-ゴスドラマ過去ログ:21501-21600-
黒沢カオル「困っちゃうよね〜。」
平見文生「(あ・・・相変わらず天然者だな・・・・・)」
黒沢カオル「ん?どうかした?」
平見文生「なんでもないよ。ところでさ、何時ごろ薫の家に行けばいい?」
黒沢カオル「ん〜どうしようかなぁ〜・・・。一応家族に話しておきたいから、それまで待っててくれない?」
平見文生「うん、わかったよ(^^)」
北山陽一「(父の職場に到着した北山) あの・・スミマセン。酒井の息子の陽一と申しますが・・・父は居ますでしょうか?いつものように会社見学させて頂きたいんです。」
DJバリ"K"〜ん「あぁ、陽一君。よくきたね!!お父さんは・・・・あそこだ。」
北山陽一「ありがとうございます。(酒井の所に行き)お父さん。遅刻しなかった?」
酒井雄二「おっ!来たか、陽一。・・・遅刻はしなかったから安心しろ。いつも言うが、仕事の邪魔はするなよ。それから、午後からの講義に遅れないようにする事。いいな?」
北山陽一「わかってるよ。んじゃ、俺はいつも通り田辺サンの居るシステム部を見学させてもらうから行くね。親父も仕事頑張って」
DJバリ"K"〜ん「ぁ、陽一君!ちょっとコッチにおいで面白いデータがあるんだ☆」
北山陽一「・・バリさん。どうしたんですか?あ・・・ひょっとして前から言ってたデータが出来たとか?俺にも見せてくれるんですか?」
DJバリ"K"〜ん「そうだよ。おいで。」
北山陽一「どうもありがとうございます。」
DJバリ"K"〜ん「前に君と話した時にもらった意見も取り入れてみたんだよ。したら予想以上のモノがつくれてさ。いやあ、本当君の頭脳は並じゃないよな〜卒業後にはウチに就職してくれるんだろ?君みたいな優秀な人材が来ると助かるだろうなあ(笑)」
北山陽一「父さんには負けるけどね(微笑)。・・・でも、父さんと仕事が出来るなんていうのもいいなぁ。ここにWINがきたら考えときますよ。」
DJバリ"K"〜ん「ハハハ、そういえば陽一君はWINの方だったんだよね。それはちょっと厳しいかもな。(苦笑)」
北山陽一「MACのみは父の方針なんですか?」
DJバリ"K"〜ん「う〜ん・・・・・まぁ、会社の関係とかもあるからね。お父さんの方針だとは言い切れないな。」
北山陽一「そうですか・・・それは残念です」
田辺恵二「おお・・こんなところに居たのか、陽一君。さっき君のお父さんと会ったんだよ。君が僕のところに邪魔しに行くからよろしくってさ。2人してなにしてたんだい?」
ト書き「3人が、会社でパソコンの話で盛り上がっているころ家では・・・」
安岡優「さ〜てとっ!洗濯、洗濯!!」
ト書き「家事を楽しんでます…。」
安岡優「家事は得意さ!この次は掃除っ、とこれは苦手なんだよねぇ〜。」
ト書き「と言いつつ、犬のペロと戯れている安岡氏。」
ナレーション「お芝居してくださ〜い、安岡さ〜ん。」
安岡優「ペロだって酒井家の住人なんだよぉ、、、。だからOKでしょ☆(ヤングスマイル)」
ナレーション「ま、負けました。ではぺロは酒井家のペットということで・・・」
安岡優「ペロにご飯を上げなくちゃ。さあ、いっぱい食べてね!って元気ないわねぇ。具合悪いの?」
黒沢カオル「違うょ〜、ご飯がおいしくないんだっ!俺が作る!!」
安岡優「って、何で薫が家にいるの!?大学は!?」
黒沢カオル「・・・・・・・忘れ物。えへ」
安岡優「も〜!!だめじゃない!!早く持って学校行きなさい!」
黒沢カオル「はぁ〜いっと。…寝てるトコ邪魔して悪かったな?ぺロ」
安岡優「・・・・(ペロ寝てないんだけどな:汗)・・・・・・。早く大学に行きなさい。」
黒沢カオル「えーっと、何を忘れたのか・・・忘れた(汗)」
安岡優「薫が何を取りに来たかまでは、いくら母さんでもわからないわよ・・・・(汗)自分の部屋へ行って考えなさい。そうすれば、何を忘れたかきっと思い出すわ。」
黒沢カオル「え〜、わかったよ、ところでオレの部屋どこだっけ?」
安岡優「もう、何いってるのいいかげんにしなさい!ぺロもわらってるわよ。」
黒沢カオル「ペロ〜、お前はカワイイよね〜vv ♪この広い 東京の中で お前にめぐり逢えた事 奇跡だと・・・・♪ あ!何を取りに来たか思い出した!今日提出のレポートだあ!(部屋に駆け上がる)」
安岡優「たくも〜しょうがないね〜薫は。」
ト書き「その時、ピンポーンと誰かがやって来た」
妹尾武「あの〜すいません・・・こちらに優さんはいますか?」
安岡優「はい・・・私ですけど?どちら様ですか?」
妹尾武「君が優?随分と成長したな・・・俺のこと憶えてない?幼馴染だった武です。ほら、「たけ兄」って呼んでたじゃない。」
安岡優「えっ・・・?(脳みそフル回転)・・・・・・あーー!!!!!」
黒沢カオル「なになに!?どうしたのよ!?誰が来たの!?(部屋からぶっ飛んでくる)」
妹尾武「あ、こんにちは(軽く会釈)。・・・もしかして、優の息子さん?」
安岡優「そ、そうよ。薫っていうの。・・・ほら、薫もあいさつしなさい。」
黒沢カオル「こんにちは。・・・・って、俺、挨拶なんかしてる場合じゃないんだよ!それじゃね母さん!!(忘れ物を持ち慌てて家を出る)」
妹尾武「くすっ(思わず笑ってしまう)、昔の優にそっくりだ。子供はあの子だけ?」
安岡優「ううん、あの子は次男。20歳の長男・陽一に、薫はてつやと双子で・・・男ばっかりの3人兄弟なの(笑)でも、突然どうしたの?かれこれ・・・25年ぶりくらいになる?よく家がわかったわね〜」
妹尾武「こないだ優のお母さんに偶然会ったんだ。それでどうしても会いたくなって・・・」
安岡優「えっ、母に?」
ト書き「とりあえず、あがって・・・と、家の中に招き入れた安岡は、妹尾をリビングへ通す。リビングには、酒井の趣味で家族揃って撮った写真があちこちに飾られてあった。」
安岡優「(何か悩みがあるようね・・耳たぶをポリポリするクセで分かるわ)あぁそういえばたけ兄お店は順調なの?洋食屋さんよね?」
妹尾武「うん・・・だけど先月閉店したんだ。親父がせっかく建てた店・・・継いだ俺がつぶしちゃったんだ。」
安岡優「ええっ?そうだったの・・・。でも、どうして・・・なにかあったの?」
妹尾武「この不況の中だろ?客足が伸び悩んで、赤字が続いて・・・気がつけば借金が膨大な額になっていてね・・・」
安岡優「そうだったんだ。・・・私、あのお店のオムライス好きだったな。もう昔のことだから味は憶えてないけど・・・」
妹尾武「そうだ!台所かしてくれない?またオムライス食べさせてあげるよ!!」
安岡優「ほんとに。ありがとう。」
妹尾武「親父よりもおいしいオムライス作ってあげるよ♪」
安岡優「わぁい。楽しみ☆」
ト書き「台所に立ち、手慣れたフライパンさばきを披露する妹尾」
安岡優「たけ兄・・・あの頃はいっつもたけ兄と一緒だったな・・・なつかしいな・・・」
ト書き「料理をする大人になった妹尾を見て、安岡は物思いにふける。」
安岡優「そういえば、初恋の相手はたけ兄だったっけ・・・・(ハート)。」
妹尾武「(振り返りながら)優、なんだ?そのハートの目は。俺実は結婚したい人がいてね、もう一度店建て直そうと頑張ってるんだ。親父のためにも。それで優のお母さんに「優のところに料理上手な子がいるよ」って聞いて、アイデアでももらおうとやってきたんだ。この世の中「これだ!」ってモノがないとやってけないんだよね」
安岡優「ふふふ、料理の上手な子になら会ったじゃない。さっきの薫がそうよ。料理が上手な私の自慢の息子。」
妹尾武「さっきの子?あの子なんだ。あっはい!オムライス♪」
安岡優「ありがとう♪♪」
ト書き「「妹尾スペシャルオムラーイスン」を食べる優」
安岡優「たけ兄のオムライス初めて食べた・・・おじさんの味とはまた違ってすごくおいしいよ!薫も驚くわ、きっと・・・」
妹尾武「そっ・・・か。俺、親父のオムライス、追い越す事が夢だったんだよな。・・・優の言葉で思い出したよ。」
安岡優「ふふふ。薫〜。ちょっと来て〜。」
ナレーション「(コソっと)安岡さん、今黒沢さんは大学に行ってていないんですよ。さっき妹尾さんが来てすぐに、忘れもの持って家を出たじゃないですか。」
安岡優「あっ、そうだった。」
妹尾武「ふふっ優は昔と変わってないな・・・」
安岡優「そ、そお?(真っ赤)」
妹尾武「そういうところがかわいいんだけどな。」
安岡優「やっやだ!もぅ〜。たけ兄ったら、またからかってるんでしょう!」
妹尾武「優の旦那さんから優を奪っちゃおうかな〜・・・・な〜んてね(クスッ)」
安岡優「そんな事言うとたけ兄の“いい人”にチクッちゃうわよ♪」
ナレーション「その頃外から家の中を覘いていた人物・・・・薫(まだ大学行ってませんでした:汗)がショックを受けて立ち尽くしていた。」
黒沢カオル「お母さん不倫してる!?(薫は「優を奪っちゃおうかな〜」しか聞いてません)どっどっどうしよ〜(焦)。え〜っと・・・テツに相談しよう!!」
ト書き「慣れない携帯電話と格闘しながら、てつやに電話をかける薫。しかし、つながった相手は・・・」
酒井雄二「もしもし?誰だ?・・え?・・・・その声は薫か?」
黒沢カオル「なうーーーーなんでお父さんなのぉ!?」
ト書き「薫は、うまくごまかして、無事しゅーりょー。よかったね、薫さん。酒井さんも気づいてないみたいだし。」
黒沢カオル「はぁ・・・・俺としたことが失敗、失敗。今度こそテツに!えいっ!(なぜか力をこめて発信ボタンを押す)」
ト書き「かからない・・・・だってそりゃぁ、番号もなにも出てないのに、発信ボタンだけ押しても・・・・・」
村上てつや「お前、なにやってんだ?(背後から急に現れる)」
黒沢カオル「にょわーーーーーーーーーーーーーーーーー」
村上てつや「うわっ!急にでかい声出すなよ、びっくりするじゃねえか。」
黒沢カオル「だってだって・・・俺、このボタンを押しただけなのに、てつがとんできた・・・(といって携帯を眺める)」
村上てつや「はあ?何いってんだかさっぱりわかんねえよ。俺は大学サボって帰ってきたの。」
黒沢カオル「それより大変なんだって!母さんが!!!(あたふた」
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