-ゴスドラマ過去ログ:18401-18500-
北山陽一「うっ……うぅう……」
安岡優「北山さんが苦しんでる・・・・・・酒井さん、黒沢さん、早くお願い。(涙)」
黒沢カオル「茶化してる場合じゃないね。えっと甲が眠った後…乙は…ヤスになるのかな。ヤスと、陽一に…一定の波動を当て続けて、二人をこれから酒井と俺を中継地点替わりにして霊的にリンクさせる。脳の記憶はあやふやだけど魂には確実に記憶されてる筈だから。そこまで誘導する。後は、二人の結果待ち。」
安岡優「僕北山さんのためにがんばる!」
酒井雄二「じゃ、始めますか!」
黒沢カオル「まずヤス……じゃなかった優君は北山さんの手を握って。」
安岡優「うん!!分かった。。。」
黒沢カオル「酒井は北山さんの額に片手を当てて。」
酒井雄二「はい!」
黒沢カオル「優くんの額を僕が当てて、ここで僕と酒井が手を繋ぐんだけど、やり方変えて……。酒井と僕の間に村上入って。」
村上てつや「おっ俺が?」
黒沢カオル「そう。いいから早く!これ以上モタモタしてたら、酒井が言ったように本当に出れなくなるよ。」
村上てつや「それは困る!!」
黒沢カオル「じゃあ、はじめるよ?」
ト書き「ふぅ、と溜め息を吐いて、心臓の鼓動にも似た律動で力を当て続ける二人。徐々に二つの差違の間隔が短くなるも、中々それは重ならない。」
黒沢カオル「なかなか同調(シンクロ)しないなぁ。………そうだ!優君、君のネックレスを君と北山さんで繋いでる手の間に入れてもう一度握り直して!」
安岡優「うん!!…こういう風に?」
村上てつや「おわっ!?体に電流が走ったぞ!……あ゛〜〜〜!!俺の髪がっ俺の髪ぃぃぃ〜(涙)」
酒井雄二「そんな事言ってる場合じゃないでしょうに・・・・。・・・だいぶ同調してきました。でもまだ・・・・・・・」
安岡優「何かものたらないの??」
酒井雄二「そういうわけじゃないんですけどね…。」
黒沢カオル「完全に同調してくれないとダメなんだよ。それにはまだ・・・・って事。」
酒井雄二「・・・・。」
村上てつや「………誰か一発芸やれよ。全員でウケたら完全に同調するだろ?酒井ダメかぁ?この案は。(一応さっきの件があったので酒井に聞いてみる)」
酒井雄二「その手にはのりません(きっぱり!)」
村上てつや「チッ、ひっからなかったか。」
安岡優「同調させるならやっぱりうたでしょ!全員のハーモニー合わせるのも気持ちがひとつじゃないとできないしね。………ねぇ、酒井さぁん。(やっぱり酒井に聞いてみる)」
村上てつや「北山はどうすんだ?」
安岡優「寝てても寝言で唄ってくれるよ、北山さんは。ね。酒井さん、ダメ?」
酒井雄二「う〜ん・・・・。やってみますか。うまくいくかもしれない。」
黒沢カオル「酒井の許可がでたから唄いますか!皆は何歌いたい?持ち歌じゃなくてもいいよ。」
ゴスペラーズ「う〜〜〜〜〜〜〜〜ん」
ナレーション「やっぱ、そこはPrmiseでしょう?」
安岡優「(こそっと)ナレさん、スペル間違ってるよ。」
ナレーション「あ、すいません、Promiseですよね。」
黒沢カオル「僕的には北山さんと優くんの同調だから『月光』あたりがいいんじゃないか?」
村上てつや「じゃ、月光にすっか?(安岡の方を見る)」
酒井雄二「ちょっちょとまってください!いくら寝言で唄ってくれるからってそこまで歌えるんですか!?」
安岡優「・・・・・無理だね。北山さんはベースじゃないとダメかぁ。」
黒沢カオル「いわれてみればそうだね・・・ナレさんの提案通り、Promiseにする?」
安岡優「うん、それだったら絶対大丈夫!」
黒沢カオル「あーーこっほん。ん〜〜(発声中)」
酒井雄二「つか。通常音取りの人間が寝てて良いンですかねー。…ま、それが原因で失敗しても、また何か案を考えますか。」
北山陽一「ボンボンボン〜フフフフフーン♪OKです。(すごい寝言の北山)」
村上てつや「……………酒井………北山寝てるんだよな?」
酒井雄二「のはずですが………。音取りしてますね(汗)」
村上てつや「おい!北山!“ハ〜ァア〜ア♪感じてるオイェェ♪”の続きは?」
北山陽一「いつでもどこでも♪…………グゥ〜zzzzz」
村上てつや「・・・・・おい!!マジでねてんのか??ホントは起きてんじゃね〜の??」
酒井雄二「おかしいなぁ。寝てるはずなんですが………。」
北山陽一「…もう食べれませんよ…」
ゴスペラーズ「(北山以外)何が??????(総ツッコミ!)」
北山陽一「んん??」
黒沢カオル「・・・・寝言だったみたいだね。もうなんでもいいから早くやろう。」
酒井雄二「ここはもう、北山さんは”歌うたいとしての本能”で歌ってるって事で、皆さんには割り切って進めてもらいましょう。・・・・いきますよ!」
ト書き「何とか、先程北山が寝言で出した音で各自音を確認すると、ブレスを合わせ歌い出す」
ナレーション「〜ワンコーラス目終了〜」
北山陽一「いいんじゃないですか・・・・?」
村上てつや「うお!起きた!」
安岡優「起きた…?寝言ですよ、また…。」
黒沢カオル「酒井ぃ、俺北山が怖いよ………(T−T)」
酒井雄二「Me,too」
安岡優「I think so」
村上てつや「俺、北山が気になって真剣に歌えねぇよ!!本当に起こしちゃだめか?」
酒井雄二「ダメですよ。俺も気にならないとは言えませんけど…。」
黒沢カオル「ねえねえ酒井、そんなこと どうでもいいじゃん?早く出ないとヤバイんじゃないの?」
酒井雄二「そんなことどうでもいい・・・・・・」
安岡優「(酒井の落ち込みをよそに)あ〜!!今北山さんとリンクした!考えてる事が手に取るように分かるよ!!」
村上てつや「マジかよぉ〜〜〜!?」
ト書き「安岡の頭の中に北山の見ている「モノ」が入り込んできた。それを見た瞬間不思議な感覚に襲われる安岡。」
村上てつや「・・・・・・おい!(安岡の顔の前で手を上下させる)」
安岡優「・・・・ハッ!!ご、ごめん。でも、なんとか完全に同調したみたい。」
酒井雄二「(独り言:あんな皆が同調できたかできなかったかの状態でよくリンクできたものだ(汗) )これならここから脱出できますね。」
安岡優「うん!これなら大丈夫!いっくよー!」
ト書き「急激に渦に飲み込まれる5人」
村上てつや「……元の世界に戻ったのか?」
酒井雄二「そうみたいですね。」
黒沢カオル「よかったぁ〜〜〜〜〜」
北山陽一「う・・・うん・・・?」
安岡優「あ、北山さん!(北山に駆け寄る)・・・大丈夫?」
北山陽一「(まだ寝言で)この曲は僕が歌うの♪・・・Zzzz・・・」
村上てつや「(北山を見て)幸せなヤツ!俺なんか記憶の中の出来事だったのに、本体に帰ってきても髪がチリチリになったままだぜ!!………黒沢回復させて(泣)」
黒沢カオル「・・・・え?じゃあ・・・「永遠に」頃の俺の髪型にしてみる〜?(楽しそうに)」
ゴスペラーズ「・・・・・・・・・・・・・・」
黒沢カオル「だめ?だめなの!?ねぇ皆!そこで引かないで返事してよ!!」
村上てつや「いいから回復させろ!!」
黒沢カオル「それでは!う〜〜ん(ポンッ!)はい、できたよ!インディーズ時代の髪型♪」
村上てつや「・・・・・・・・・・なんでだよぉ、なんで今の俺様が・・・・・つうか、インディーズ時代のお前の髪型じゃねーかよ!!」
安岡優「似合うよ、リーダー!!」
村上てつや「そうか?・・・てちがーう!!何で俺がこんな・・・。」
北山陽一「・・・黒沢さんは“俺の髪型”という発言を撤回せず、なおかつ“村上さんの髪型”とは一言も発していませんからね。(いつの間にか起きている)」
村上てつや「うわぁっ!!いきなり出てくんなよ〜驚くだろ!!まあ、そろそろ起きて欲しかった所だけど・・・。」
北山陽一「そうですか。(ニヤリ)」
酒井雄二「えっ・・・?(北山から嫌な風を感じる)・・・・北山さん、あなたホントに北山さんですか?」
北山陽一「何言ってるんですか?酒井さん。僕は僕、北山陽一ですよ。・・・・・見た目や口調はね。(妖しい笑み)」
酒井雄二「・・!!(北山から距離をとる)・・・まさか北山さん、影の呪いがまた・・・・・・・・」
北山陽一「ほぉ〜、覚えてたんですね。それなら話は早い。(どうやら呪いによって人格を支配されてる様子。よって今は、今までの北山ではない)」
ナレーション「影の呪い・・・幽霊騒ぎのボスだった竹内が北山にかけたもの。対象者は術者のしもべとなり、術者が死んでも命令をまっとうするまで呪いは解けない。ちなみに命令は、「4人を殺す事」」
黒沢カオル「くそっ!!元が強すぎるせいで、やっぱりちゃんと解けてなかったんだ。竹内の奴・・・・死んでも迷惑かけんなっつーの!!」
村上てつや「せっかく記憶について整理ついたのに、死んだ奴に振り回されるとはなぁ。・・・・・・『しょうがなく北山を殺してバッドエンド』か『何とか影の呪いを解いてハッピーエンド』か・・・・・・俺等の頑張り次第って事か。(青劉刀を抜く)」
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