-ゴスドラマ過去ログ:19301-19400-
村上てつや「うるせーよ!」
妹尾武「ややっ!やはり誰かの視線が・・・・・」
BGM「にゃ〜♪」
妹尾武「ん?なんだ、視線の原因は君か?・・・いやあ、かわいいなあ♪おいでx2」
酒井雄二「(酒井が窓から身を乗り出して)あ!さっきの猫くんじゃないかっ!?」
安岡優「(後ろから酒井を掴む)酒井おさえて!お願いだから隠れてよ!」
北山陽一「(この人は猫が好きなのか・・)大丈夫ですよ。猫は人よりも直感が優れているんです。少しでも身の危険を感じたら、自ら逃げ出すでしょう。まあ、彼が例の「妹尾武」だとしても、こんな街中で何かをするとも思えないですし・・・・ほら、無事に離れていきましたよ。」
酒井雄二「よかった〜!!」
ナレーション「・・・・」
ト書き「登場人物の猫に嫉妬するなんて・・・・・・バカみたい。(くすっ)」
黒沢カオル「最近、とうとうト書きにも人格が出てきちゃったよね〜。ほら、ナレは単純なんだから、あんまりからかっちゃダメだよ〜?」
ト書き「でもバカみたいじゃん。(くすっ)」
ナレーション「どうせ単純です。」
酒井雄二「シロ(猫の名を勝手につけた)は俺より妹尾のほうがいいってのか。」
北山陽一「自分の身の潔白と猫どっちが大切なんですか?」
酒井雄二「猫・・・ごほんっ!もとい!もちろん身の潔白ですよ。」
ゴスペラーズ「(酒井以外)絶対猫だ。。。」
北山陽一「…ま、この際ですから身の潔白ということにしておきましょうか。…で、どうするんです?妹尾さんに話でも聞くんですか?」
黒沢カオル「話を聞くの?そんなに簡単に接触して大丈夫かなぁ?」
酒井雄二「どうせ、向こうは俺と北山と村上とで爆弾解体した事なんて知らないですよ。」
黒沢カオル「でもなんとなくやめた方がいい気がする…」
村上てつや「面識のあるオレが行こうか?あいつとはカケ勝負する仲間だから。もっとも現在までオレに勝てたヤツはいねぇけどな。」
北山陽一「え?面識あるんですか?」
村上てつや「さっき言っただろ。聞いてなかったのか?」
北山陽一「すいません、聞いてませんでした。」
村上てつや「人の話はちゃんと聞けよな。」
酒井雄二「でも「あいつが妹尾かぁ〜」って言ってたじゃないですか。」
村上てつや「弱いやつのことは覚えないんだよ。(怒)」
安岡優「こういうときってさ、犯罪者って現場に戻ったり、第二の犯行をしたりすることが多いんだよね。だから心の中がすごく乱れてる。しばらく尾行して、第二の犯行現場をおさえるってのは、どうよ?」
黒沢カオル「でもそれってさぁ〜、下手したら、またってゆうかもっと疑われることになんない?」
酒井雄二「ああ〜そういうこともありうるなあ〜」
北山陽一「じゃぁ、みんなで行かずに1人・・・じゃなんだし2人で見に行くってゆうのはどうでしょう?」
黒沢カオル「えっ、じゃ誰が行くの?決めるのじゃんけん?」
北山陽一「いや、じゃんけんはよしましょうよ。犯行現場をおさえるなら面識がなに人間の方が安全なんじゃないでしょうか?」
安岡優「面識がなにってな〜にぃ〜?もしかして北山噛んだ〜?(ニヤリと笑うが酒井にもの凄い形相で睨まれる)うそうそ、めんご!!続きをどうぞ!!汗」
村上てつや「じゃあ北山、オレは行かない方がいいんだな。」
北山陽一「そうですね。怪しまれる可能性がありますから。」
ゴスペラーズ「たしかに怪しい」
村上てつや「みんなひでーなぁ・・・(端っこで拗ねてる)」
ゴスペラーズ「・・・・・・・・・・・」
北山陽一「う〜ん・・。では、推選と行きましょうか。私は、酒井さんに1票。ってこんなの悪いですかね・・。皆さんはどうやって決めたほうがいいと思います?もちろん、もう村上さんはだめですけど・・。」
安岡優「僕も酒井さんに一票。さっきも爆弾の解体してくれたし。僕の携帯渡せば、黒沢と連絡取れるでしょ?北山さんには残っていて欲しいし…。」
酒井雄二「僕ですかぁ?」
黒沢カオル「北山が残って、村上も残って、…ヤスと俺どっち行けば良い?」
安岡優「僕はここに残る。」
黒沢カオル「じゃあ、俺が行けばいいんだね?」
酒井雄二「・・・・(黒沢さんと一緒に行くのですか・・・心配ですね)・・・・」
黒沢カオル「ん?何?酒井。 」
酒井雄二「いや・・・・・何も・・・・・。」
黒沢カオル「ちゃんと言ってくれなきゃわかんないよぉ!」
酒井雄二「・・・・・正直に言っていいんですか?」
黒沢カオル「ん〜。やっぱり、いいやぁ。がんばろーね、酒井♪」
酒井雄二「あ、はい・・・。」
村上てつや「頑張れよ・・・・・酒井」
酒井雄二「すごい心配になってきた・・・・。」
村上てつや「そりゃそうだろうなあ。相方が黒沢だとな・・ちょっと天然だから・・」
黒沢カオル「え?なに?俺が心配の種だって言ってるの?なんだよ〜俺はね、やる時はやる男なんだよ?!格闘技だって得意なんだからね?!こうなったら絶対「俺が」犯人見つけ出してみせる!酒井、行くよ!!」
酒井雄二「はっ、はい・・・・・(すごく心配)」
安岡優「黒沢はなー…一回サスペンスドラマ、一緒に見てた事あるけど。何でかナンバープレート憶えてて「そいつが犯人だー!」って騒いでた事あるからねー…。ま、大変だろうけど、子守りだと思って、ね?」
北山陽一「・・・って、もう黒沢サンに連れられて行ってしまいましたよ。ま、安岡サンの携帯を酒井サンに持たせましたし、大丈夫でしょう。それよりも彼等が出ている間に、俺達もできる事をやっておかなければ・・・」
村上てつや「そうだな。俺は何すればいい?」
北山陽一「まずは…。そうですね。この爆弾を、もう一度組み立てます。幸い、工具は酒井さんの部屋にあるようですしね。」
村上てつや「それを俺が組み立てるのか?」
安岡優「北山は組み立てるとして、じゃあ僕と村上で妹尾の交友関係探ってみるよ。村上勝負かけてきた奴等の名前知らなくても顔なら覚えてるだろ?」
村上てつや「覚えてるよ。確かに顔だけなら覚えてるけど・・・・・・どうやって探るんだ?まさかそいつ等に会うわけにもいかねぇだろ?俺等、警察に追われてるようなモンなんだし。」
北山陽一「そうですね…まず、ゼミ仲間から探っていきましょうか。うちの大学のHP作成の手伝いをした事があるので、名前だけでも載っているかもしれません。 それと、外に出るなら、クラッカーか爆竹を買ってきて戴きたいんです。心臓が悪い人にも響かないぐらいの派手な音が鳴る様な。」
村上てつや「何でそんなモンいるんだよ?」
北山陽一「勿論、犯人本人に持って出頭してもらうためにです。いきなり、疑ってた人間じゃない人が「俺が犯人です。」って言っても、狂言とかその他を理由に決定的には犯人と認められません。物的証拠をこちらで用意して、…無論、指紋は全て消しますが。「前の爆弾騒動も単なる悪戯でした」って事にするんです。」
安岡優「よくわかんな〜い」
北山陽一「ようするに、犯人がこのまま出頭すると、困るんです。…危険人物は、『危険かもしれない』から『危険』だって見なされるし、酒井さんなんて、「工学部だからこいつも爆弾作るんじゃないか?」って見られて、サム〜い思いするかもしれないんですよ?」
安岡優「そうだね・・・。確かに。。。」
村上てつや「うんじゃ、ついでにクラッカーか爆竹買ってくるわ。他にいるものはないか?」
安岡優「・・・・・・・・ちょっとまって!?黒沢が行ったんでしょ!?俺の携帯渡したって意味ないじゃん!!黒沢と酒井さんで連絡取り合えるだけじゃん!?」
北山陽一「それでいいじゃないですか。離れ離れになってしまった時に連絡が取れるんですから。向こうからこっちには、ここ(酒井の住んでる下宿)に電話すればいいんだし。」
村上てつや「お前…色々と考えてるのね。疲れない?何か溜まってない?肩凝らない?お腹好かない?頭痛くならない?」
北山陽一「そんなに心配しなくても僕は大丈夫ですから。それより、なるべく早く買ってきてくださいね。よろしくお願いします。」
村上てつや「かはぁ〜、やっぱり頭のデキが違うねぇ。…じゃ、安岡。俺たちは肉体労働をがんばろうぜ。」
安岡優「頭脳じゃ、理系で有名な北山には敵わないもんね。」
北山陽一「あ、そうだ。これ(名刺くらいの大きさの紙切れを渡す)・・・僕の携帯番号ですから、何かあった時はここに電話ください。・・・・警察と先生方にはくれぐれも見つからないよう、気を付けて。」
村上てつや「おうよ。んじゃあ行ってきまっす!」
安岡優「(ひとりごと)見つかったとしたら村上のせいだろうな・・・。」
村上てつや「んあ?なんか言ったか安岡ぁ?」
安岡優「ん!?あ、いや何も・・・(汗)」
ト書き「出ていく2人。そして残った北山はさっそく爆弾を組み立てなおし始めた。」
北山陽一「う〜ん・・ここがこーで、ここがこーで・・案外複雑に出来てるんだなあ・・あっ、やべぇ、ここくっつかねえ!間違えた!」
ト書き「悪戦苦闘する北山。とそこに酒井の家の電話のベルが鳴った。」
北山陽一「はい、北山・・・じゃないや酒井ですが。」
黒沢カオル「北山〜?そっちはどう?」
北山陽一「あっ、黒沢さん??今、爆弾を組み立て直してたんです。でも、なかなかうまくいかなくて・・・・。」
黒沢カオル「酒井に代わろうか?」
酒井雄二「もしもーしっ!!酒井、DEATH!!!」
北山陽一「いやに高いテンションですね・・・大丈夫ですか?」
酒井雄二「こっちは大丈夫ですよ。」
北山陽一「そうですか・・でも何で電話かけてきたんですか?何か用があるんでしょう?」
酒井雄二「ええ。爆弾の方はどうですか?」
北山陽一「僕が予想してたより複雑に出来てて・・悪戦苦闘してますよ。ところで、用というのは?」
酒井雄二「あぁ、実は・・・」
黒沢カオル「実は、路地裏にアジトがあって、そこに仲間が居るみたいなんですう!どーもグループでやってるみたいで・・」
北山陽一「(黒沢さん口調が変だよ。)アジトですか・・・。しかも路地裏とは何とありがちな・・・。」
黒沢カオル「なんか関係あるのかなぁ?」
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