-ゴスドラマ過去ログ:19401-19500-
北山陽一「う〜ん・・・・・・グループで学校爆破を企む・・・・ありえなくはないですね・・・・・。恨みがあるのか、遊び半分なのか・・・・・・・遊び半分だとしたら少々過激ですけど・・・・・」
酒井雄二「(黒沢からかわって・・・)少々どころじゃありませんよ。過激にも程というものがありますよ。」
北山陽一「そうですねぇ〜〜・・・。」
黒沢カオル「そうなの?」
北山陽一「そうですって!・・・・そうだ。今、村上さんと安岡で、妹尾の交友関係を当たってるんですけど・・・・・そういう事なら、戻ってきてもらった方がいいですか?」
黒沢カオル「いや、頑張る!!!(意気込む)」
北山陽一「あの・・・あなたじゃなくて・・・・・村上さんと安岡の事なんですけど・・・・」
酒井雄二「(電話ひったくって)いえ、二人にはそのまま調べてもらいましょう。こちらの方がヤバイのでいったん帰ります。(北山にコッソリと)黒沢がいるからね。」
北山陽一「ああ、なんとなく分かった気がします・・・。それじゃあ、帰ってきたら爆弾の組み立てを手伝ってください。私にはちょっと難しくて・・・・。」
酒井雄二「はい、わかりました。じゃあまた後ほど。(電話を切る)…黒沢さん、いったん俺の家に戻りましょう。(歩き出す)」
ト書き「無言で、視線を投げかける黒沢の目を見ない様にしながら、酒井は襟首を掴んで大通りまで歩き始めた。」
黒沢カオル「・・・・(ビーム飛ばし中)・・・」
酒井雄二「(黒沢を無視)早く帰らないと・・・先生や警察、それに妹尾に見つかったらやっかいだ・・・・・。」
黒沢カオル「それじゃ、俺だけ残って酒井は北山と爆弾組み立てればいいさ!」
酒井雄二「・・・・あなたに何かあって、こっちまでまきぞいを食うのはゴメンです。今、俺達は仲間なんですから、お互い何かあってはいけないんですよ?少しはわかってください。(淡々と喋りながら、黒沢を引っ張っていく)」
黒沢カオル「分かったよ・・・・・(すねる黒沢)」
酒井雄二「(黒沢の様子を見て)・・・すみません・・・。言い過ぎました。」
黒沢カオル「(微笑)・・・いいよ、別に。酒井だって、俺の事を思って言ってくれたんだし。俺もちょっと冷静にならなきゃなぁ・・・・。」
酒井雄二「とりあえず、もどりましょう。」
黒沢カオル「あーん、もう引っ張らなくていいよ〜〜〜〜(引っ張られていく。)←そういいながら、隙をついて逃げそうだという理由で、しかも当たってる。(笑)」
酒井雄二「私の目は盗めませんよ。(にやり☆)」
黒沢カオル「判った!絶っっっ対にげないからさぁ・・・放してよ・・(またもやビーム発信)」
ナレーション「再びビームを発信する黒沢氏。それに気付かない振りをして引っ張っていく酒井氏。どうしてもチームワークを乱したい黒沢氏はさらにビームの威力を…(本人は強めているつもり)」
黒沢カオル「あーーーん!!(当然無視されて、引っ張られていった。)」
酒井雄二「…黒沢。俺は、警察に捕まりたくありません。大学だって、教諭のお小言くらいで済めば良いですけど、除名された挙げ句に自分の進みたい道を潰されるのは嫌なんです。…多分、北山もそうだろうし。…二人は判んないですけどね。貴方が一番、平和な所に立ってるって、分かってますか?」
黒沢カオル「うっ・・・それは・・・・・・・・」
酒井雄二「・・・まぁ、ここまで来ちゃえば黒沢さんだってお小言ぐらいじゃすまないだろうし、ひどければ同じように未来への道も閉ざされてしまうかもしれないし。・・・・あなたの行動一つ一つに自分の未来、はたまた我々4人の未来がかかってると思ってください。」
黒沢カオル「は〜い・・・・。」
ト書き「二人が酒井宅に向かっている頃、村上・安岡は某店でクラッカー&爆竹を大量購入していた。」
酒井雄二「只今、帰りました。……!?(何か衝撃的なものを見る。)」
黒沢カオル「わくわくするなー」
酒井雄二「な」
北山陽一「だねーーーー」
黒沢カオル「なんか、みんなおかしいよ????あれっ?北山いつの間に」
北山陽一「超特急で来たんだよ。俺の仕事は一件落着!」
酒井雄二「いや。あれ、あれ見てよ。」
黒沢カオル「はぃ?なに???さか……い?あれなに?(見てすぐに酒井に聞く黒沢。)」
北山陽一「ん?『アレ』が、どうかした?」
安岡優「おかえりー2人とも。(驚いてる2人を見て)・・・あ〜これ見て驚いてるんだぁ。北山さんに頼まれて買ったはいいんだけど、ちょっと買い過ぎちゃって。」
ト書き「笑いながらそう言う安岡の後ろには、クラッカー&爆竹が大量に散らばっている。(注・ここは酒井の住んでいる下宿です)」
村上てつや「おっ!そっちも帰ってきたのか。・・・妹尾の交友関係当たりにいくついでに、「買ってきてくれ」って北山に言われてさ。これ。(足元に散らばっているクラッカー&爆竹を指差して)」
北山陽一「それにしては買い過ぎですよ(苦笑)。これの4分の1あれば十分なんですから。」
酒井雄二「4分の1でも多いと思うのですが・・・・・」
安岡優「どうせだから多い方がいい、って村上が言うからさ。ところで、黒沢達の方は?なにか情報つかめたの?」
黒沢カオル「え〜とねぇ・・・・うがっ(酒井に口をふさがれた)」
安岡優「?何?なんかあるの??」
北山陽一「わくわくするなー」
黒沢カオル「もが・・・むっ・・・・・・・・・・・・(苦しくなってきた)」
酒井雄二「・・ああっ!スミマセンっ(黒沢の口をふさいでいたのを忘れていたらしい)いや・・情報というような情報は残念ながら・・・ね?」
黒沢カオル「(酒井、俺を殺す気だな・・・・!)う、うん。」
安岡優「とか言ってなんかあるんじゃない!?隠してるでしょ?なにか。」
酒井雄二「本当ですよ。奴の後をつけて行ったら、ビル街の裏路地にある地下のバーに入ってきました。あんなトコ、常連じゃないと出入りしないでしょうね。勿論、俺達は中には入っていませんので、中がどうなっているのか・・どんな連中が集まっているのかまではわかりませんでした。と、言う訳で収穫はほとんどゼロです。」
北山陽一「そうですか…。でも、場所はわかってるんですよね?」
黒沢カオル「うん、分かるよ〜。今から案内しようか?」
北山陽一「早く案内しろ」
酒井雄二「・・・・北山、怖いぞ。いつからそんなキャラになったんだ?」
北山陽一「スミマセン。安岡サンと村上サンはそう言うかな、と思いまして・・・ですが、今すぐ行くのはダメですよ。行ったところで何ができる訳でもないですしね・・。それに「妹尾武」の人間像なら、今回の一件からなんとなく読み取れます。」
安岡優「…そゆもの?俺も結構勉強してるけど、情報上だけじゃ、論理に基づいた人間の行動は推測出来ても、ココロは読めない事多いんだよね〜。」
北山陽一「勿論、俺だって心を読んでる訳じゃないですよ(笑)ただ、自分の手で作った爆弾を、よりによって自分の通っている学校で試してみようとする・・・よほど自分に自信のある・・悪く言えば自分の才能に酔いしれているナルシスト系でしょう。」
村上てつや「俺頭痛くなってきた。それでこの後の計画は?」
効果音「コンコン・・・(玄関の戸をたたく音。)」
安岡優「誰?!・・・・まさか警察・・?やっぱり、目えつけられたのかな?!(小声)」
効果音「コンコンコン…(また叩く音)」
北山陽一「ここが警察に見つかっちゃったって事ですか?・・・・とりあえず酒井さん、ここはあなたの家ですから、あなたが出てください。」
村上てつや「ちょっと待て。このまま出ないで、いないフリした方がよくねぇか?」
酒井雄二「う〜ん・・出てみます!は〜い!どちら様ですか?」
ト書き「扉を開けると猫がいた。(猫の声)なぁ〜ご、にゃぁ」
酒井雄二「ややっ、君はあの時の猫クンか?!そっかx2 訪問者は君だったのか・・・・・って、んな訳ないだろーっ!誰だ?!」
村上てつや「どうしたんだ?酒井(と、言って玄関の外を見る)・・・・・・?!お、お前!?なんで・・・・・!」
平見文生「!?…そっちこそ何で酒井の部屋に…。今度の賭場は酒井の部屋なのか?程々にしとけよ。…何だ?取込み中か?手が離せないなら後にするけど。」
安岡優「・・・誰?ヤバそう?」
酒井雄二「あ…えっと、ちょっと待って下さいっ。(ドアを閉めて)…村上さん、一体どういう繋がりなんですか。…あいつは…俺の隣の隣の部屋の住人で、時々食堂で話したりする間柄なんですけど。」
安岡優「へ〜〜そうなんだぁ〜〜。」
村上てつや「決まってるだろ!賭け仲間だよ。・・・・ところであいつの名前何?(顔しか覚えていない村上。)」
酒井雄二「平見さん・・平見文生さんですよ!ちゃんと覚えて下さいね!!」
村上てつや「へいへい。」
北山陽一「今部屋に上がられて、これを見られるのはまずいですね・・・(大量の爆竹やら組み立てなおした爆弾を見る)」
酒井雄二「…一応、御用聴きしてみます。話口だけだと急は要さないみたいですし。」
ト書き「村上他一同(黒沢除く)を部屋の奥へ引っ込ませ、酒井は再びドアを開けた。」
効果音「がちゃ」
酒井雄二「何か御用ですか?」
平見文生「ん?あ〜コレコレ。回覧番。隣がどっか出掛けてるみたいでさ。」
酒井雄二「(なんだ・・・・・)・・・どうもすいません。(回覧番を受け取る)面倒くさいよねぇ。ちゃんと手渡ししなきゃいけないんだからさ。」
平見文生「確かに。次が旅行とか行ってたら、大変だもんな(苦笑)。・・・・ところでさ、お前って村上と知り合いなの?」
酒井雄二「・・・しっ知り合い・・・・て言えば・・知り合いのような・・・・(言葉を濁す酒井)」
村上てつや「まあ、知り合いちゃあ知り合いかな?」
北山陽一「anata」
村上てつや「き、北山!出て来ちゃまずいって!」
安岡優「村上ってば、落ち着きなよ。俺達は今、玄関から見えない場所にいるんだよ?今、俺達がココでつるんでるってバレる訳にもいかないし・・酒井サンにシラきってもらうしかないでしょ。だから、2人とも静かにしててよね。」
村上てつや「わかった・・・・酒井、がんばれ!!」
平見文生「どうしたんだ?」
酒井雄二「いえ・・・実はココだけの話にしてほしいんですが、俺と村上とは・・・・・」
平見文生「へぇ、賭け仲間なのか。村上が認めてるってことは、お前も結構な腕前なんだろ?」
酒井雄二「そういう事です。」
村上てつや「単純な奴・・・・酒井の話を信じてるよ(小声)」
黒沢カオル「静かに!!!し――――っ。」
酒井雄二「どうも、わざわざスミマセンでしたね。(ドアを閉める)・・・・ふう、皆さん大丈夫ですよ。」
効果音「…カリカリカリカリ…「なぁ〜〜ぅ…」」
酒井雄二「すわっ!シロ入れるの忘れてた!…あ〜ごめんな〜。(猫を抱き上げて、廊下を確認。ドアを閉めると施錠する)。」
黒沢カオル「あ〜っ、あの時の猫じゃん。こんなところまで着いてきちゃったの?おいで・おいで」
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