-ゴスドラマ過去ログ:23601-23700-
田辺恵二「まあまあ、黒沢はいつもこうじゃん。(と言って村上の肩をぽんぽんたたく)これでも緊張してるんじゃないか?」
黒沢カオル「(どきどきどき)」
村上てつや「黒沢・・・大丈夫か?」
黒沢カオル「だいじょ、じょうぶだよ。(声が裏返った)」
妹尾武「全然大丈夫じゃないみたいだな・・・。」
北山陽一「黒ポン緊張しすぎ・・・」
村上てつや「落ちつけよ?」
黒沢カオル「だって・・・だって・・・(半泣き)」
村上てつや「あ〜」
ナレーション「緊張のあまり黒沢は泣き出してしまった。」
北山陽一「あ〜あ!ま〜たてっちゃんが黒ポン泣かせた!」
BGM「チャーチャーチャーチャーチャーャチャチャリラリラ〜」
黒沢カオル「ん?あ、ごめんごめん。泣いてないよ〜。ちょっと目にゴミが入ったみたい。ちょっとテツ見て〜。」
村上てつや「しょうがねぇなぁ〜、見せてみろ。」
田辺恵二「すっごい関係だな・・・・。」
平見文生「まあ、高校からの付き合いだしな、あの二人は。それよりさ、田辺ちょっと話があるんだけどいいか?」
田辺恵二「なんだよ平見。」
平見文生「じつはおれさ、ほかにやってみたいバンドがあって、誘われてるんだよ。いづれ村上には話すけどさ。グループ抜けようと思ってる・・・。まあ、レーコディング終わってからだけどさ。まずいかな?」
田辺恵二「そっか・・・お前も抜けるのか・・・実は俺もそう思ってるんだ。そろそろ本気で就職しようと思って・・・村上には悪いけど・・・」
村上てつや「・・」
黒沢カオル「テツ、どうしたの??」
村上てつや「いや・・・なんだか嫌な予感がするんだ」
黒沢カオル「嫌な予感?…」
村上てつや「・・・・いや。考えすぎだよな。俺も、ちっとは緊張してるって事かな。ははは・・・」
ト書き「その頃サークルに入るため北山は早稲田に訪れていた。」
北山陽一「はあ・・。ここだな。サークル入るときテストでもやらされんのかなぁ?」
安岡優「こんにちわぁ〜☆★」
北山陽一「(ヤス凄い笑顔だな・・・)あ、こんにちは!あの入部したいんですけど」
安岡優「えぇっ!入部してくれるの?ほんとにほんと??」
北山陽一「(ヤングスマイルに圧倒されて)あ・・・あの・・・まだ入部すると決めたわけではないけど・・・。」
安岡優「・・・・・入ってくれるよね??(じっと、上目使いで北山を見つめる安岡)」
北山陽一「・・・・・(そんなに見つめられたら、断れないよ。ただでさえ俺、ここの生徒じゃないのに・・・)は・・・、まあ・・・はい・・・。」
安岡優「本当?入ってくれるの〜?わーい、よろしくねえ☆(やっり〜、これでサークルの中で僕が一番下っ端じゃなくなる〜♪) あ、僕は1年の安岡。君の名前は?」
北山陽一「北山陽一です。初めまして!」
安岡優「よろしくね。北山さん(ニコ)。で学年は?(このときまさか自分が一番年下&(下っ端)になると思わなかったのはいうまでもない)」
北山陽一「あ・・俺、ココの学生じゃないんです。サークルの事は人づてに聞いたもので・・・慶応義塾の2年です。」
安岡優「!?慶応?2年?(・○・)・・・・。失礼でございますが、私どものどのものからお話を?(突然のことにかなりびっくりしたらしくめちゃくちゃ敬語)」
北山陽一「(ヤ・・ヤス?台本に書いてない動揺しちゃダメじゃん!)あ・・えっと・・・あの方からです・・・(とある生徒を指差す)」
一般人(女)「(北山を連れて来た女子大生)こんにちは、安岡君。彼、アカペラに興味があるんだって。ほんとこのサークルの事とか何も知らないみたいだから、いろいろ教えてあげてね。」
安岡優「えっ!?本当に何も知らないの?」
北山陽一「あ、はい。図書館でたまたま日本のアカペラグループの映像が流れてて、そのグループがここのサークルの人達だってさっきの彼女から聞いたんです。えっと・・・・とりあえず安岡さん、よろしくお願いします。(入部した順から先輩なので、安岡の事を「さん付け」で呼ぶ)」
安岡優「こちらこしょ、よろしくお願いしますぅ。(いまだに動揺)」
北山陽一「(こそっと)ヤス!噛んでるよ!」
安岡優「だってぇ・・・。突然だったんだもん。動揺しゅるよ・・・。(相変わらず噛んでます)」
DJバリ"K"〜ん「(サークルの先輩)安岡そいつ新入り?喉仏でかいな〜。」
安岡優「あっ、しぇんぱい。喉仏が大きいとなんかいいことあるのぉ?」
DJバリ"K"〜ん「まぁ・・・いい事かどうかはわからんが、結構低い声まで出せるんだよ。」
安岡優「ベース向きって事ですか?」
DJバリ"K"〜ん「そうだね。 ベースについては村上が詳しいから、帰ったら聞いてみな。」
安岡優「じゃあ、北山さん・・・このサークルの事実上のリーダーのところに行きましょう(ようやく落ち着いた)」
北山陽一「事実上のリーダーって・・・・なんか怖そうですね。」
安岡優「あ〜あの人ぜんっぜん怖くないさ〜(リーダーがいないと思っていったいた・・・・が)」
村上てつや「な〜んか言ったか〜、安岡〜(安岡の真後ろから現れた)」
安岡優「きゃーーーーーー!!」
北山陽一「・・・・・どうも」
村上てつや「?見かけない顔だな。安岡、どなた?」
北山陽一「あの・・・初めまして・・・。サークルに入る事になった北山陽一といいます。(ビクビク)」
村上てつや「あ、そう。(北山をじ〜っと見つめ)お前、喉仏でかいなぁ。だいぶ低いところまで声出せれるんじゃないか?・・・そのうち俺がベースの手ほどきしてやるよ。じゃあな。(「ゴスペラーズ」の活動が忙しいため、さっさとその場を去っていく)」
北山陽一「・・・・なんか・・・サッパリしてると言うか何というか・・・(ちょっと怖がっている)」
安岡優「顔は怖いけど多分いい人だよ。」
村上てつや「多分ってなんだよ、たぶんって」
安岡優「きゃーーー!!!ま、まだいたの!?」
村上てつや「俺は充分いい人だよ!!(自信タップリで言われ安岡困惑)」
北山陽一「あの・・・いいんですか?行かなくて。忙しいんじゃ・・・・・。」
村上てつや「いや、うちのサークルに入部希望なら一回俺らの活動を見てもらったほうがいいかなと思ってさ。だから安岡と一緒に来いよ。」
黒沢カオル「てつ〜っ!・・・・と・・・初めまして!だよね?(北山に)」
北山陽一「はい。サークルに入ることになった北山陽一です。よろしくお願いします。(こっちの人は優しそうだなあ)」
黒沢カオル「俺は黒沢薫。ヨロシク♪(ヤングスマイルに負けないくらいの笑顔)で、この怖そうなのが村上ね(もちろん悪気はナシ)」
村上てつや「お前が言うのは許してやろぅ・・・・(照れ気味)」
黒沢カオル「何照れてるの?」
酒井雄二「みんな〜なにしてるんだぁ〜・・・・っと!新しい人!」
北山陽一「あっ、どうも初めまして・・・北山です。慶応義塾の2年生です。今度入部することになりました。(と言っておじぎする)」
酒井雄二「こちらこそ(軽く会釈)。へ〜慶応の人なんですかぁ(まじまじと北山を見る)。俺は酒井って言います。」
北山陽一「ヨロシクお願いします、酒井さん。」
村上てつや「慶応・・・〈ちょっとビックリ」
黒沢カオル「てつぅ、どうかしたの???」
村上てつや「おまえ・・・慶応の環境情報学部ってすげー秀才が集まってんだぜ!」
安岡優「しょ、しょーなの?!(またまた台本にない動揺)」
北山陽一「ちょっとちょっと!僕慶応としか言ってないでしょ!台本にないこと言っちゃダメじゃん!」
黒沢カオル「だめじゃん!」
酒井雄二「黒ポン・・・・相変わらずの鸚鵡返し・・・」
村上てつや「ごっごめんよぉ〜〜〜黒沢〜〜(なぜか黒沢だけに謝る)」
黒沢カオル「しょうがないなあ、テツは♪おーし!ココは、改めて副部長の俺が!(仕切れて、ちょっと嬉しそう・・) へ〜、慶応義塾?そこって確か・・・・・そうそう!頭が良すぎる変人が多くて有名なところだよね〜(悪気一切ナシ!)」
村上てつや「お前、ちょー失礼なこと言ってるゾ・・・。」
黒沢カオル「えっ!?ウソっ!?褒めてるんだよぉ?慶応ぎ…技術だっけ酒井?」
酒井雄二「黒沢さん・・・。技術じゃなくて義塾です・・・・。さっきまで言えてたじゃないですか。」
黒沢カオル「だってぇ。似てるんだもん・・・」
村上てつや「まったく、しょうがねぇなぁ黒沢は・・・。」
北山陽一「・・・安岡さん、この人(黒沢)っていつもこんな調子なんですか?」
安岡優「そう・・・だね。北山・・・さんもそのうち慣れるよ。たぶん・・・。(心配そうに黒沢の方を見る)」
田辺恵二「(深刻そうな顔で近付いてきて)・・・村上、黒沢、ちょっと話があるんだけど。」
村上てつや「どうしたんだよ。田辺そんな深刻な顔して」
黒沢カオル「なにー?(はじけんばかりの笑顔で)」
田辺恵二「俺・・・俺、辞めたいんだ・・・ゴスペラーズ・・・」
村上てつや「えっ?(かなり動揺)」
田辺恵二「CD出した後で辞めるつもりだったんだけど、こんな気持ちでCD出したくないから・・・だから・・・」
村上てつや「ガーン」
黒沢カオル「て、てっちゃん大丈夫。何でやめるの?CD出すってすごい事じゃん。」
田辺恵二「ごめん、おれさ・・・」
黒沢カオル「何?」
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