-ゴスドラマ過去ログ:16801-16900-
黒沢カオル「やすならだいじょうぶだよ。」
安岡優「うん・・・ありがと、黒ぽん!」
北山陽一「(黒沢、安岡の様子を見て)(この二人が村上くんの傍にいるなら大丈夫でしょう!)」
ナレーション「その頃、5時限目まで講義のない村上は大学を出て図書館へと向かっていた。そして偶然図書館から出てきた酒井が村上に気付いた。」
村上てつや「(ぁ〜あ…この前貸し出し中になってた本戻ってるかな…。誰も借りねぇだろって思ってたのになぁ…。誰だよ、厄除け詩集借りてったの…そういや、"お寺なぜなぜ辞典"っての見付けたけど、誰が借りるんだろうな…あの本。)」
酒井雄二「(ほほ〜う・・・結構本を読んでるんですな、感心感心・・・)やぁ村上君!君も図書館に来たのかい??」
村上てつや「あれ・・・?酒井先生??先生も図書館ですか・・・?」
酒井雄二「今出てきたところですぐに大学に戻らなきゃいけないんだ!ゆっくり本でも読んでいきなさいね!」
村上てつや「へ〜い・・(あー厄除け詩集」
ナレーション「詩集を探す村上」
酒井雄二「なにを読むんだ?」
村上てつや「・・・・・・詩集・・・・・・」
酒井雄二「どんなの読むの?」
村上てつや「いや、先生大学戻らなきゃいけないんでしょ・・・?何やってんですか?」
酒井雄二「おっといけない。忘れていたよ、ありがとう村上君。それでは勉学にいそしみたまえ。」
村上てつや「はい〜。(なんだったんだ・・・)」
ナレーション「目当ての詩集を探し始める村上。」
村上てつや「(ねぇ〜なぁぁぁあ〜っと。おっあった!!やっと読める。)」
ト書き「手近な椅子に座り、カバーケースを外すと、本を広げ、文字に目を滑らせる。」
村上てつや「(世の中おもしれぇ本があるもんだ・・・。厄除け詩集も馬鹿になんねぇなぁ・・・!笑)ふ?世界のさまざまな呪い・病気・霊力・知力??すげぇ〜こんなにいろいろあんのかぁ・・・(驚)」
ト書き「ふと、本の表紙を見ると、別な題名が刻まれている。…どうやら、ケースは『厄除け詩集』だったが、中身は別物だったようだ。」
村上てつや「(ん?誰だよ間違えて入れたの。ってなんだこりゃ。)」
酒井雄二「(あぁ〜!サトラレってばあんな本を!マズイ...。)」
村上てつや「(字ぃちっせぇなぁ〜。詩集ってこんなに字、小さいモンだっけか?)・・・なんだコリャ?・・・(目を凝らしてよく見ようとする)」
ナレーション「酒井の不安もむなしく、その本には間違いなくサトラレの文字が入っている。村上がそれに気づかぬ事を酒井は祈り続けた。」
村上てつや「(ちぃせ〜・・・。にしても良く読むとものすごい病気とかあるんだなぁ・・・。ん・・・?これって・・・)」
ナレーション「村上が手を止めたそのページには、サトラレの説明が書いてあった。」
村上てつや「(サトラレって、この間黒沢達が話してたことだよなぁ・・・。なんであいつらこんなこと・・・。にしてもサトラレなんて絶対なりたくねぇよな・・・)」
酒井雄二「(・・・・・・・・・・まずい・・・・)」
一般人(女)「ねぇお兄ちゃん、ここ図書館だから、本を読むときは静かにしてなきゃだめだよ??お兄ちゃんだけ声だしてるよ??」
村上てつや「・・・は?(俺しゃべってたっけ・・・?)」
酒井雄二「(ひゅおおおおお〜まずい!!!)あれ?村上くんまだいたの?偉いねぇ〜!大学の講義もそろそろ終わるよ!」
村上てつや「酒井先生・・・・そうですか、それじゃ俺も帰ります・・・。」
酒井雄二「はい、さよ〜なら〜。(危なかった・・・。)」
村上てつや「(帰りながら)……はぁ〜。(あの子、何だったんだ?・・・・・この本も借りてきちまったし・・・・。)」
ト書き「一般人(女)の言葉がひっかかっているらしく、本の背表紙を見ながら村上は首を傾げた。」
佐々木真里「あれ?村上君…?」
村上てつや「あぁ、真里ちゃん。(さっきのこと話してみようかなぁ〜)あのさぁ、さっき図書館で変な女に静かにしろって言われたんだよ。何もしゃべってねぇのにだよ!どうしてだろ?」
佐々木真里「えっ・・・!?(どうしよう・・・何て答えたらいいの・・・!?)」
村上てつや「どうしたの真里ちゃん?」
佐々木真里「……。(よ〜し、こうなったら!)村上くん、次の休みにみんなで遊びに行かない?黒沢くんたちも誘ってね♪…行こっ!」
村上てつや「真里ちゃんっっ!本当に?!行く行く行くーーっ!(やった!真里ちゃんから誘われた!)」
佐々木真里「(よかったぁ〜。なんとか誤魔化せたみたいね)どこに行こっかぁ〜?!」
村上てつや「真里ちゃんと一緒ならどこでもいいよ、俺。(真里ちゃんとデートだよ!これで真里ちゃんは俺のもの♪)」
佐々木真里「(え?それはちょっと・・・)村上くん、黒沢くん達も誘って(強調して)みんなで行きましょう!(^^)(にこっ)」
村上てつや「(なんだよ、黒沢たちも一緒かよ)」
黒沢カオル「ねぇねぇ、なに楽しそうな話ししてるのぉ〜?俺も混ぜて〜♪」
村上てつや「(黒沢!・・・真里ちゃんと二人で話していたのに)むぅ〜・・・。」
佐々木真里「みんなでどこか遊びにいこうっていってたとこなんです。(あぶなかった〜と目で合図)」
黒沢カオル「いいねー♪海がいいな〜。うみうみぃ」
ナレーション「黒ポン、天然…。」
村上てつや「(海か〜。真里ちゃんの水着姿がみれるじゃん!ラッキー♪)」
佐々木真里「(なにいってるんだろう・・・)他のところは????」
黒沢カオル「えぇ〜〜〜!!海だめなのぉ〜〜!!海がいい〜!海行こうぉ〜よぉ〜!(叫)」
佐々木真里「〜〜〜。(村上くんの下心が丸見えなんだけど)。。。そうね、このごろ暑いし、海に行こっか。」
黒沢カオル「やったぁ〜!海だぁ〜〜!!なに着てこよっかなぁ〜♪」
北山陽一「(低音で)みなさん、楽しそうですねぇ。海ですかぁ〜、僕も行きたいですねぇ〜。(真里に小声で)雄二からサトラレということが、バレそうと聞いて来たんですけど。真里のおかげで大丈夫そうですね。(ニッコリ)」
佐々木真里「先生・・・・(小声で)先生、先生達も来てくれませんか・・・?これ以上ごまかすのはちょっと無理だし、何かあると困るので・・・・・・」
北山陽一「う〜ん・・・・。そうですね・・・。海なんて久しぶりですし。雄二の予定も聞いておきましょう。」
村上てつや「誰さそうワケ????」
佐々木真里「えっっと・・・ほら!友達は多い方が楽しいでしょ!?ね? ヤス君や、酒井先生も都合がつけばいいなぁ!!ね!!(ソフトに・・・ソフトに・・・)」
村上てつや「なんで先生なんか誘うわけ?別に交流なんてねーじゃん。」
黒沢カオル「(あっ!なるほど!)てつ、いくらなんでもそれは無いんじゃない?てつってばいっつも寝ようとして先生達に迷惑かけてるんだから。こういう時にも先生いないと、何するかわかんないじゃん。」
安岡優「(後ろからにゅっと出てきて)黒ぽんや真里さんは北山先生、酒井先生と結構交流あるんだから、一緒に行ったっていいじゃない?・・・それとも何?先生がいちゃマズイ事でもあるの?(悪魔な微笑み←これでホントに村上と友達になれるのかねぇ・・・・)」
村上てつや「それは・・・べつにねぇけど。(こういう切り替えしできたかっ!)」
安岡優「それなら別にいいじゃん、先生達が来ても。・・・黒ぽん、もちろん僕も行くからね☆」
黒沢カオル「うん!ヤスも一緒に行こう!わぁ〜い!どんな水着はいてこうかなぁ〜。」
村上てつや「しかたねぇなぁ。(ま、先生が来ても真里ちゃんの水着姿が見られるし、いっか♪)」
佐々木真里「(・・・どうしても私の水着姿が見たいようね・・・分かったわよっ!こうなったらビキニ着るわっ!(キレ気味に))」
ナレーション「そして、当日。」
酒井雄二「いやぁ〜!いい天気で良かったですなぁ〜!絶好の海日和!」
村上てつや「いい天気だぜ!!(水着♪真里ちゃんの水着♪早く見たいぞォォ!!)」
ゴスペラーズ「黒&安)ひゃっほーーー!!女の子ぉ〜〜水着の女の子ぉぉ!!」
佐々木真里「おまたせ☆(ビキニ姿で登場!)」
村上てつや「(うわ〜〜〜、最高の目の保養だぜ!!)」
安岡優「(真里には目もくれない)うひゃー、あの子かわいいぃぃvvねー彼女ぉ〜どこからきたのぉ〜!?」
黒沢カオル「やす〜〜〜〜〜〜〜〜」
村上てつや「(さすがに海は美女が多いな〜・・・)黒沢、変なのにひっかけられんなよ?」
黒沢カオル「だいじょぶだよぉ〜!!なんで俺なのさ!」
北山陽一「(真里をじっと見て)真里もかわいいですね。このまま、さらってしまいたいくらいですよ。(ニコッ)」
佐々木真里「えっ!?(真っ赤)そんな先生からかわないでくださいよ。本気にしちゃうじゃないですか!」
酒井雄二「………良い天気なのに…今、精神的に恐ろしく、寒くなったぞ。…やれやれ。さらうなら…それ相応の手段でどーぞ。止めんから。」
北山陽一「(酒井は無視し)本気にしてくれていいよ。(真里の耳元で)次に来る時は2人っきりで来ましょうか…?」
酒井雄二「(同じく北山を無視し)…あ、イカ焼き売ってら。奢るぞ!喰うやつ挙手!」
村上てつや「(酒井の言葉なんか聞いちゃいねぇー(笑))・・・・・・・・・・・(なんだよー・・・俺の時なんかうざったそうにするだけなのにぃ〜・・・・はぁ・・・ダメかも・・・)←浮き沈みが激しい。」
黒沢カオル「ハイハイ!!酒井さん!俺イカ食べます!!もちろんてつも食べるよね!?」
村上てつや「お、おう!←ちょっとやけ気味」
酒井雄二「よし!じゃあ3つだな!他に居ないな?!買ってくるぞ!(勢いよく買いに走る)」
村上てつや「にしても海なんて・・・始めてきたなぁ・・・。なんか、見てるだけで充分なもんだな。」
黒沢カオル「てつ、海初めてなのぉ〜!珍しいねぇ〜!」
安岡優「え?村上海初めてなの・・・?外からだけじゃなくて泳いで海の中をみると最高にきれいだよ!黒ポンも一緒に3人で泳がない?!」
黒沢カオル「(目がキラキラ)ねえ、てつも泳ぐよね??」
村上てつや「あぁ。(はぁ〜真里ちゃん、こっちに来てくんねぇかなぁ〜。あんな北山なんかに・・・!)」
黒沢カオル「うぅぅ〜〜〜ん、真里ちゃ〜ん!こっちに来て、俺たちと泳ごうよぅ!」
佐々木真里「(黒沢の声は聞こえない)・・・先生・・・・。(北山の低音にやられ気味)」
村上てつや「・・・・いい・・俺、焼くわ・・・・・」
黒沢カオル「え」
ト書き「失恋した高校生のように海に向かって、「バカヤロー!!!!!」と叫ぶ村上。」
酒井雄二「(あん?なんでいきなり叫んでんだ??)お〜い!イか焼き買ってきたぞ〜!!」
ナレーション「そこに2人の姿はもうなかった」
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