-ゴスドラマ過去ログ:21701-21800-
黒沢カオル「ちょ・・ちょっと待ってよ。・・・(考え中)・・・妹尾さんがコックさんで、おばあちゃん(優のママ)から俺の事を聞いたって事はわかったけど、俺は一体何をすればいいの?」
酒井雄二「わからないのか?困ったやつだなぁ。」
黒沢カオル「だって分かりにくくない?そういう父さんは俺が何やればいいか分かるの?」
酒井雄二「もちろん!薫が画期的で魅惑的で皆の心を掴んで離さないメニューを考案し、てつやは性根を入れ替え妹尾さんの店でバリバリ働く!そして店が繁盛したところで妹尾さんが愛しの彼女にプロポーズし末永くお幸せに!と、いうわけだ。だよな、陽一?」
北山陽一「た・確かにそういう事だろうね・・(汗)ただ、薫とてつやは、本業の大学にも通わなくちゃいけないでしょ?手伝いは学校に通いながらでも出来るのか、また妹尾サンの店ってのが通える場所にあるのか・・・薫が聞いてる事はそういう事だと思うよ。(薫に向かって)違う?」
黒沢カオル「わからない。」
村上てつや「はぁ〜!本当に薫は・・・・・。陽一兄!もうちょっと薫に分かりやすく説明してやれよ!親父も!」
酒井雄二「そう言うなら、お前が薫に詳しく説明しなさい。」
妹尾武「待った!いきなりゴメン薫君。君の腕は料理研究家だったおばあちゃん譲りかもね。君にはきっとこれだ!と言える自信作があると思う。それで君と僕のオリジナルを前のメニューに追加して再オープンしたいと思ったんだ。考えてもらえないだろうか・・」
村上てつや「ほらっ、人助けだと思ってやってみろよ。何かあったら、俺がついてるしよ。」
黒沢カオル「そうだよねーてつがいるなら楽しそうだもんね。うん、役には立たないかもしれないけど、やってみます、お願いします〜」
ゴスペラーズ「黒沢以外→(…それは謙遜なのか?…それとも素なんだろうか………言わないでおこう)」
黒沢カオル「楽しみだねぇ。あっ!コック帽もかぶらなきゃいけないよね〜。」
村上てつや「まずはカタチから入りたいってヤツか。それだったら俺もコック用のエプロンしてみたいよなぁ。それって用意してくれんの?手伝いもエプロンするの?」
黒沢カオル「てつがエプロンつけるのぉ!?みたーーーい!!!」
妹尾武「はははっ!もちろん用意するよ。」
黒沢カオル「やったぁ!俺一度でいいからコック帽かぶってみたかったんだよねぇ♪」
村上てつや「あ。…あの。変なデザインじゃないですよね?もちろん、店内で使うものだから、そういうことは無いんだろうけど。」
酒井雄二「変なデザインとは? おまえみたいなやつは変なやつで十分だ!!」
妹尾武「変なのって、例えばどんなのが、君の歳だとそう思うの?」
酒井雄二「いや…そ、その…た、例えばだなぁ「裸エプロン」とかなぁ…(赤面中)」
村上てつや「・・・そりゃ、親父がお袋にさせたい格好だろ?ちげーよ、フリルのついたピンクの花柄とかさ、女の子ならまだしも、俺が着たらぜってぇーにあわねぇような柄じゃないよな?って不安になったの」
安岡優「・・・・あなた!そんなこと思ってたの!? (小声で)言ってくれたらいのに・・・。」
酒井雄二「母さん!!子供たちの前でそんなこと言っちゃいかん!!(照)」
村上てつや「あ〜!!厚い・暑い・熱い!!ごちそうさま!!(けっ!)」
北山陽一「ふう〜。で、何からはじめるのさ?」
妹尾武「まずは今までのお店を新しくしたいんだ。ペンキ塗りとテーブル配置等店内のセッティングかなぁ・・・申し訳ないけど手伝ってもらえる?」
ゴスペラーズ「OK!!」
黒沢カオル「これがここで・・・あっうわぁ〜落ちてきたぁ〜。」
北山陽一「大丈夫か、薫?壊すなよ?」
黒沢カオル「うん大丈夫!コック帽〜コック帽〜♪(ご機嫌)」
ナレーション「えっと・・・確か今は酒井家で皆さんが話しているシーンですよね?」
黒沢カオル「大丈夫、大丈夫。では気を取り直して。やるぞ〜ペンキ塗り〜!んじゃ、早速お店に行こうよぉ!!」
安岡優「たけ兄〜ここからお店は遠いの?」
妹尾武「う〜んと、ここから15分くらい歩けば着くよ。」
黒沢カオル「よぉ〜〜っし!!ここからダッシュで競争だぁ→→♪♪」
村上てつや「勝手にやってろ・・・」
酒井雄二「ほらっ、てつや!さっさと薫に着いて行くのだーーーーっ!!妹尾さん、2人を宜しくお願いします!」
妹尾武「わかりました。」
安岡優「しっかりやるのよ?」
ゴスペラーズ「OK!」
黒沢カオル「早く行こうよ〜!!」
北山陽一「僕は、午後から講義取ってるから行けないよ。これから昼食べて、大学行かなきゃ。」
黒沢カオル「え〜〜〜っ!!いいじゃん、ちょっとくらい。陽一兄は少しさぼった方が頭やわらかくなるよ。」
北山陽一「そういう訳にはいきません!妹尾さんの所には、薫とてつやで行って来てね。」
酒井雄二「薫がんばるんだぞ!(優ママに向かって)さあ、母さん一緒に昼食しようか。食べたら父さんは仕事に戻らないと。」
安岡優「・・・(たけ兄が作ってくれたオムライスを食べたからお腹一杯なんだけどぉ・・・)。」
酒井雄二「(時計を見て)む!?もうこんな時間か!?母さんゴメン!すぐ仕事に戻らなければ!」
安岡優「あら、そうなのぉ?残念だわぁ〜。(内心はホッとしている)」
北山陽一「母さん、僕には作ってください。温めだけでもいいですが、残っているでしょ?」
安岡優「じゃあ、ちょっと待ってくれる?(妹尾が作ったオムライスがまだあるので暖める)」
村上てつや「さっさと食えよ!!」
北山陽一「どうしててつやにそんな事言われないといけないんですか!お前こそさっさと行きなさい!」
黒沢カオル「ほら早くぅ〜〜(てつやの服をくいくいひっぱる)」
効果音「バシッ(カオルをたたくてつや)」
黒沢カオル「て、てつ・・・っ!?ひどいよぉ〜・・・(俯いて泣きそうな表情)」
村上てつや「ぐっ・・・・(生まれてこのかた、かおるの泣きに弱い)」
北山陽一「まったく・・・さっさと行きなさいっつの!!」
村上てつや「わかりました・・・(ヤケ)」
黒沢カオル「(ぱっと笑顔に戻って)やった〜、やっぱりてつだね」
村上てつや「なんだよ、その『やっぱり』って!!」
黒沢カオル「だって、生まれた時から一緒なんだよ?テツの弱い部分はよく知ってるんだから〜(ニヤリ)」
村上てつや「やっぱこいつにはかなわねえな・・・(苦笑」
黒沢カオル「ん〜?何か言った?」
村上てつや「別に・・・さあ行くぞ!」
黒沢カオル「うん☆いってきまぁ〜す!」
北山陽一「ふ〜、やっと行ってくれた・・。あぁ〜、せっかくのオムライスが少し冷めてしまって。(悲しげな表情)」
安岡優「やっぱり私も行ってくるわ。あの二人だけじゃ心配だし・・・たけ兄のお店も見て来たいし・・・」
北山陽一「いいですよ。行ってらっしゃい。」
安岡優「てつや〜、薫〜、待って!母さんも行くわ!」
北山陽一「午後の講義は二時からだからあと一時間余裕があるから、レポートの見直しをしよう。」
ナレーション「余裕のある時間で復習ですか・・・偉いっスね〜北山さん」
北山陽一「僕にとっては、当たり前の事なんですが・・・」
ト書き「さてさて、場面は変わって、てつやと薫と母。。。」
村上てつや「なんでお袋まで来たんだよ!?」
安岡優「かわいい息子を心配しない母がどこにいますか!」
村上てつや「もう大学生だぜ?うざいっつうの。」
黒沢カオル「テツ、「ウザイ」とかって言わないの!昔の友達のお店だもん。母さんだって一度くらい見てみたいんだよ。・・・・ただ、あまりあの人と親しくすると、父さんがまたスネルからね?父さんを怒らせると、メチャクチャ恐いんだから・・・それだけは気をつけてよ?」
安岡優「はいはい。分かってますって!ほら!早く行きましょう!」
村上てつや「っちぇ・・・」
妹尾武「薫君、てつや君!何してるの、こっちこっち・・・・・あれ?優ちゃんも来てくれたの?」
安岡優「私も行っていいかしら」
妹尾武「もちろんだよ。」
安岡優「ふふ、ありがとう。それにしても優ちゃんなんて・・・優でいいのよ?」
妹尾武「いや、旦那さんに悪いでしょ?(笑」
村上てつや「そうそう。子供の前であんまりイチャつくなよ〜。・・・・・どこかから、親父が覗いてたりして。なんちって」
ナレーション「そうです!見ておりますよ、雄二パパ(笑)。営業外回りが丁度妹尾の店と同じ方向なのでついて行ってます。」
酒井雄二「ドッキーン!!な・な・なにを言ってるんだ!俺は別に後を着けてた訳でもなく、ましてや優の事を疑ってる訳ではないっ!ただ、たまたま偶然この道を通っただけで・・・ぶつぶつ (って誰に言ってるんだ・・汗)」
黒沢カオル「(ナレと酒井のやりとりが聞こえて)あ!お父さんみっけ!」
ト書き「感動の再会・・・・・・(笑)」
安岡優「雄二さん?外回りじゃなかったの?まさか・・・ついてきたとかじゃないでしょうね?」
ト書き「睨み。」
酒井雄二「な・何を言ってるんだ、母さん!仕事中に決まってるだろう?外回りの仕事はそんなに暇じゃないんだぞっ!(やや焦り気味?)」
村上てつや「(おいおい、オヤジ、バレバレだっつーの!(笑))」
安岡優「そんな、てれなくてもいいのよ(ハート)私のこと、あ。い。し。て。るからなんて!キャッ」
酒井雄二「か・母さん!子供達の前で、な・なんて事を言うんだっ(焦) そう言った事は2人の時に言うのが、大和撫子の慎ましさがあって良いと言うか・・・・・・(なにがなにやら)」
黒沢カオル「何言ってるの??」
安岡優「んも〜雄二さんってば薫が??になってるわよ♪あらま、たけ兄も置いてけぼり食らってるわ。。ごめんねたけ兄〜(一人ポツン状態の妹尾に声をかける)」
妹尾武「(てつやに近寄って)君の両親っていつもこう?(汗)」
村上てつや「やっぱ変ですかね。。。」
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