行くぞ!!!」
安岡優「オッケー!!北山さん、行ってくるね☆」
ト書き「勢いよく飛び出して行く酒井と安岡。そんな2人を見届けたあと、北山は各機材のスイッチを入れた。」
北山陽一「(いくつかあるモニターの1つに、村上と黒沢の姿)さて・・・お手並み拝見といきましょうか・・・村上さん・・・・?」
村上てつや「っ・・・・(後ろを振り返る)・・・・・・・。(何なんだ、この感じは・・・。誰かに見られてる・・・・?まさか・・・そんな事は・・・・・)」
黒沢カオル「てつ、どうかした?もうすぐ12時だよ。指示を出さないと・・・・」
村上てつや「あっ・・・ああ、そうだな。・・・オホン。えー、これから各配置についてもらう。Aグループは「誓いの指輪」があるフロア、Bグループはフロア以外の建物内、CグループとDグループは外を頼む。・・・では、各自配置についてくれ。」
ト書き「村上の指示で各配置につく警官達。村上と黒沢は外に配置している。そしてついに・・・・・」
黒沢カオル「5・・・・4・・・・3・・・・2・・・・1・・・・・・・」
村上てつや「いけーーーーー!!」
酒井雄二「・・・思っていたよりいっぱい居ますね・・・警備員。」
安岡優「ホント。でも、このほうが楽しいよね♪」
北山陽一「(通信機から)雄二?ヤス?聞こえる?聞こえてたら応答して。」
安岡優「北山さん、聞こえてるよ。どうしたの?」
北山陽一「建物内にたくさん人いるでしょ?それ全員警察官だから気をつけて。」
酒井雄二「そんな事言ったって、すごい数だぞ。このままじゃ盗もうにも盗めないし・・・・一体どうすんだよ?」
安岡優「一瞬だけでも、他に注意の目を向けさせられたらなあ。」
村上てつや「・・・・・おい、黒沢(黒沢を引っ張り、他とは違う場所に移動)」
黒沢カオル「なに?てつ。 どこへ行くんだよ。 持ち場離れちゃまずいだろ?」
安岡優「ねえねえ、これ使っていい?(発光弾を手にしている。)」
酒井雄二「うーん、あまり騒ぎは大きくしたくないんですが、やむおえないでしょう。」
村上てつや「見られてる・・・くそ・・・・2人じゃないのか?」
黒沢カオル「どういう事なの!?てつ!!どこ行くのさ!!?」
村上てつや「やつら、どこかで俺たちの事監視してる。ミッドナイトシーフは2人組だと思っていたが、そこが大きな間違いだったんだ。少なくとも3人以上はいる・・・。そして、今回やつらが隠れているであろう場所は、ここだ!!(北山がいる廃ビルの前)」
北山陽一「(モニターを見ながら)・・・ばれちゃいましたか。やはり噂どおりの人ですね、村上てつや・・・。さあて、見つからないうちに逃げる準備をしますか。(各機材のスイッチを切っていく。そして、背中にハングライダーを装着。空から逃げるようだ・・・)」
安岡優「わあい!じゃあ、行くよ!それっ!(発光弾を壁に向かって投げつける)」
村上てつや「多分、もう逃げてるだろうがな・・・残骸があるかもしれない・・・・・悪いが、行ってみてくれ。俺はあっちが心配だ、まかせたぞ?」
黒沢カオル「う、うん。分かった。」
ト書き「分かれて行動する二人。」
効果音「(発光弾が転がって、黒沢の足元へ)コロコロ・・・。カチッ。」
(以下、ログ一部消失)
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