-ゴスドラマ過去ログ:23201-23300-
黒沢カオル「さすがてつだよぉ〜!!!!!僕だったら絶対思いつかないもん♪」
田辺恵二「(このどこぞのバカップルみたいな二人を誰か止めてくれ・・・)」
妹尾武「(この2人を俺たちにどうしろというんだよ…)」
黒沢カオル「ん?2人ともどうしたの?黙っちゃってさ。いい名前だよね?」
田辺恵二「(そんなに笑顔で言うなよ黒沢…嫌だ!なんて言えるかよ)うん…とっても…いいと思うよ。(泣)」
黒沢カオル「あ〜、やっぱ泣くほど良い名前なんだよね。俺も泣きそうだよ。テツ、お前天才かもよ。」
村上てつや「天才?!ったく、黒沢は言う事がまだまだ子供だな〜!(とか言いつつ嬉しそう・・)」
ナレーション「(はいはいもう進めますよ(汗))結局妹尾、田辺の意見も無いままグループ名はゴスペラーズに決まった。後にこの名が日本中に知れ渡るとは・・・村上は分かっていたのだろうか。そして時が過ぎ村上は大学で2年目の春を迎え、サークルではリーダーの存在となっていた。そんな中ゴスペラーズの更なる発展を考え始めていた」
村上てつや「黒沢〜春だな〜」
黒沢カオル「春だね〜。っておじいちゃんおばあちゃんの会話じゃん。」
村上てつや「よし!!新入部員入れるゾ!!もちろん、歌が上手いヤツ。」
黒沢カオル「だねぇ。でもどうやって歌がうまいやつを探すの?」
村上てつや「簡単なテストをするんだよ!入部前に!」
黒沢カオル「それってさぁ、高校のときに俺をびびらせつつやったテスト?」
村上てつや「びびらせたはねぇだろ(苦笑)・・・ま、あれみたいなヤツだな。お前をここ(SCS)入れる時にも軽くやっただろ?」
黒沢カオル「ん〜・・・俺の時はテツがいたから入部テストを受けられたけど、他の人はテストを受けるきっかけがないよね?」
酒井雄二「あの〜、すいませんここが「ストリート コーナー シンフォニー」?ですか?」
黒沢カオル「そうですよ(^^)」
酒井雄二「えと・・・入りたい・・・のですが」
黒沢カオル「簡単な入部テストがあるので、それを受けて下さい。ね!てつ?」
村上てつや「ん。あぁ・・・(遠くにいた女の子を見ていたらしい)」
黒沢カオル「もう!しっかりしてよ!(酒井に)・・・え〜っとね、まず何でもいいから1曲歌ってみて。この場所で。」
ナレーション「ちなみにここは、サークル勧誘の出店が並ぶ広場のど真ん中。まわりには酒井以外の新入生はもちろん、先輩達も大勢いる。」
酒井雄二「え、歌ですか?あ、はい。では「missing」、久保田利伸さんの曲をば。」
村上てつや「・・・・・・・。(酒井が歌っている姿を真剣に見ている)」
黒沢カオル「・・・・(聞き惚れていて言葉が出ない)」
酒井雄二「♪〜♪…っとまぁ〜、こんな感じで良いですか?」
村上てつや「うん!(こいつ、なかなかいい声してんな)・・・お前、上のドから半音ずつ順番に1オクターブ下まで下げてみろ。」
ナレーション「そして酒井がやりおえた。」
酒井雄二「・・・・・どうですか?」
黒沢カオル「うまいうまい〜〜〜〜!!!(関心中)」
村上てつや「ン〜〜〜〜・・・・・・・・・・・合格!!!!!」
酒井雄二「えぇ!?(☆★)ご・・・合格ですか1?」
村上てつや「ま、黒沢が言うほどうまかぁねぇけど、まぁ珍しい声してるし、それなりだからな、入れてやってもいいぞ?って感じ。(偉そう)」
黒沢カオル「(まったく、素直じゃないなぁ・・・・)」
ト書き「一方、こちらでは大学の図書館にいる北山。」
北山陽一「・・・・?なんか外の方に人だかりができているなぁ。(読んでいた本から目を上げ、外を見る北山)」
ナレーション「あれは即興のライブだよ」
北山陽一「え?!ライブ?それってアカペラの?(ナレーションに興奮気味に聞く)」
ナレーション「そ。興味あるならいってみたら?」
北山陽一「いく〜〜!(凄いハイテンション)」
安岡優「北山は、慶應の環境情報学部に進学していた。アカペラに興味は持っていたが大学の音楽サークルにあまりいい所が無く、仕方なしに体育系のサークルに入って毎日を過ごしている。この時の北山は、この先、まさか自分が歌を歌う事になるとは思ってもいなかっただろう・・・。(そろそろ僕も出番が近づいてるな〜)」
ナレーション「さてさて。その頃、入部テストに合格し、見事SCSの部員になる事が出来た(私の)酒井さんは・・・・・」
酒井雄二「よろしくお願いしますっ!」
ナレーション「リーダーに下っ端扱いされていた。(;;)」
村上てつや「(そんな事してねぇよ)←ナレに向かって」
黒沢カオル「まあまあ(^^;)ナレもそんな隅っこにいないで、コッチにおいでよ。」
酒井雄二「黒沢さんはやさしいですね〜」
黒沢カオル「えへ、そうかな〜(照)」
村上てつや「おい酒井!村上先輩もも優しいだろうが!」
酒井雄二「え・・。でもやっぱり黒沢さんの方が・・・。」
安岡優「(ナレ)事実だと思います!」
村上てつや「よっ、よし、酒井!カレー食いに行くぞっ!」
黒沢カオル「それは俺の趣味じゃないの?村上・・・」
村上てつや「うるさいっ!おい、俺と勝負だ、酒井!500倍の辛さを味わえ!」
安岡優「バカリーダーがまたとんでもないこと言い出したよ」
酒井雄二「えっ、そ、そんな〜(涙) 僕はそんな辛いのはだめです〜」
村上てつや「ダメだ!!新入部員は全員この辛さを味わうんだよっ!行くぞ!!(酒井の腕を引っ張っていく)」
酒井雄二「(涙目で)は、はい〜」
黒沢カオル「ねーー俺はー?」
村上てつや「食いたいなら付いて来い!イヤなら付いて来んな!」
黒沢カオル「やったぁ、うれしいな〜。カレー、カレー♪」
ナレーション「どうやら激辛というのを忘れているようである。」
村上てつや「・・・・ま、黒沢は普通のカレー食ってろや(その方が大人しくていい)」
黒沢カオル「んふふ〜♪(ご機嫌なようす)」
酒井雄二「(うるさくすれば、普通のカレーでいいんだろうか・・・?はっ!いかん。ここで逃げたら男がすたるというものだっっ!!)」
安岡優「いろいろ考えをめぐらす酒井。(僕の出番まだかな?)」
酒井雄二「(ちくしょ〜食べてやるっ!)」
ナレーション「ここから村上vs酒井の意地の対決が始まっていったのだ。」
村上てつや「さかい〜、お前残したらどうなるかわかってるんだろうなぁ?(すごい迫力)」
酒井雄二「わかってますとも。もちろん先輩も男なら残したりしませんよねぇ?(ニヤリ)」
黒沢カオル「(んぐんぐ)おいしぃ〜〜〜!2人とも早く食べなよ。」
村上てつや「俺はイヤってほどここのカレーは食ってんだ。残したりするかよ。」
酒井雄二「うっ・・・(冷や汗)・・・あっ、カレーが出来ましたね。なんだっ、この固形物のようなルーは!!」
村上てつや「んふふ。まだまだ甘いねぇ、酒井ちゃん。(満足そう)」
酒井雄二「くぅ〜、負けるわけにはいかないっ!!男酒井雄二、行け、行くんだぁーーーっ!!(フライングでいきなりカレーを食べ始める)」
北山陽一「(出番が少ないので出番までナレをすることにした)雄二はかなり涙目になりながら1皿カレーを食べ終えた・・・」
村上てつや「まだまだぁ〜!!」
酒井雄二「ぬををを〜!もうなんでもかかって鯉!」
北山陽一「(もう一回ナレーションを…)村上の不敵な笑みに気力で負けまいとする酒井は二皿目を食べ終える…」
黒沢カオル「ど、どうしたの二人とも(^^;)」
安岡優「無言で食べつづける二人。(まだ、出番が来ない・・・)」
黒沢カオル「汗出てるよぉ??」
酒井雄二「まだまだ平気っす!!!!」
黒沢カオル「・・・・鼻血も出てるよ?」
安岡優「(出番少ないんで壊れた)んなもん出したれ〜!!」
黒沢カオル「・・・はい、酒井、チリ紙。無理するなよぉ?てつもあんまりあおるなよぉ〜」
北山陽一「もう!なんかガチンコみたいになってきてるし!ヤスは壊れるし!まじめにやろうよみんな!」
村上てつや「ばかやろう!!俺はいたってマジメだ!」
北山陽一「どこがだよ・・・(呆)」
村上てつや「まじめなんだ〜!おれはまじめなんだー!(やけくそ)」
北山陽一「まじめじゃないじゃん…」
安岡優「雄二、穴という穴からいろんなものが吹き出してるよ。涙やら汗やら鼻水やら」
酒井雄二「大丈夫だ!まだ耳からは何も出ていないぞ!!(出てたまるか!)」
黒沢カオル「酒井〜大丈夫?」
ナレーション「そして、とうとう酒井さんイスからバタンッ!と倒れました。大丈夫でしょうか?救急車呼びます?」
効果音「ピーポーピーポー・・(危険と判断した北山が呼んでおいたのだ。流石北山ささん!)」
北山陽一「まったく、最終的に行き付くのがコレなんだから・・・。しばらく雄二は休ませて、進めるよ。一年後、村上・黒沢・田辺・妹尾の4人で作った「ゴスペラーズ」は「Promise」という曲を武器に活動し、サークルの看板グループとなっていた。そして、また春が訪れる・・・。」
村上てつや「春だなぁ〜、黒沢。」
黒沢カオル「そうだねぇ、てつ〜」
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