-ゴスドラマ過去ログ:23401-23500-
村上てつや「・・・・ったく、そうじゃなくってよぉ、歌で食っていきたいかってことだ。」
黒沢カオル「食ってい〜き〜た〜いぃ♪」
効果音「バシッ!!(またもや村上が何者かに叩かれた音)」
村上てつや「いって〜・・・・。今度は誰だよ!!」
ゴスペラーズブラック「(サークルメイト)村上、お前にお客さん。なんかこの間のライブ見に来てた人らしくて、お前に話があるんだとか。」
村上てつや「(なんで俺を叩くんだよ!!)俺に、お客?」
ゴスペラーズブラック「そうだよ。早く行ってやれよ、待たしてるから。」
村上てつや「あいよ。(辺りを見渡して)・・・お客・・お客と・・・」
ナレーション「そこに居たのはなんと・・・!」
小林社長「もぐもぐ(出番を忘れてパンを食べている)」
村上てつや「ぬわにぃぃぃ!!」
小林社長「ん?(はれ!?なんだ出番来ちゃったのか!このパン美味いのに・・)や、やぁ!(←つぶらな瞳でにらんでいる村上にビビッテいる)」
村上てつや「(社長、しっかりしてくださいよ!) あなたは・・・・・俺に何の用ですか?」
小林社長「私はこういう者なんだが・・・(と言って名刺を差し出す)君のやってるグループ・・・・・「ゴスペラーズ」だったかい?インディーズでCD出してみる気は無いかな?」
村上てつや「ファイルレコードの佐藤さん?・・・!!!もしかしてラッツアンドスターの佐藤さんですか?!」
ナレーション「名刺と佐藤(小林社長)の顔を交互にみる村上。」
小林社長「この間君達の歌を聞いたんだけどね、なかなか良かったよ。」
村上てつや「ホントにっ!?(思わずファルセット)」
小林社長「ああ。それでカバーなどではなく、「オリジナルの」CDを出してみないかと聞きに来たんだが・・・・・・どうかな?」
村上てつや「えっ・・・!(思わず絶句)ま、まじっすか?!でも他の部員達とも相談してみないと・・・。」
小林社長「もちろん、すぐにとは言わない。仲間たちとよく話し合ってくれたまえ。ただ、これだけは頭に入れておいてほしい。このCDはあくまでも゛遊び゛で出すものじゃないってことをね。」
ナレーション「低音をさらに低くして、念を押す佐藤氏。」
村上てつや「はっ・・・はい。わかりました(うっわ、シャチョ〜マジ顔だよ)」
ナレーション「そのころ黒沢は・・・。」
黒沢カオル「今日村上が食事にくるんだよなあー♪何作ろうかなあ〜♪」
北山陽一「黒ポン・・・・てっちゃんが凄い顔してこっちに走ってくるよ・・」
黒沢カオル「エッ?!ナンテ?「外国人風」」
村上てつや「はぁはぁ、やっやべぇよ!!マジでやべぇ!」
黒沢カオル「なっ、何!?何がヤバイの?あっ、お腹減りすぎで死にそう!?(天然炸裂)」
村上てつや「(テンション下がりつつ)お前じゃないんだから。」
北山陽一「どうしたんですか?」
村上てつや「それがな・・・かくかくしかじかで・・・・。」
北山陽一「てっちゃんは佐藤さんから言われたことを大急ぎで黒ポンに伝えた・・・・んですけど、話がはやすぎて黒ポン混乱中です」
黒沢カオル「???????」
村上てつや「なんでお前はそうのんびりなんだよぉっ」
北山陽一「いや・・今のは僕でも聞き取るのがやっとでしたよ」
黒沢カオル「てっちゃん・・・腹減りすぎ?すぐにごはん作ろうかぁ?(超天然)」
村上てつや「だから〜そうじゃないって!!CD出さないかって言われたんだよ!!!」
黒沢カオル「えっ・・・・・・・・嘘・・・・」
村上てつや「お前なぁ、俺が嘘をつくと思うか?!つくとしたら、エイプリルフールの日だけだぞ!!(やけに自身満々)」
黒沢カオル「つくだろぉ・・・これ食べていいぞとか言ってカップラーメンくれたけど、空だったし。ぽてとちっぷすの袋にはウーロン茶が入ってたし。ライブチケット取ったから行こうぜ!って言ったのに、変なアイドルの握手会だったし・・・・」
村上てつや「変なアイドルだぁ〜〜!!?おいっ!黒沢!言っていいことと悪いことの境目がわかってねぇみたいだなぁ!!(殺気ムンムン)」
北山陽一「あのぉ、怒る理由がめちゃくちゃなんですけど・・・」
黒沢カオル「・・・・で、話の続きは?(村角化症美)」
村上てつや「黒沢?!・・・・お前も腹の空きすぎで疲れてるようだな。」
黒沢カオル「違うよっ!!この前に僕のせりふ入れた人が変換を間違えたんだい!(ムキになってる)」
村上てつや「よしよし(頭をなでている)」
黒沢カオル「悪いのは俺じゃないってばぁ〜!(絶叫)」
ナレーション「黒沢の叫びで、なんと壁が壊れた!!」
北山陽一「すごい!今のはどれぐらいの周波数なんでしょう?研究してみたいな〜♪(笑顔で黒沢を見る)」
黒沢カオル「北山までなに言うのさっ!!(微妙に涙目)・・・てつ〜、もう話進めよ〜ってば〜。」
村上てつや「やだ。」
北山陽一「なに進行を拒否してるんですかっ!!(コントよろしくデカハリセンで村上の頭を叩く) 僕だってちゃんと出たいんですから、早く進めてください!!」
村上てつや「いって〜な! はいはい。進めるよ!進めりゃいいんだろぉ〜!!(ヤケ)」
北山陽一「・・・何ですか?その言い方は。それともてっちゃんは、僕なんか出なくてもいいって言うんですか?(低音&睨み付け)」
村上てつや「じょ、冗談だよ北山ぁ〜・・・(冷汗)」
黒沢カオル「北山最高♪」
村上てつや「ほら北山、お前が怒るとファンが悲しむぞ。続けろって。」
北山陽一「・・・わかりました。」
黒沢カオル「北山最低♪」
北山陽一「・・・・・わかりました。(最低音で)」
村上てつや「バシッ!(黒沢をたたく)」
黒沢カオル「いった〜・・・。はいはい、もう進めよ進めよ。・・・それで、CD出そうって言われて続きは?」
村上てつや「それがさ、出すなら「オリジナルの」CDって言われたんだ。さすがにその場で「はい、やります」とは言えなくて、「メンバーと相談します」って事になったんだけど・・・・・お前はどう思う?」
黒沢カオル「まじで?俺らデビューできるの?すげ〜」
村上てつや「・・・って言ってもインディーズだけどな。でもさ、「オリジナル」って事は、自分達で曲書かなきゃいけないだろ?ただの学生の俺等がそんな事できると思うか?」
北山陽一「う〜ん・・・」
黒沢カオル「ええ〜、いいじゃん。少しずつでも自分達で作ろうよ。最初は皆初心者なんだし。」
村上てつや「お前のその前向きなとこ・・・というか重大に考えていないというか・・・・そういうところがうらやましいよ。」
黒沢カオル「それって・・・誉めてるの?けなしてるの?(ヒジョーに気になる・・・)」
村上てつや「どうとでもとってくれ」
黒沢カオル「そっか。褒めてくれてありがとう。(ニッコリ)」
村上てつや「さすがだな・・・・・。とにかく、どうする?っていうかどうしたい?」
黒沢カオル「まず・・・みんなに相談しようよ!俺は・・・プロになりたいな。」
村上てつや「(」
ナレーション「村上さん?大丈夫?「(ボソッと)・・・・お前の考えは安易だな・・・・・」でしょ?そうですよね?ね?」
村上てつや「北山は?」
北山陽一「俺は関係ないじゃないですか。まだ加入してないし」
村上てつや「いや。第三者としての意見を聞きたくてよぉ。黒沢の意見だけじゃ心配だし。」
黒沢カオル「えぇ〜!!心配ってどういうことさぁ〜!!」
村上てつや「べぇつにぃ〜(少しにやける)」
北山陽一「あ〜、おほん。(気を取り直して・・・・)とりあえず黒沢さんが言うように、まず部員の皆と話したほうが良いでしょうね。なかにはプロになりたくないという人もいるでしょうし。」
黒沢カオル「さっすが北山ぁ♪」
ナレーション「そして、剣を使った勝負が始まった。」
ト書き「ちょっとナレさん、それボツになった台本じゃない、しっかりしてよ。・・・コホン、えー、村上たちは部員の皆のもとへ向かい、説明した。」
村上てつや「・・・・ということなんだけど、お前らはどうする?黒沢はやる気満々なんだけどよ。」
黒沢カオル「〜♪」
村上てつや「(黒沢に向かって)鼻歌はやめてくれ。」
妹尾武「(初代ゴスメンバー)う〜ん・・・・・・曲作るっていうのは難しいけど、やってみたい気もするなぁ・・・。田辺、お前は?」
田辺恵二「まあ、俺もそんな感じだな。難しそうだけど・・。」
村上てつや「そっか、まぁとりあえずやってみるという方向で返事するか。・・・安岡と酒井はどうなんだ?」
ト書き「村上に話を振られた安岡は、言葉に詰まった。」
安岡優「でも・・・僕、村上さんみたいに歌うまくないし・・・・」
黒沢カオル「何言ってるのさ安岡!僕はヤスの声すごく良いと思うし、歌だってうまいよ!」
酒井雄二「でもその方は、先輩達「ゴスペラーズ」を気に入ってくださったんですよね?・・・だったら後輩の僕等は入らない方がいいと思います。先輩達「ゴスペラーズ」がインディーズデビューってした方が・・・・・。」
安岡優「僕も酒井さんの意見に賛成です。村上さん達4人が「ゴスペラーズ」としてデビューしてください。僕等後輩は、影ながら4人の手伝いをします。」
村上てつや「安岡・酒井・・・・ありがとう」
北山陽一「次の日てっちゃんは佐藤さんに連絡をし、4人はそれぞれ曲作りを必死にやり始めた。そして数週間後、再び佐藤さんがてっちゃん達の元を訪れる。」
小林社長「(佐藤さん)やぁ、その後曲作りの方は進んでるかい?」」
村上てつや「は・・・はい!まだ全然完璧じゃないんですけど、これがとりあえず今できている曲です(佐藤に譜面を渡す)」
[TOP|NEXT|BACK]