-ゴスドラマ過去ログ:19501-19600-
効果音「にゃふ〜ん♪(黒沢にすりすり)」
黒沢カオル「うわぁ〜〜可愛い♪(黒沢も猫にすりすり)」
村上てつや「黒沢…お前、猫の面倒見てろや。俺と安岡で、爆竹とか片付けてるから、北山と酒井で爆弾作り。とりあえず、この方針で、爆弾出来上がってからまた計画立てようぜ。」
黒沢カオル「え?…俺、なんもしなくていーの?猫かまってるだけ?」
ト書き「基盤部分片手に猫を構いたそーにしている酒井を、爆竹の箱を開封していた北山が呼び戻すのを見て、何となく黒沢は状況を察した。」
北山陽一「今、この部屋は危険物が散乱している状態ですから、猫に暴れられちゃうと大変な事になりかねないです。黒沢サンの任務は重大ですよ(乗せ上手)」
黒沢カオル「そぉなのかぁ…じゃぁ頑張ろうvv」
効果音「にゃにゃ〜ん♪(行かないでとでも言いそうな眼差しで)」
黒沢カオル「よしよし♪(猫の頭を撫でる)」
効果音「にゃ〜^^」
北山陽一「酒井サン、とりあえずの問題なんですが・・配線が切ってある今、爆発する事はないとしても火薬は抜いておいた方がいいと思うんですよ。それにあたって、ここの部分がネックでして・・・・・」
酒井雄二「(北山が手にしているのを)ここまで出来たらスゴイですよ北山さん!・・・・っとこれはですね・・・ちょっと貸してください。」
北山陽一「は・・はい。(そういって手渡す)」
酒井雄二「…あ〜…確か、そこらへんに、ぶっこわれた無線機あったと思うんですけど…、それ取って貰えます?両方とも。…」
北山陽一「これですね。酒井さんの家は宝の山の様ですね。」
酒井雄二「見る人から見ればね。一般人にはただのゴミだらけの家ですよ。」
北山陽一「・・・(確かに)・・・。」
酒井雄二「『確かに』って思いましたね?」
北山陽一「え・・・なんでですか?そう思ってませんよ?」
ト書き「完全に酒井に心を読み取られている北山陽一であった。」
酒井雄二「・・・・(無言でにらむ)。 ・・・まぁいいです。それでですね、・・・っと。」
北山陽一「・・・・・ああ!そうくるんですか!思いつきませんでしたよ!(酒井の手際と知識に感嘆する北山)」
酒井雄二「そんで、これをこうしてっと…まぁ普通のやり方じゃないんですけどね。こっちのほうがパワーの使われ方が相当にいいんです。」
黒沢カオル「へ〜。すごいね〜!(猫を手に持っている)」
酒井雄二「…こっ…これで一応、試作機は出来ましたから、そのうち上手くいくかの実験しましょう。…シロ〜、お前、うちに来るか〜?この黒沢ってのは、『猫がどれだけ高い所から降りれるか』って実験やって、骨折させるような男ですよ〜(黒沢・当時小学生のエピ)。」
黒沢カオル「なっ!何もそんな事ここで言わなくてもいいだろう!!(アセアセ)」
北山陽一「・・・そんなことがあったんですか・・・(汗)小学生時代とはいえ、純粋無垢とは時に怖いですね。」
安岡優「猫で盛り上がってるとこ悪いんだけど。さっきの回覧板って、この下宿内で回されてるモンなの?どゆ内容なのかな?読んでみて良い?……あ、さっきの平見ってヒトの『閲覧しました』ってサイン入ってる。」
酒井雄二「ええ、どうぞ。出来れば音読して下さると有り難いですが。 そんなに大した事は書かれてませんよ?サインはしますけど、殆ど読まれてない筈ですし。」
安岡優「え〜っと・・・・明日盆踊り&花火大会が河川敷であるそうだよ。いいなぁ〜浴衣美人と・・・・」
北山陽一「それ隅田川ですか?(笑)」
黒沢カオル「屋台にカレー屋さんは出るのかな?」
村上てつや「お前“浴衣美人と蛍”じゃなかったの?(皆さんドラマそっちのけで私情が入ってきています。笑)」
酒井雄二「(それじゃ、俺が戻しましょう)・・・安岡、他は何も書いてないんですか?」
安岡優「えっなに」
酒井雄二「何じゃなくて・・・・・・盆踊り&花火大会の事以外に何か書いてないのかって聞いてんだよ。」
安岡優「酒井さん口悪いよ(汗)・・・・・あとねぇお盆のゴミ収集日変更だけだよ。(回覧板から紙を引っ張るともう一枚別の紙が挟んであった)あれ?これ何?」
村上てつや「コレ何?って言われてもなぁ…読まねぇ限りは判んねぇって。」
ト書き「そう言いながら、村上は片付けた一画で窓を開け、どこで購入したのか拳銃型のライターで煙草に火を付けた。」
安岡優「・・・・・・・・・これ酒井宛。(別紙を見て硬直している安岡)」
酒井雄二「俺っすか?なになに・・・?」
北山陽一「「無駄な詮索はやめろ。全てわかっている。われわれの邪魔をするやつは許さない。」…ってこれ…」
黒沢カオル「みゃ〜みゃ〜♪(猫化しつつある)」
効果音「にゃ〜☆にゃにゃにゃ〜?(黒沢に何か聞いている)」
北山陽一「あの〜・・・・黒沢さん?僕が読んだ手紙の内容、聞いてました?」
黒沢カオル「聞いてたよぉ。盆踊り、踊れないんだけどどうしよう?(←聞いてない)」
北山陽一「(黒沢に冷たく)そうですか。・・・僕たちがここにいることがバレているので、場所を移動した方がいいのではないかと。」
村上てつや「しかしなあ・・・センコーにも警察にも、一応のトコ俺達の顔は割れてない筈なのに、なんだってコイツ等には俺達の居場所が・・・って言うか、俺達は爆弾持っている事がわかったんだ?!」
北山陽一「どこかから漏れたんですね。」
村上てつや「どこから俺らの情報が漏れるんだよ?みんなだって気ぃ付けて行動してただろ!?」
北山陽一「そうですよね。・・・こうは考えられませんか?犯人は爆弾を仕掛けてから、ずっとどこで様子を観察していた・・ほら、よく言うでしょう?「犯人は現場に戻る」ってね。「妹尾武」の人間像から考えてみると、結果を確認したいと思うはずです。」
村上てつや「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん」
安岡優「仮にそうだとしたら、ココから逃げても見張られてる可能性は大きいのかな・・。それにしても・・・・ねぇ酒井、あの平見って奴の学部、ひょっとして・・・・」
酒井雄二「あっ!やられた!!」
北山陽一「妹尾と繋がっていた・・って事ですか。だとしたら、村上サンの顔は完璧割れてしまった訳ですね。ま、見張られていたとしたら、今更なのかもしれませんが・・・。さて、どうしましょうか?」
黒沢カオル「どうしようかなぁ?(猫に向かって喋る)」
酒井雄二「逆にこちらがやつらの動きを見張る...どうでしょうか?」
黒沢カオル「見張るんだってさ〜(猫に話し掛けている)」
村上てつや「それもいいけどよ〜・・・今現在、爆弾は俺達の手元にあるんだぜ?今、俺達が下手に動いてアイツ等の機嫌を損ねたら、どう考えたって俺達の方が不利だろ。奴等の行動を探るにしても、とりあえずはココを移動してからじゃないと・・・」
黒沢カオル「移動するんだってさ〜。一緒に行こうねぇ。(相変わらず)」
安岡優「薫〜・・・ま、いいか。じゃ、場所を変えようか。俺の家に来る?親共働きで夜遅くまで帰ってこないし、全然気兼ねいらないよ。」
黒沢カオル「どっちがいいかなー。(懲りずにやってる。)」
酒井雄二「場所を提供してくださるのは、ありがたいですが・・・本当に大丈夫なのですか?」
効果音「猫)だいじょうぶにゃんか〜?(あっ、喋っちゃった)」
黒沢カオル「しゃべった」
安岡優「(無視無視・・・・)俺の家が絶対安全、とは言えないね。相手が平気で人の家に爆弾仕掛けてくるような奴等かもしれないし、家に侵入して寝込みを襲ってくるような奴等かもしれないし。・・・・相手がどういう奴等かを除くんなら、家に人が来るぐらいどうって事ないよ。そこんとこは気にしないで。」
黒沢カオル「大丈夫だよ〜。安岡の家だったら、相手だって容易には近づけないんじゃないの?なんたって300坪の敷地を持つ、お手伝いサンも何十人といる超豪邸だモンね♪」
ゴスペラーズ「(安・黒以外)えっ・・・・?!!」
黒沢カオル「あれ?言ってなかったっけ?・・・ヤスの家は医学家庭で、親や親戚ほとんどそういうたぐいの人なんだよ。んでヤスは、多少なり影響を受けてて、心理カウンセラー目指してると。誰か警察で検死医やってるとか言ってたよね?」
安岡優「まあね。」
村上てつや「お前の家ってすっげぇ〜んだな!(まるで子供)」
安岡優「そんないいモンじゃないけど。家だってデカイだけで使ってるのは俺だけだし、親なんかいないも同然だしさ。親の権力ってヤツが常に付きまとうから色眼鏡で見られることもしょっちゅうだし・・ウザくなる事の方が多いよ。ま、それをたまに利用したりもしてるけど。」
村上てつや「はーい」
北山陽一「じゃあ、お言葉に甘えて…。」
安岡優「それじゃ行こうか。イイ?酒井さん。・・・あ、でも爆弾とか爆竹とか持っていかなきゃならないのか・・・どうやって持っていこう?」
酒井雄二「そうですね・・・爆竹は紙袋にでも入れて・・っと。爆弾の方はDバックにでも入れていきます。あ、爆弾はもう火薬も抜いてありますから安全ですよ。迷惑かけることはないはずですのでご安心を。」
安岡優「じゃ行こうか。忘れ物はないよね?」
酒井雄二「工具は俺のを持っていくって事で良いですね?…普通の家に、ハンダごてとか、大小揃ってるドライバーとか。テスターも。そうそう無い筈ですから。」
安岡優「うん!」
村上てつや「んじゃ・・・・(と、言って玄関から靴を持ってきて窓から出ようとする村上)」
酒井雄二「…こりゃまた剛毅な事を。俺の部屋は2階だっつっても、結構な高さがありますよ。」
村上てつや「大丈夫大丈夫。俺ガキの時、木登り得意だったし、よく桃を取りに塀を越えたから。よっと。」
北山陽一「まあ、敵の目をかいくぐるには妥当な案ではありますが、・・・黒沢サン、この部屋から下に降りるのは大丈夫ですか?」
黒沢カオル「玄関から普通に出たいな…」
酒井雄二「別にいいんじゃないんですか?俺は玄関からでた方がいいだろうし・・・・。」
安岡優「村上だけ窓からね。俺ら玄関からでるよ(笑)」
北山陽一「さすがに怪我までしたくないですからね。。。」
黒沢カオル「そうだよ〜怪我するのやだもん。」
村上てつや「なんだよみんな、ヤワだな〜。」
酒井雄二「…そういう問題でも無いんですけども。…(小声)…もしかしたら、尾行されるかもしれませんから。ぐるぐる色んなトコまわって撹乱してから行きましょう。」
北山陽一「はぁ……(思考中)村上さん、ちょっとさっきのライター貸して戴けますか?…一芝居打ってから、ここを出た方が良いでしょう。」
ト書き「訳も判らず、実物大拳銃型のライターを北山に手渡す村上。それを受け取った北山のもう片方の手には、開封済みの爆竹が握られている。」
村上てつや「おっおい。何する気だよ。」
北山陽一「…さっき、言った筈ですが(含笑)。」
村上てつや「お前なんか怖ぇ〜よ!」
安岡優「俺のソーゾーどーりなら耳栓が欲しいんですけど。」
酒井雄二「耳栓・・・確か一人分ならあったような・・・。えっと、どこに置いたかな?」
黒沢カオル「「あっこれ?耳栓?」(お尻の下にあった)」
ト書き「なんのためらいもなく、別にただ興味本位で耳栓をすぽっとつけちゃう黒沢。」
酒井雄二「安岡、黒沢さん耳栓使ったからティッシュでも耳に詰めとく?」
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