-ゴスドラマ過去ログ:17201-17300-
黒沢カオル「あとね〜。恋愛絡めないとダメな人って、多いの?男視点の恋愛の歌歌ってる俺らの言う事じゃないけど。…真理さん、架空の話の中と言えど、安岡以外全員といちゃいちゃしてるんだよね。」
安岡優「なんか、それって、真里さんが僕のこと好きじゃないみたいだ・・・。あぁ、普通にへこんだぁ・・・。」
ナレーション「シンプルな冒険活劇でいきますか?」
北山陽一「そうですね。今回はそれでいきましょう。」
安岡優「ラジャ〜、僕幽霊がいいかんね。幽霊♪」
村上てつや「しつこいなー。やりたいなら勝手にやれっつーの。・・・・それなら、安岡守ろうとしてるのは北山、お前がやれ。」
北山陽一「えっ・・・?僕・・ですか?またどうして・・・・。」
村上てつや「う〜ん・・・なんとなくこういうのって黒沢って感じがするけど、たまには違う奴って思ってさ。北山も、イメージ的には悪霊倒すの手伝ってそうだし。そういうのを裏切ってみた方が・・・と思って。も一つ言うと、年少コンビが組んでるとこを・・・・とも思ったから。」
安岡優「わ〜い☆北山さんが僕の事守ってくれるぅ〜。いいでしょ?北山さん。(上目遣いでお願い)」
北山陽一「うっ・・・・い、いいですよ・・・それで。・・・それなら僕は、普通の人だけど霊感が異常にあって、幽霊であるヤスの事を弟みたいに可愛がってる。ある意味、今回の騒動に捲き込まれたっぽい人。こんな感じですかね?」
村上てつや「オッケーオッケー。・・・あとは、悪霊退治を頼まれた2人組みとなんか知らんうちに捲き込まれた奴。で、残ってんのは俺と黒沢と酒井だな。・・・どうする?」
酒井雄二「我輩、悪霊退治がしたいっす」
黒沢カオル「あ、俺も悪霊退治したい!」
村上てつや「カントリーローーーード!!!!!!!!!!!!(耳をすませば)」
安岡優「(おいおい^^;)あ、じゃぁさ!ゴーストバスターズなんかどうかな?」
黒沢カオル「それいいねぇ(嬉)」
酒井雄二「黒沢さんが悪霊退治・・・するつもりが幽霊と仲良くなってそうですね。」
北山陽一「うん。いんじゃないですかね?ヤスが幽霊なら誰とでも仲良くなりそうだし。(苦笑)ゴーストバスターズ、賛成ですよ。」
安岡優「ありがとう北山さーんっ!!(ヤングスマイル!)」
村上てつや「ふぅ・・・・・」
黒沢カオル「それじゃ、残ってる役は村上?幽霊騒動に、巻き込まれた人。……物件見に来たら、そこにいた幽霊とはち合わせってトコかなぁ、無難なの。」
酒井雄二「いしょっしゃぁ〜決まりだ!始めてくれや、ナレ!」
ナレーション「イエッサァ〜!私の酒井さんの頼みならはりきってやりますよォ!ではいきます!よ〜い、スタートッ!!(カチコン♪)」
村上てつや「(地図とにらめっこ)・・・・・・この近くのはずなんだけどなぁ〜。あの不動産屋、こんな簡単な地図しか渡さないで・・・・・(ぶつぶつ)」
酒井雄二「今回の依頼はこのあたりのはずなんだが・・・・・黒沢さん、見つかりましたか?依頼人の家。」
黒沢カオル「酒井〜俺が方向音痴なの知ってるだろ?俺に聞くなって。・・・でも、早く行かないと夜になってまた被害が出ちゃう・・・・・。」
酒井雄二「そう思うんだったら、さっさと依頼人の家を見つけてください。我輩だって方向音痴なんだから・・・・・。(前方に村上の姿を見つけて)あっ、あの人に聞いてみましょう。すいませ〜ん!!(村上に駆け寄る)」
村上てつや「(おっ、丁度いいや。あのバケモノ屋敷がどこにあるか聞いてみよ)すいません、小林さんの豪邸がこの辺にあるはずなんすけどご存知ですか?」
黒沢カオル「(なんかかっこいいなあ。この人。よし!)ぼ、僕方向音痴なんで・・。わかんないんです。(かわいらしい声で)」
村上てつや「(っ!か、かわいい)あ、す・・すみません。じゃあ、横のやつは?」
酒井雄二「よ、横のやつとは失礼な!僕も方向音痴なんです!」
村上てつや「…これ、一応、地図なんスけどね?…これ見て、判りませんか?」
酒井雄二「あっ・・・・黒沢さん、ちょっと来てください。」
黒沢カオル「何?」
酒井雄二「この地図の場所、依頼主の人が言ってた幽霊屋敷です。」
黒沢カオル「えっ!?なんであの人がその場所を探してんの?(村上をチラッと見て)・・・見た感じ、同業者ではないよね。」
酒井雄二「違うと思いますよ。「霊が見えてます」って感じの人ではないですし。とりあえず、依頼主の家まで一緒に連れていきましょう。(村上の方を向いて)俺達が行きたい場所も、あなたが行きたい場所の近くなんで一緒に行きませんか?」
村上てつや「別に構いませんけど。・・・っていっても、お互い迷ってるっぽいですよね。これからどうしましょう?」
ト書き「すっかり立往生してしまった3人。とその時、地域の住人らしき男が横を通り過ぎる。年齢は20歳に行くか行かないかぐらい。黒ぶち眼鏡をしてて、頭はよさそうだが、ちょっと暗めの男だった。」
黒沢カオル「あの人に聞いてみよう!すいませ〜ん。」
北山陽一「(振り向く)はい、なんですか?」
黒沢カオル「会長さんの家はどこですか?僕等、会長さんにある頼まれ事をされて来たんですけど、家がわかんなくて・・・・。」
北山陽一「頼まれ事・・・・(悲しい顔)・・・そうですか。会長の家は、すぐそこの十字路を右に曲がったとこです。」
村上てつや「(なんだコイツ。くれー奴だなぁ。)・・・俺、この場所に行きたいんだけど。わかるか?(地図を見せる)」
北山陽一「(地図を見る)・・・この場所は会長の家のすぐ裏ですけど、決して行かないでください。とくにあなたみたいな好奇心だけの人はね。(黒沢に)あなたも会長からの依頼を受けないでください。お願いですから。」
村上てつや「なんで行っちゃダメなんだよ!!どこへ行こうと俺の勝手だろ!?会って数分もたたないてめぇに言われる筋合いはねぇ!!」
酒井雄二「落ち着いてください!!(北山に)・・・すいませんけど、俺達を会長さんの家まで案内してもらえませんか?」
北山陽一「・・・いいですよ、別に。(悲しい顔のまま、ちょっとイヤそうな雰囲気を出す)」
酒井雄二「(北山の表情の変化を見て)・・・・・・・(俺達が受けた依頼内容を知ってるような素振り、それにあの表情・・・・何者なんだ?この男。)・・・・あなたはどうしますか?俺達と一緒に行きます?(村上に尋ねる)」
村上てつや「俺、会長って人に用事ないから先行くわ。(北山に向かって)それから、あの家は今日から俺が借りたんだ。お前に文句言われる筋合いはない。文句があるなら俺にあの家を貸した不動産屋に言うんだな。じゃあな。」
黒沢カオル「あっ・・・・行っちゃった・・・。」
酒井雄二「あ。」
ナレーション「寂しそうな黒沢。理由はできるなら知りたくない(笑)さて、会長の家に案内されていく2人を待っていた依頼とは・・・・」
酒井雄二「幽霊・・・・?」
黒沢カオル「だね・・・」
北山陽一「優・・・優・・出てきて・・・やばいことになったよ」
ト書き「黒沢と酒井を会長の家まで送った北山は、村上にみつからないように幽霊屋敷の中へと忍び込んでいた。」
北山陽一「優・・・早く出てきて・・・・。この家が人手に渡っちゃって、しかも会長が、悪霊を退治するような人達を呼んじゃったんだ・・・・。このままじゃ優が・・・・・・・(静かに涙を流す)」
安岡優「(北山の前に出てきて)僕は大丈夫。ここで悪い事をしてるのは僕じゃないし。家の人に見つかりさえしなかったら、またあいつ等が追い出してくれるよ。」
北山陽一「でも・・・悪霊を退治する人達がここに押し寄せたら・・・・優もあいつ等と一緒に・・・・・・・・・・・(泣)」
安岡優「心配しないで。今までそういう人達たくさん来たけど、みんなやられちゃってたじゃん。今度も対した事ないよ、きっと。・・・・(目を閉じ神経を研ぎ澄ます)・・・そろそろあいつ等が騒ぎ出す。早くここを出た方がいいよ。」
北山陽一「・・・・・・・・・・・・・・・(涙)」
ナレーション「その頃黒沢と酒井は、会長から依頼内容について詳しく聞いていた。」
酒井雄二「というと、裏の屋敷に悪霊が住み付いててそいつ等を退治してほしいと、そういう事ですね?」
マネージャー竹内「(依頼人の会長さん)はい。最初はその屋敷の中が被害に遭うだけだったんですけど、近頃付近の家にまで出没して被害が出てしまって・・・・。私の家にも毎晩大体決まった時間に来て、ポルターなんとかってヤツですか?それがおこって・・・・もうおちおち寝てられないんです。」
酒井雄二「はぁ〜…。ポルターガイストですか。……あの、一応参考までに。近くに、小さなお子さんや、女性の方は住んでいらっしゃいますか?」
黒沢カオル「あの、ポルターガイストって、騒がしい霊って事なんですけど。原因は霊だけって訳じゃないんで。…その参考に。」
マネージャー竹内「いえ住んでませんけど」
酒井雄二「分かりました・・それではさっそく取り掛かりましょう」
黒沢カオル「僕達に任せてください。」
マネージャー竹内「おねがいします。」
ト書き「屋敷へと移動する」
黒沢カオル「ここですね・・・(中に入る)・・・」
酒井雄二「よっしゃあ〜〜〜〜、準備オッケ!それではスイッチをポチっとな」
黒沢カオル「うわぁ!ちょっと.....!」
効果音「うぃ〜〜〜〜ん・・・ぶひょ〜〜〜〜お(幽霊を吸い込み中)」
安岡優「っつ・・・やば・・・吸い込まれちゃう・・・誰か・・たす・・け・・て」
北山陽一「(やっぱり心配だ…様子を見に戻ろう…)…優……っ!?貴方達、何してるんですか?!」
酒井雄二「何だ、君は?」
北山陽一「うっ・・・それより今すぐそれを止めてください・・・お願いです・・でないと・・・優が・・」
安岡優「うわぁぁっ!!(吸い込まれた)」
北山陽一「優っ!!止めて、早く止めて!・・・今すぐ出してあげるから」
酒井雄二「つっても・・・まだ終わってないし・・・・・・・(ぎゅいーん)」
北山陽一「いいから!!早く止めて下さい!!」
酒井雄二「はぁ?何言ってんるだい?(吸い込みほぼ終わり)」
黒沢カオル「酒井、一旦止めてあげなって。この人の話も聞こうよ・・・・って、あれ?君、さっき会長の家まで案内してくれた人?」
酒井雄二「(がーって吸ってる)っしゃ、終了ぉ〜〜で、なんです?」
北山陽一「優っ!!貸して下さい!(吸い込み機をとりあげ思いっきり上から投げ落とした)」
ト書き「吸い込み機はバラバラになり、中から安岡も含め吸い込んだ幽霊達がいっせいに出てくる。」
村上てつや「チッ!うるせぇな何の騒ぎで・・・何やってんすかあなたたち!!人の家で・・・って・・・うわっ!(村上の開けた扉から幽霊が一斉に飛び散った)」
酒井雄二「しまった!!」
村上てつや「…なに…?おい!あんたら、何やってんだ!」
酒井雄二「(ニヤリ)・・・・その説明をしている暇はなさそうですね。死にたくなかったら言う通りにしてください・・・・・。」
ト書き「あたりを見まわすと、時計やテーブル、はさみなど、家の中の物ほとんどがプカプカと宙に浮いている。」
酒井雄二「フッ・・・・いい加減姿を見せたらどうですか?どうせ俺達にはあんたの姿は丸見えなんだ。・・・それとも、姿を見せないで人を襲うほどの弱虫なのかい?」
ト書き「酒井の言葉が終わるやいなや、彼めがけてお皿が飛んでくる。それをすんでの所でかわす酒井。」
DJバリ"K"〜ん「(ここのボス幽霊)いきなり人の事を吸い込んだ若造がえらそうに。お前等で5組目だ、俺達を倒しにきたのは。どうせ今までの奴等と変わんねーんだろうけど、まぁいい。お前等の魂も頂いてやる。」
黒沢カオル「若いからってなめてると、痛い目見るよ!!」
DJバリ"K"〜ん「道具もないお前等に何ができるかな?・・・・優!いつまでも人間と一緒にいないでさっさとこっち来い!!わかっただろ!?人間は敵なんだ!!」
安岡優「違う・・・そんな事ない・・・・・だって・・・・だって北山さんは・・・いつも優しくて・・僕の心配をしてくれて・・・・さっきだって僕を助けてくれて・・・・・・・・(ガタガタ震えながら必死に話す)」
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