-ゴスドラマ過去ログ:14601-14700- |
安岡優「もちろん!絶対てつに追いついてやる。」 酒井雄二「(多少不安を残しつつも)俺だって負けませんよ!」 村上てつや「まぁそれは無理ってもんだな。だって俺、優秀だもん。」 黒沢カオル「俺は別に追いつかれてもいいんだけどなぁ〜・・・・・少しは頑張ろうっと。」 ナレーション「酒井、北山、安岡にもう迷いはなく、今では村上、黒沢と共に色々な事件を担当している。その後5人は数々の事件を解決し、警察きっての5人組として名を轟かせるようになった。」 効果音「ハイ!オッケーです!!」 安岡優「やっと終わったねぇ・・・・あー疲れた。ん〜〜(伸びをする)」 酒井雄二「ふ〜・・・疲れたぁ・・・。でも今回色々なことが出来ておもしろかったですな。」 北山陽一「次のお話でも考えますか?」 黒沢カオル「どんなお話がいいかな。」 村上てつや「酒井と北山が活躍するもの?」 北山陽一「そう来るのなら、やらせて貰いますよ?村上さん。」 村上てつや「・・・・・・・・・・・・・・安岡と酒井にしよう。」 北山陽一「なんでだよ、オイ!」 村上てつや「いや、ほら・・・・今回お前大活躍だったし、いいんじゃない?」 黒沢カオル「いっそのこと酒井に選んでもらえば?それとも、物語を決めてからどうするか考える?」 村上てつや「そうだなぁ・・・・・とりあえず案を出してもらうか。1人1つ、何かやりたいものを言ってくれ。」 安岡優「はいはーい!ホラー系やってみたーい。「学校の怪談」みたいなやつー。」 酒井雄二「なるほどー。たぶん、まだやってないジャンルですね、ホラーって。・・・・私は前にやった、「ドラクエ風の話」みたいなのをもう一度やってみたいですね。「RPG系」の話。」 黒沢カオル「俺は・・・そうだなぁ・・・・・とりあえず、「女装」と「変な役」にさえならなければ何でもいいや。」 北山陽一「それは言えてますね。(苦笑)僕は・・・久しぶりに「ファミコメ復活」なんていうのもいいかな?でも、進めるのが大変そうだなぁ・・・・話の内容を理解しにくそうだし・・・・・・てっちゃんは?何かやりたいのとかある?」 村上てつや「現実みあるのがいい。」 黒沢カオル「ファミコメかぁ、久々にいいね!!」 安岡優「今ふと思ったんだけど、前にやったゴスドラマの続きっていうか、第2話みたいなのをやるっていうのはどう?」 北山陽一「あー。例えば今の話だったら、僕達が無事警察の仲間入りをする事になって、その続きって感じですね?」 安岡優「そうそう。でね・・・酒井さんが猫になった話があったでしょ?あれね・・・けっこう好きだったんだけどぉ・・・(酒井をちらっと見て)どお?」 黒沢カオル「あぁ〜〜いいけど、設定を全部真似るわけ?結構入り組んでて大変だっただろう?」 村上てつや「俺とぉ黒沢が上で双子。大学生だっけ?ちゃう?で北山が真ん中で、安岡が下・・・・・で酒井が猫。いじめたくなる情けない猫。読み返してないから違うかもだけど、そういう簡単な設定だけ真似たら?」 北山陽一「それがいいかもね。」 安岡優「そう考えると・・・・前回の話で、僕演じる「優」から離れた酒井さん演じる猫の「雄二」は、また新たな人に拾われて、その家を幸せにする手伝いをする・・・・・こんなのでどう?」 黒沢カオル「いいと思うよ。・・・・設定はてつが言ってたのでいいよね?俺とてつが双子で大学生。北山が真ん中で・・・・高校?中学?・・・そうなったら安岡は、小学校高学年ぐらいかな?前回と一緒の幼稚園ぐらいにするわけにはいかないし・・・・・。」 村上てつや「・・・・・・・・・・・でもさ、酒井が遠くにいたらどうやって絡んでくるんだ?俺は、あんまり前のにこだわり過ぎないほうがいいと思うぞ?」 北山陽一「前回って確か・・・・「もっとたくさんの人を救わなきゃいけない」って言って、猫雄二がみんなの前からいなくなった・・・・・一定の人と話ができるっていうのは取っといて、話せる人や人物を多少変えればいいと思います。」 村上てつや「だからどうやってやっていくんだ?いなくなった・・・でも、ここからドラマを始めるわけだから絡んでこないと始まらないわけだろう?もっと沢山の人を救うっていう事はさ、はっきり言っちゃえばもうこの家族とは一緒にいないっていうことなんだろうしさ。」 安岡優「今度やるのは、また別の家族でいいんじゃないかな?・・・・前回の家族の前からいなくなった猫雄二は、また別の家族に拾われる。そこで、今度はこの家を救おうと決意した・・・・・これじゃあダメ?」 村上てつや「あぁ、それならいい感じだな。」 黒沢カオル「それで設定は・・・・俺とてつが双子で大学生。北山は・・・・前回高校生ぐらいだったから、今回は中学生にでもしてみる?中3の受験生なんてどう?安岡は・・・・中1ぐらいでいいかな?」 村上てつや「いいんじゃねぇの。・・・・そうそう、前回酒井と話出来たのは安岡だったから、今回は別の誰かが酒井と話出来る事にしろよ。前回と同じ奴が話せるのはちょっとって感じだしな・・・・・。」 安岡優「それなら北山さんでいいと思うよ。今回受験生だから悩み多いって感じだし。実は、年齢が離れている兄2人にもちょっと馴染めてないとか・・・・・そういうのもおもしろいかもね。」 村上てつや「それ、絵が浮かんできそう。俺と黒沢と安岡はわいわい楽しそうに飯食ってんのに、北山だけ黙々と食っていつの間にかいなくなってんの。・・・・それいいな。そうしよう。」 酒井雄二「あの・・・・リーダーの「酒井が猫、いじめたくなる情けない猫」っていうのがめちゃめちゃ気になるんですが・・・・北山も「それいいね」とか言ってるし・・・・」 ト書き「↑。「それがいいかもね」でした。」 北山陽一「ゴメン、そこは聞いてなかった・・・・。安心して。今回雄二と話せるのは僕だから僕がいじめる事はないし、黒沢さんとヤスがいじめるわけはないし。前回同様、ちょっかい出すのは村上さんだけですよ、きっと。・・・・それに、雄二が情けない猫だったら、話が上手く進まなくなります。前回と同じ、優秀な猫になりますよ。」 酒井雄二「ありがとう、北山。・・・・それじゃあ効果音さん、はじめてください。」 効果音「(はいよ!)カチコン!!」 ナレーション「ここはある中学校の通学路。そこに、これまでたくさんの人々を助けた不思議な猫雄二がいた。」 酒井雄二「ふにぃ〜。・・・・さて、今日はこのあたりで休みますかね。(遠くから中学生の声が聞こえてくる)ん・・・・もう下校の時間か。」 安岡優「あっ!猫がいる!(酒井に向かって走ってくる)・・・・陽一兄さん、猫だよ、猫。」 北山陽一「(遠くからゆっくり歩いてくる。手には教科書)優、うるさいぞ。たかがノラ猫だろ。・・・ブツブツ・・・・・・(教科書を覚えている様子)」 酒井雄二「(この男・・・・・今年受験のようだな)ニャア!ニャア!(たかがノラ猫とはなんだ!受験勉強でイライラしてるからって我輩に当たるな!当たるヒマがあったら勉強しろ!!)」 北山陽一「なにっ!?何でお前にそんな事言われなきゃいけないんだよっ!!」 安岡優「(ビクッ!!)陽一兄さん・・・誰に怒ってるの・・・・?」 北山陽一「・・・え?誰にって・・・。・・・疲れてるのかな、俺(雄二を見たあと溜息と共に呟く)」 酒井雄二「ニャア〜ニャア〜(陽一殿、あなたは疲れてなどないですよ。我輩の声は一定の人にしか聞こえませぬ。今我輩の声はあなたにだけ聞こえて、弟君には聞こえてないんです。)」 北山陽一「そんな事って・・・・・・・・・それよりお前・・・どうして俺の名前を・・・・・?」 酒井雄二「あまり堂々と我輩に尋ねないでください。怪しいと思われますよ。・・・・弟君の優殿が、さっきからあなたの事をそう呼んでます。ちなみに、我輩の名前は「ユウジ」と言いますのでよろしく。」 北山陽一「ユウジ・・・・・・・・・(つぶやく)」 安岡優「ユウジ・・・・?(北山の呟きを聞いていた)ユウジかぁ・・・・いい名前じゃん。ねぇ、陽一兄さん。この猫、うちで飼わない?何かやけになついてるしさ、いいだろ?」 北山陽一「えっ・・・?あ・・・うん・・・・・俺は別にいいけど・・・・・・とりあえず家に連れてって、てつ兄さんと薫兄さんに聞いてみよう。2人の許しも得ないと。」 村上てつや「うぉ〜い。(薫とバイト帰り)・・・・・なんだこの汚い猫は・・・・(つまみ上げ)・・・・うわっ、可愛くねー!(ぽいっ)」 北山陽一「わっと!!(村上の手から投げられたユウジを、何とかキャッチする)ふ〜ぅ、危なかったぁ〜。(小声で)大丈夫ですか、ユウジ。・・・・今あなたを投げたのがてつ兄さん。その後ろにいるのが薫兄さん。2人は双子なんだ。今は大学生。」 酒井雄二「助かったよ、陽一。・・・・まったく、陽一がキャッチしてなかったら、今頃大怪我してるとこだったよ。あの男、お前や優殿とは明らかに違う。生意気そうな感じがプンプンしてるぞ。」 黒沢カオル「てつ!ダメじゃん、あんな事して。可哀想だろ!(北山の方を見て)陽一、何ブツブツ言ってるんだ?猫の方は大丈夫だったか?」 村上てつや「猫は放り投げたって怪我なんかしねーの、そういう生き物なの。あぶなかったーなんてあせんなくていいんだって。たく、陽一も勉強ばっかしてないで、そういう事もわかっておけよなぁ〜」 黒沢カオル「へ〜落としてもちゃんと立つんだぁ・・猫ってすごいねぇ〜って、もしかして陽一・・・・飼うつもり?えぇっ?お、俺・・・喘息もちだよ?小さい頃猫拾ってきて、発作でて、結局飼えなかったんだよ!?今だって「ペット類はダメ」って言われてるのに・・・・・・・そ、そんなぁ・・・下宿先考えなきゃだよぉ・・・・・・」 村上てつや「そうそう、猫はそういう生き物なんだよ。くるって身体をして、ちゃんと立つ。それができねーのはよっぽど運動音痴の猫だな。可愛くねーし、薫は喘息だし、ほら陽一下ろせって帰るぞ。」 北山陽一「わかりましたよ。はい(と、優しく下ろす)」 酒井雄二「よっと。ありがとう、陽一。てつサンの言い分は不愉快ですが、喘息持ちの兄貴がいるんじゃ仕方ないですね。我輩の言葉をこんなにクリアに理解してくれる人間に、こんなにフィーリングが合う人間に会ったのは初めてだったのですが・・・我輩は気まぐれなネコ。放浪生活がお似合いだとお天道様も言っているのかな。」 北山陽一「でも……」 安岡優「僕が飼うよ。ちゃんと世話するから!」 黒沢カオル「うーん…それなら良いけど……でも、家の中にはなるべく連れ込まないでよ?」 安岡優「うん!約束する!」 村上てつや「ったく、薫は甘ぇなぁ。(ユウジに)おい、家ん中には入ってくんなよ。(おでこをツンツンと突っつく)」 酒井雄二「ウニャ!(人のおでこを突っつくな!)・・・ニャ!!(突っついてる村上の指をひっかく)」 村上てつや「いたっ!てめぇ、よくも引っ掻きやがったな!!」 北山陽一「ダメ!!(急いでユウジを抱き上げる)・・・・てつ兄さんがちょっかいなんか出すから引っ掻かれるんだ。自業自得。・・・・ユウジ、もう大丈夫だよ。兄さんなんかにちょっかいは出させないから。」 酒井雄二「ニャア〜(助かるぞ、陽一。このままだったら、体がいくつあっても足りん。)」 黒沢カオル「その猫、ユウジって名前なんだ。・・・・ユウジはすっかり陽一になついてるね。優の出番は無いかもしれないな。」 安岡優「え〜!そんなぁ〜・・・(泣)」 北山陽一「大丈夫だよ、優。俺は受験勉強で忙しいから、ほとんどお前が世話する事になるだろうし。(ふと自分の腕時計を見る)あー!!もうこんな時間!塾の時間に遅れちゃう。はい、優。(ユウジを渡す)それじゃあ、あとよろしくね。(急いでその場を去る)」 安岡優「また塾かぁ〜。陽一兄さん、最近勉強ばっかり。なんかピリピリしてるし・・・・・・」 村上てつや「仕方ねーだろ。あいつ今年受験なんだから。優だって、3年になったらサッカーどころじゃなくなるぞ。(ユウジに)お前もあんま邪魔すんなよ。」 安岡優「僕はいいんだもん。サッカー一筋で行くから。」 黒沢カオル「なるほど〜。そういう手もあるか。・・・・って、そんな話はここでしなくてもいいよ。俺達も帰ろう。」 安岡優「そうだね〜」 ナレーション「そう言うと、家へと帰っていく3人と1匹。彼等の家は一軒家。どこにでもある普通の二階建住宅である。」 安岡優「ただいま〜・」 黒沢カオル「おかえり〜・・・って自分で言うのもなんだよな。」 安岡優「お腹すいたぁ〜・・・ユウジも僕と一緒に何か食べようか〜♪ね、ユウジ☆(ユウジの喉元をなでながら)」 酒井雄二「ニャ〜♪(腹減った腹減った)」 安岡優「そうだなぁ〜・・・」 効果音「ガサゴソガサゴソ・・・・・・」 村上てつや「あ、こんなところに!薫、これ食べちゃっていいか?」 黒沢カオル「それ賞味期限切れてるでしょ〜捨てるんだからだめぇ〜何か作るから待っててよ。う〜ん・・・ゆーじは何食べるんだろ・・・・・・・こら、擦り寄るなってばぁ、俺は動物ダメなの・・・なんかゆーじっててつに似てる・・・・・」 酒井雄二「ニャ〜?(なんですとっ?!)」 村上てつや「俺が、こんな猫に似てるだと?!どこが似てるんだよ?!言ってみろ!!」 黒沢カオル「強がってるけど、実は寂しがり屋。んで、こんな風に擦り寄ってくるとこ。優、ユウジそっちに連れてって。」 安岡優「は〜い。ユウジ、こっちおいで。薫兄さんが困るから。(リビングに向かって歩き出す)」 村上てつや「俺をこんな可愛くねー猫と一緒にすんな!!(ユウジに)ほら、そっち行け。(足でリビングの方へやる)」 酒井雄二「ンニャ!!(何するんですか!このぉ!!・・・・っと、今は陽一がいないから我慢ガマン。我輩の言葉を代弁してくれる陽一がいないと、引っ掻いたところで余計痛い目を見るだけだ。)(トコトコとリビングの方に歩いていく)」 |
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