-ゴスドラマ過去ログ:18501-18600-
北山陽一「そんなもので俺を殺そうってか?」
村上てつや「(口元だけ笑い)やってみなくちゃ分からないだろ?」
黒沢カオル「もちろん最後はハッピーエンド!!」
北山陽一「・・・甘いな。それで攻撃を仕掛けるのはそっちの勝手だが、“北山自身”が傷ついても良いのか?」
ト書き「「最後はハッピーエンドでもバッドエンドでもない・・・・・お前等が死ぬんだよ!!」と口元を歪め、不気味な笑みをこぼす。」
村上てつや「(でも……北山自身を傷つけさせないで呪いを解ける方法があるはずだ……)わからねぇやつだなぁ〜…やってみなくちゃ分からないって言ってんだろ?」
北山陽一「フン!それなら早速やってみようじゃないか!行くぞ!!」
ト書き「北山が片手を高々と上げると、4人の頭上に何本もの短剣が現れる。その片手を勢いよく下げると、短剣が4人めがけて落ちてきた。」
安岡優「(4人とも短剣をよける)皆攻撃しないで!ぼくが北山さんを助ける!(北山に向かって)そこの似ていない北山モドキ!ついさっき北山さんの記憶からおもしろいもの引き継いできたんだ♪コレな〜んだ?(黒い物体を持ち上げる)」
北山陽一「…?」
酒井雄二「俺もわからない・・・・・・優君、それは何ですか?」
安岡優「俺のバック(笑)嘘だよ嘘。こいつに近づくために嘘ついたの。(そう言って北山を地面に押しつけた。)」
黒沢カオル「…とりあえず…動きを封じた方が良いね…。『縛』!」
北山陽一「くそぉ・・・・・はぁ!!!(動けないまま、まわりに衝撃波を出し4人を吹き飛ばす)・・・動けなくったって、攻撃は出来るんだよ!」
酒井雄二「うっ!(壁に撃ち付けられる)・・・きさまぁぁ!・・・・・・許さん!その力も封じてくれる!!霊縛封印!!(お札を取り出し北山に向かって投げる)」
北山陽一「いっ痛い………。ゆっ優!助けて優ぁ〜〜!!」
安岡優「えっ?……北山さん!?待って!ちょっと……(そう言い安岡は北山を抱きしめた)どうしたの!?…ねぇ。北山さん!?」
北山陽一「優ぁ・・・・・・・・・なんてね。(ニヤリ)」
黒沢カオル「優君!!」
北山陽一「遅いんだよ!(安岡の首を締め上げる)・・・甘かったな。お前等ごときの封じ手は俺に効かねぇんだ!」
酒井雄二「どうすれば…!そうだ、あの水晶!」
黒沢カオル「酒井!水晶は今は優君がもってるよ!」
酒井雄二「あっ…そうだった。……どうしよぉ。」
黒沢カオル「待って・・・・・・大丈夫、できるから・・・・・・(指輪を外す)・・・ちょっと恐いけどぉ、やるしかないよねぇ・・・」
村上てつや「何するつもりだよ!おいっ黒沢!!」
黒沢カオル「遠隔操作!!(手短に答え術に入る)」
村上てつや「えっ・・・遠隔操作ぁ!?優の奴を遠隔操作するのか!?」
酒井雄二「ちがいますよ。水晶のほうです。」
村上てつや「あぁ、納得。」
黒沢カオル「コレくらいは簡単なんだけど・・・・竹内だけに攻撃したら・・・むぅ、頑張ろう俺。」
安岡優「うう〜苦しい〜、い、息が‥」
北山陽一「ククク、まずは一人目。どうだ?大事な大事なお兄ちゃん的存在の奴に殺される気分は?」
安岡優「うぅ〜・・・・お・・お前なんて・・・・・北山さんじゃない・・・!北山さんの姿をした・・・・うっ・・・・・・偽者だ・・・・・!!」
北山陽一「おいおい偽者はないだろ。(さらに力を入れて首を絞める)この身体は北山のもの。そして俺は北山陽一本人。れっきとしたお前の慕う”北山さん”なんだよ。」
安岡優「ちっ・・・違う・・・・!お前は・・・・呪いで出来た人格・・・・・本当の北山さんじゃ・・・・・・・(北山がどんどん力を入れて首を絞めるので、声も出なくなってきた)」
黒沢カオル「我に力を・・・・・(ぶつぶつ念じはじめる)」
村上てつや「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
ト書き「ピッカーーーーーン****突然、水晶がすごい勢いで光りだす」
北山陽一「な、何だ、この光は?」
酒井雄二「おお〜〜光りが北山の体にグルグル巻き付いていくっ」
安岡優「うっ・・・・(北山が手を離した)・・・ゲホッゲホッ・・・・・・はぁ・・・はぁ・・・・・・・・」
ナレーション「北山(竹内影)は巻き付く光で身動きが取れない。その横でゆっくり立ち上がる安岡。」
安岡優「(安岡の声で北山)優の意識が眠っているので勝手に体拝借してしまいました。」
村上てつや「お前誰だ!もしかして………竹内の影か!?」
安岡優「(北山)僕ですよ。“Good music for you”の。ん〜んん!優の声出にくいなぁ。「い〜つ〜か〜言葉を〜♪」高いほうが出やすい………。」
酒井雄二「本当に北山さんですか?北山さんなら“Good music for you”の時に回るはずですが?」
安岡優「(北山)ここで回ったら、優もっと人気者になりますよ。」
黒沢カオル「じゃあ、僕が回りながら服脱いだらもっと人気者になるかな?」
村上てつや「………どこかの繁華街のエロエロ女優みてぇ。」
北山陽一「………………………………………シクシクシクシク。また忘れられてる〜(涙)」
酒井雄二「もしや・・・・・入れ替わったのでは・・・・・」
黒沢カオル「え?何が?」
酒井雄二「何が?ってあんた・・・(呆)」
村上てつや「北山と安岡が入れ替わったのか!?」
黒沢カオル「えぇっ!!!」
酒井雄二「黒沢さん・・・・・。優くんの体を拝借している北山さん、これから何をするのですか?」
北山陽一「え〜っと。特に考えてなかった。」
安岡優「(安岡)北山さーんっ・・・↑は僕の声で話さなきゃ。」
黒沢カオル「はぁ〜いっ!しつも〜ん。」
酒井雄二「何ですか?黒沢さん。」
黒沢カオル「なんで優と陽一は入れ替わったの??」
酒井雄二「だから!入れ替わったんじゃなくて、安岡の体を〜・・・もういいです。北山さん、優君の体を借りるのはいいですが、早くしないと2人とも体力消耗しますからね。さあ、俺たちにもやらなければいけない事があるんですよね?北山さん。」
安岡優「(北山)黒沢さんが霊水晶使うから、僕の意識が優に入ってしまったんです。戻すためにもヤツの弱点をつきます!なんせ僕の体ですから、どこに彼が憑依しているか分かりますからね!(不敵な顔をつくる)」
北山陽一「どこにあるのかなぁ〜?私の命令は全員の抹殺ですから、それが実行されないと憑依はとけませんよ!その前にこの体も消滅させますがね!フハハハハハァァ!」
安岡優「(北山)確か優が「これな〜んだ」をしたと思いますが、あれには伏線があったんです!あなたの核を記憶同調の時に優に預けたんです!だからここで村上さんの蒼劉刀で切ってもらえばあなたは消滅します!」
北山陽一「何だと!?」
安岡優「(北山)あなたは何故か蒼劉刀を怖がっていましたね。なぜなんでしょうね?まあ消滅してもらいますから関係ない話ですがね。(また不敵に笑う)………ああ、あなた方には少し感謝してますよ。昔の記憶が戻ってきましたから。だからお礼としてじわじわと殺さず一気に消滅させてあげますね。」
黒沢カオル「安岡本体の北山怖いね(汗)あれは優くんを苦しめた影に対してそうとう怒ってるよね、酒井?」
ト書き「酒井は何も答えない。見ると、黙って何か考え込んでいた。」
黒沢カオル「・・・酒井?」
酒井雄二「・・・・・・・・・・ぐぅ・・・・・・Zzzzzz........」
安岡優「(北山、酒井の頭をパチコーンと叩く)こんな時に寝てないでください!!・・・・村上さん、あなたの持つ蒼劉刀の出番ですよ!」
村上てつや「あっ、はいっ!!(北山の迫力にびびる村上)」
酒井雄二「いってーな!フツーに起こせよな!」
安岡優「(北山酒井を見る)何か言いましたか?(にっこり笑ってはいるが、殺気が出ている)」
酒井雄二「すみません。何でもないです・・・・・。(萎縮)」
黒沢カオル「…はぁあ…俺の『エーテルちゃぶ台返し』は使えないなぁ…下手したら陽一の身体も消しちゃうからさー…」
酒井雄二「はいはい。良いんでスよ?我々は村上さんのサポートやってましょう…。」
安岡優「(北山/村上の方を向いて)村上さん、準備は出来ましたか?」
村上てつや「おぉ、いつでも良いぞ!」
ト書き「刀を右手で握り込み、村上は少し体勢を前に傾ける。黒沢は印を結び、酒井は呪符を人指し指と中指で挟み持って、北山(影)を睨み付けて居た。」
北山陽一「へ??」
黒沢カオル「・・・・・・・・・・」
村上てつや「うおりゃー!」
北山陽一「うっ…うわぁぁぁーー、いやだぁ。消滅したくないぃーー。」
ト書き「という声とともに青白い強い光が放たれた。」
村上てつや「ゴチャゴチャうるせー!さっさと北山の身体を返しやがれ!!」
酒井雄二「村上さんが影を攻撃しているその間にこちらは核を破壊しましょう。北山さん優君から出してください。」
北山陽一「それもやめてくれ〜!!!(安岡に襲い掛かろうとするが村上に阻まれる)」
安岡優「(北山)酒井さんこれです。(さりげなく核を強く握る。)」
北山陽一「ぐぁぁあおぉぉぉぉぉぉx!!!苦しい!やめろぉぉぉ!!」
酒井雄二「おっ。なんだかいい感じ。」
ト書き「痛いためおもわず北山の体から影が抜ける。そしてまっしぐらに核へ飛んでゆく。」
黒沢カオル「村上!!今だ!核をぶった切れ!!」
村上てつや「よっしゃ〜!!!(影と核が融合しようとしているところを攻撃)どうりゃぁぁぁぁ!!!(バシュッ!)」
安岡優「おお〜さっすが村上さん!バッチリ入ったね!?」
酒井雄二「あれ?優君、元に戻ったの?」
北山陽一「ええ。影が僕の体から抜けてくれましたからね。」
村上てつや「ふっ、さすが俺様っ。狙い通りだぜ!俺のおかげだろ〜〜な?な?(自分の活躍にメチャメチャ興奮している)」
黒沢カオル「はいはい。すごいすごい。えらいえらい。……はぁあ。やっとこれで依頼された仕事は全部終わりだね…安岡を助けて、北山も助けて。……村上は…これからどーすんの?修行して俺達と同じ道にでも進む?」
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