-ゴスドラマ過去ログ:25001-25100-
黒沢カオル「誰だっけ?」
安岡優「誰って・・・。ひどいなぁ・・・このさわやかな笑顔を忘れちゃうなんてさ。」
黒沢カオル「さわやかなの?本当に。(悪気ゼロ)」
酒井雄二「ぷっ・・・・・。(失笑)」
北山陽一「(今だ!!)薫は絶対渡すものか!!(指をパチッ!と鳴らす)」
ト書き「その瞬間、かけていた術の効果で、安岡の元にいた薫が北山の元に戻ってくる。北山はすぐさま薫を抱き上げ、村上と共にその場から逃げ出した。」
ナレーション「ごほっごほっ・・・・・・酒井さ〜ん!安岡さ〜ん!3人がテレポートで逃げちゃいましたよ〜〜!!」
酒井雄二「俺の式が付いたまんまだから、追跡は容易だけど。・・どうすっかね。あのたらこ唇の動きを封じない事にはなー。(紙を取り出してを呪文を唱えると半透明の猫があらわれる)・・ミケちゃーん、ちょいと、あいつに精神攻撃頼むわ。」
北山陽一「(袖から出てきて酒井を羽交い絞め)雄二ク〜ン?だれがたらこ唇なの♪?」
酒井雄二「あなたしかいないでしょう??」
北山陽一「()」
ゴスペラーズ「(北山以外)!?」
北山陽一「ちが〜う(怒)」
黒沢カオル「よーいちはたらこ唇だよねー(悪気はない・・・)」
北山陽一「薫まで失敬な!!ったく・・・真剣にやって下さいよ・・(キレ気味?)」
酒井雄二「まあまあ、北山これは台本の中のことだしさ・・落ち着いて」
北山陽一「(むっす〜)・・・わかりました。それじゃ僕等は、元の場所に戻りますね。(そう言って袖に下がる)」
安岡優「・・・。(もしかしてこれが精神攻撃?!)」
北山陽一「いいもん・・・いいもん・・・!僕はど〜せ!たらこ唇ですよ〜だ!(すねまくり)」
酒井雄二「変に効いてるな・・・笑。面白い・・・」
村上てつや「俺は一体どこにいればいいんだ?(本気でオロオロ)」
黒沢カオル「僕の側にいて・・・・・。(見上げる)」
村上てつや「・・・・・!!・・・(どさくさに紛れて黒沢の手を握る)」
黒沢カオル「逃げよっか?(黒ポンスマイルvv)」
村上てつや「ああ(真っ赤)。薫姫、しっかりお手をにぎっているのですよ」
黒沢カオル「口調が変わってる・・・なんか似合わないね(何度も悪気なし)」
安岡優「にゃ〜に二人でこそこそ話してんのかな〜?(にこっ)」
村上てつや「!!悪いな・・・(安岡の腹を殴って逃げる)姫行くぞ!!」
黒沢カオル「えっ!!あぁ〜〜〜〜(村上に半ば引きずられるように走る)」
酒井雄二「ヤス!!追っかけて!俺はこのたらこ・・・術者をっ!!」
安岡優「う〜ん・・・(殴られたところをおさえつつ)了解!!」
北山陽一「行くなら俺を倒して行け・・と、そんなカンジですか・・・薫を渡す訳にはいきませんからね・・・(印を結び始める)」
安岡優「待てぇぇ!!・・・くそぉ思い切り殴りやがって・・・!お腹痛いよ・・・。(走れなくなりうずくまる)」
北山陽一「(安岡に目を向けている酒井を見て)余所見ですか!!余裕なんですね!!・・・斬!(酒井に両手を向ける)」
酒井雄二「くっ!!(かまいたちが起こり体のあちこちに傷が出来る)」
北山陽一「あなた達はどうして薫を狙うんですか?10年前、僕等が関わった事件と何か関係があるんですか? すべて話してください!口を閉ざすようでしたら、このままあなたを切り刻みますよ!!」
安岡優「う〜ん…自分で発電処理って感じ〜(回復かけ中)うっさいなぁ…もう。行動封印!(ずびしっと指をさすと、北山の術・行動が封印されました)…無駄口叩くと、隙出来るよ〜?…一人空回りのおにーさん?…貴方は仲間、信用してないもんね。…ああ、仲間も居ないか。姫と、自分以外はいらないってさ。(含笑)」
北山陽一「なっ・・・何を・・・(かなり動揺)」
安岡優「姫はかわいい妹だもんね・・・ねえ北山さん?」
北山陽一「お、お前は・・・一体・・・・。」
安岡優「忘れちゃった?10年前・・・あの事件が起こったあの村でずっと一緒にいたじゃない。幼馴染としてさ・・・」
北山陽一「えっ・・・!(頭フル稼動)・・!!まさかお前・・・・ユタカ・・・?じゃあ・・・そっちにいるのは・・・ユウジ・・・・?」
酒井雄二「やっと思い出しましたか・・・。まぁ、あんな事件があったんだ。あの事と一緒に俺達を忘れても無理は無いよな・・・。」
北山陽一「なんで・・・・なんで2人が薫をさらおうとするんだよ!!」
ト書き「涙目で訴えながら2人に近づこうとする北山。しかし、安岡がかけた封印により、術はおろか、体を動かす事も出来ない。」
安岡優「10年経っちゃったんだね・・・・僕達が住んでいたあの村が襲われ、崩壊してから・・・」
酒井雄二「あの時、陽一は薫と一緒に先に逃げ出そうとしましたよね。僕達が武器を持って戦っていたときに・・・(ふっと目を伏せる)」
北山陽一「あれは・・・仕方なかったんだ・・・」
酒井雄二「薫は責められないが、お前だけは許せないんだよ、卑怯者」
北山陽一「……」
安岡優「そういうこと。その体であの時のことをじっくり思い出してみるのもいいんじゃない?(冷笑)」
北山陽一「頼む・・・薫には手を出さないでくれ・・・・・。俺が憎いなら俺を殺せ!薫は関係無い!!」
酒井雄二「お前は殺さないよ。そんな事したら薫が可哀相過ぎる。ただ、薫とあのでかい護衛の奴をおびきだしてもらいたいんだよね。そうすれば陽一にかかっている術を解いてやってもいい。どうする?」
北山陽一「なぁ、教えてくれ。なんで薫を狙うんだ?あいつはなにも悪くないはずだ!」
安岡優「悪くなくったって、狙われる人間はごまんといるよ〜。ねぇ?人を殺すのに『選ばれた』なんて言葉は相応しくないでしょう?運が悪かったのさ。」
北山陽一「運が・・運が悪かったで狙われてたまるかっ!!(術をとく)」
酒井雄二「なっ・・・なんてパワーだ・・・これは簡単には解ける術ではないはずなのに!ヤス、もう一回術をかけ直せ!」
安岡優「アイアイサー!」
北山陽一「そんなものかかってたまるか!」
ナレーション「そのまま術力で二人を跳ねとばす」
安岡優「う、嘘だ・・・オーラが見える・・・・北山さんにオーラが見えるほどの力があるなんて・・・・・・・(怯)」
北山陽一「(悲しげに2人を見つめ) 2人は何も知らないんだ・・・10年前、どうして村が襲われたのか・・・・・僕と薫が戦わずに逃げたわけが・・・・・・・。」
酒井雄二「ああ、知らないともさ。でもお前らも俺らがどんな思いで今まで生きてきたかも知らんだろうっ!!」
北山陽一「(ぎゅっと手を握り涙を浮かべ)・・・悪かったって・・・思ってるよ・・・・でも、仕方なかったんだ・・・・・みんなを巻き込みたくなかった・・・・・。村が襲われた理由が・・・・僕等にあるって・・・知ってたから・・・・・・。」
安岡優「しょれ、どぉいうことぉ?(動揺中)」
酒井雄二「10年前の事件のほかに何があったんだ!」
北山陽一「あいつらは・・・あいつらは俺たち二人を・・・二人だけを殺そうとしていたのに・・・。なんで・・・・なんで村のみんなまで・・・・・(涙が頬をつたう)」
酒井雄二「陽・・・一・・・・・・。」
北山陽一「ひょんな事から僕は、あいつ等が僕等を狙っている事を知った。だからいなくなれば、村のみんなは助かると思ったんだ。それなのに、結局村は破壊されて・・・・・。」
安岡優「当たり前なんじゃない?大体、ちっこいネズミ潰すのに、わざわざ時間かけることないでしょ。頭悪いやり方だけどね。・・居ると思う場所を、掃討しちゃえば、顔がわからなくなった死体でも持ってって、「こいつです」って言えば、書類上は片付けられるもんね。死んだ人間は浮かばれないけど。」
酒井雄二「ひどい話だな・・・なぜおまえ達は狙われたんだよ・・・。」
北山陽一「わからない・・・。でも、この力のせいなんじゃないかな?・・・ってちょっと思ってる。2人にも見えてたんでしょ?僕のオーラが。」
安岡優「うん・・・たしかに」
酒井雄二「・・・普通の奴でも視鬼の才能持ってたら普通に見えるけどな。オーラって・・そんだけ垂れ流してたら、普通の人間にも見えるだろうけどさ。可視の範囲だよ。その量は」
北山陽一「だから・・・俺のせいなんだ・・・なにもかも・・!!俺は・・・ホントは薫や、みんなといちゃダメな人間なんだよ・・・全部・・何もかも俺がいるから・・・俺のせいで・・・・・」
村上てつや「ふざけるな!(陽一の頬を叩く)」
黒沢カオル「陽一・・・・・・・ううん、陽一兄ちゃん。そんな事言わないで。僕だって一緒に狙われてたんだよ。だから、陽一兄ちゃんのせいだけじゃない。」
北山陽一「薫・・・お前・・・・記憶が・・・・・・!!」
安岡優「二人とも・・・戻ってきたの!?知らないよ、僕らにとっ捕まっても!(ちょっとびっくり)」
黒沢カオル「2人がそうしたいって言うなら、僕は捕まってもいいよ?僕等のせいで、2人には苦しい思いをさせたんだし・・・・。」
北山陽一「薫・・・。」
酒井雄二「いっ・・・いや、しかし・・・・あの事件の真相を知った今は・・・・・・・。」
安岡優「関係ナシ。仕事は仕事だよ酒井さん♪お姫様は何にもしなくても食べれても、俺たちは仕事しなきゃ食べれないからさ。」
酒井雄二「そうだけど・・・・。(神経を集中して)・・・真里さん?そこにいないで出てきてください。」
マネージャー竹内「お〜いみんぁ!CM一本!仕事!入ったぞぉ!その世界から戻ってこぉい!」
酒井雄二「何いってんですか!ドラマやってるときはそっちに戻れないんですよぉ!!」
北山陽一「(すたすたと竹内の元へ行き・・・殴り飛ばす。)・・・邪魔。」
ゴスペラーズ「(北山以外)・・・・・・・。(じゃ、邪魔の一言で片付けた・・・恐ろしい・・・・)」
佐々木真里「は〜いvvな〜に?さ・か・い・くん★(後ろから抱きつく)ごめんねぇ〜竹内のばかが割り込んじゃって〜でもねぇ〜・・・(一人喋り続ける)」
北山陽一「真里さん、すいませんが今は演義中なんですが・・・(誰もが恐怖に戦く笑顔・・・だったり)」
佐々木真里「あっ・・・あらごめんなさい;(どきどき)え〜っと、何かしら酒井?私が立ち聞きしてちゃいけないのかしら?」
酒井雄二「俺達に姫をさらってほしいと言って雇ったのはあなたです。何故そんな依頼をしてきたんですか?教えてください。その答えによって俺は、姫を今ここでさらうかどうか決めさせていただきます。」
佐々木真里「そんな剣幕で、いたいけな乙女を見ないでちょうだいよ。」
酒井雄二「誰が乙女ですか!誰がっ!!(怒)・・・さぁ!正直に答えてください!!」
佐々木真里「それは・・・本当は私が姫になるはずだったからよ。病死した姫のいとこの私がね。」
北山陽一「えっ?!・・・(黒沢と真里を交互に見て考えモードに入る)」
酒井雄二「本当の姫の・・・いとこ?」
村上てつや「それは・・・・・・・はぁ!?」
安岡優「え〜っと・・・本当の姫が死んだからこっちの姫(黒沢)が姫になって・・・でも本当は真里さんが姫になるはずでぇ・・・え〜っと・・・え〜っと・・・・・・・(混乱してます)」
北山陽一「多分、こういう事でしょう。本当の姫が亡くなったので、今度はそちらのいとこと名乗る女性(真里)が姫になるはずだった。しかしそこに僕等がやってきて、薫を気に入った王様が薫を姫にした。」
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