-ゴスドラマ過去ログ:27801-27900-
黒沢カオル「みゅ・・・て、てつにはあげないもん!(ぷいっ)」
酒井雄二「あぁ、待ってください。この大荷物どこに持っていくんですか?そっちは、調理場じゃないですよ。」
黒沢カオル「あっ間違えた・・・雄二もこっち!(すぐに方向転換し、酒井に荷物を持ってくる様に促す)」
酒井雄二「(大荷物を抱えて)はいはい・・・。」
村上てつや「犬みたいだな、雄二(にやっ)かわい・・・・」
酒井雄二「(目がキラーン☆)何か言いました?」
村上てつや「いや、お前が犬みたいで、薫が可愛いなぁって思っただけだけど?(可愛いと思ったけど「てつにはあげないもん」って言われたのを思い出してしょんぼりしてしまっただけ)」
北山陽一「(二人を無視して)薫、手伝ってあげるよ。」
黒沢カオル「ううん!いいの!!1人で作るの!!!」
北山陽一「そうかぁ…(ショック)」
黒沢カオル「あぁ、落ちこまないで!!【汗】僕、一人で作ってみたいの☆おいしいの作ってあげるからね♪♪楽しみにしててね!」
北山陽一「・・・うん!じゃっ楽しみにしてるから頑張るんだぞ★(黒沢をなでなで)」
黒沢カオル「はぁいvv(すごく嬉しそう)」
酒井雄二「(食材を知っているのでちょっとドキドキ)…あの、さぁ…北山…。がちょうの肝とか、真っ黒い茸とか…ここじゃ普通に…喰うのか?」
北山陽一「え?いつも食べてるよ。」
酒井雄二「そ・・・そうだったのか!(がーん)」
黒沢カオル「雄二は食べたことがないの?美味しいんだよぉ!」
北山陽一「フォアグラやトリュフと言うんです。最高級の食材ってとこですかね。」
安岡優「さすがだなぁ〜・・・・(感嘆) そんなの、僕等とは縁の無い食べ物だったよ。」
村上てつや「ふぉあぐら?とりゅふ?なんじゃそら。」
北山陽一「え〜、フォアグラとトリュフは、キャビアとともに世界3大珍味と呼ばれ…うんぬんかんぬん(長ーいうんちく)」
村上てつや「(長いので寝てる)」
酒井雄二「ふむふむ・・・(頷きつつも同じく寝ている)」
安岡優「陽一、この人たちには無駄な説明みたいだよ・・・・。(汗)」
北山陽一「…そうですね。料理が出来上がるのを待ちますか。」
黒沢カオル「―――――できたあ!!(厨房に入って約5分、ガラガラと山盛りの料理をもってくる)」
酒井雄二「えぇ!?(もう出来たのか!?)」
黒沢カオル「まずはね〜。サラダでしょ〜。(と、トリュフが乗っかった前菜を出し)・・それと、フォアグラの入ったスープでしょ〜。まだまだ続くから、皆食べてね〜」
北山陽一「薫、僕も手伝うよ。あっ、てつ。寝るのはいいけどつまみ食い禁止だからね?(笑顔で注意し、厨房に歩いていく)」
酒井雄二「5分で・・・たった5分で・・・しかもまだまだ出てくる・・・?(ぶつぶつ)」
ト書き「村上は陶磁器の壺に入っているスープをしげしげと眺め、サラダボウルの中身をこれまたしげしげと眺め、ドレッシングを手に取って眺めている。待ちきれないのか、流れ稼業の分こういった食事をとった事がないのか。…不明。」
安岡優「すっげーー!!!全部黒ポン・・・じゃない薫が作ったの?」
黒沢カオル「そぉだよ。僕、料理はママより得意なんだ☆」
北山陽一「いっつも「薫〜今日はこれっお願いしてい〜い?薫のお料理とってもおいしいんだもの〜♪(真里の真似)」って言って薫に食事作らせるんだ。一応僕も手伝ってはいるけど、5分の4は薫がやってるし。」
安岡優「すごいね!!薫♪」
村上てつや「俺はもう、薫が作ったっていうだけでいい・・・」
酒井雄二「でしょうな、てつの場合。(にやにや)じゃどんなにまずくても、全部たいらげられますか?」
村上てつや「薫が作ったんだから、まずいわけがないっ!!(断言)」
北山陽一「ああ、てつ。薫の料理には時々爆弾みたいなのが入ってるけど・・・全部食べられるんだよね(にやっ)」
村上てつや「うっ・・・たとえどんなものが出てきても食べきる、それが愛だ!俺は食うぜ!(あとに引けなくなってしまった)」
北山陽一「言いましたよ・・じゃあどんなのが出てきても絶対残さないでくださいね?」
黒沢カオル「できたよ〜!どうじょ。」
酒井雄二「う゛っ!!(むわぁと溢れる匂いに反射的に鼻を押さえる雄二)」
ゴスペラーズ「(薫以外)いただきます。・・・・・」
効果音「(全員)パクッ」
黒沢カオル「どぉ?」
酒井雄二「・・・(こ、これは・・・どうコメントしたらいいのか・・・)。」
北山陽一「うん・・とってもおいしいよ★」
安岡優「(目を白黒させている。どうやら納豆が入っていた模様)」
北山陽一「アハハハはははははは(壁とお友達状態)」
安岡優「そんなに笑わないでよぉ〜」
黒沢カオル「てつ、どぉ?(目をキラキラさせて)」
村上てつや「うまいよ♪薫すげぇ〜なぁvv(なでなで)」
ナレーション「と言った矢先、なにか「ガリッ」とすごいものを噛んだ音がした。」
北山陽一「・・ガリ?・・・」
安岡優「(おそるおそる)・・・・何の音?」
黒沢カオル「なんか・・入ってた?・・?ごめんね・・?」
村上てつや「き・・た・やま、ト・・イレ・・どこ・・・?」
北山陽一「はははは(まだ笑ってる)ん?トイレはあっちだけど?どうかしたの?(状況を把握できていない)」
酒井雄二「状況を把握しましょうよ・・・。。」
安岡優「ねぇ「ガリ」ってさぁ・・・」
黒沢カオル「あ〜〜〜〜〜!!!!!!!!もしかしてあれかも!!??」
安岡優「薫何入れたのさ〜!!てつ大丈夫〜?(どたばた走っていく村上に呼びかけるが聞こえなかったらしい)」
北山陽一「薫?何入れたの??」
黒沢カオル「うん・・・あのね・・」
酒井雄二「ちょっと待った!・・・・・(ひと呼吸置く)さぁ・・・何入れたんですか?」
ト書き「みんなは一斉に息を呑んだ・・・」
黒沢カオル「貝殻入れたの。綺麗でしょぉ?」
ゴスペラーズ「てつ&薫以外>貝殻ぁぁ〜!!?」
黒沢カオル「おいしい、てつう〜〜??(天然!!)」
村上てつや「ごほっげふっ・・・う゛う゛ん!!・・・はぁ・・・・・・・・んあぁ?おいしかったかって・・・(黒沢の熱い視線)・・・さいっこうにうまかったぜ〜!!ははっ(引きつる笑顔)貝殻以外は。(心の声)」
北山陽一「貝殻は薫なりの装飾物です。普通そんなの食べないでしょう。しっかりして下さいよ。・・・いい歳して・・・(ぼそっ)」
村上てつや「・・・ムッ!そんな事言ったって埋もれてて見えなかったんだよ・・・・!混ざってたんだぞ!」
安岡優「…普通、ボンゴレに入ってても食べないよ。…味噌汁とかね。」
北山陽一「食い意地張ってるから、そういうことになるんですよ。」
酒井雄二「アサリの潮汁の砂って感覚かね。それとも。卵焼きに潜む殻の破片かしら。・・ゲリラ的で、恐ろしいね。こりゃまた」
黒沢カオル「・・・・・ごめんなさい・・・。これ・・片付けるね・・・(貝殻の入った料理の皿を持ち上げる)」
安岡優「あーあ、てつが薫を悲しませたー★」
黒沢カオル「てつごめんね?やっぱりてつには食べてもらっちゃダメだったねぇ・・・」
村上てつや「いいんだよ、薫。俺はお前の愛を食べたつもり・・・ぶほおっ(北山に殴られた)」
北山陽一「なに、いい歳こいた人が変な事をおっしゃってるんですか!薫、いいんだよ?ちゃんとてつの分も僕らが食べるから。だから、そんな悲しい顔をしないで?ね?」
黒沢カオル「お兄ちゃ〜ん・・・(といって抱きつく)」
酒井雄二「そうですよ?ちゃ〜んと村上さんの食事を食べますから、そんな悲しい顔をしないでくださいよ。そんな悲しい顔をされたら、我輩も悲しくなりますよぉ・・・(さめざめ)」
村上てつや「おいおいおいおい!誰が食わねぇっつったよ。俺は全部食うぜ。」
ナレーション「あぁっ!!てつが血を吐いた!!!!!!」
黒沢カオル「て・・・つ・・・・ごめっ・・んなさ・・・・いっ・・・うわぁ〜ん【号泣】」
村上てつや「大丈夫だ。気にすんな。」
黒沢カオル「気にするなって言われても〜。。」
村上てつや「ちょっと唇が切れただけだよ。おい、ナレ!血を吐いたとか言うなよ!!」
ナレーション「だってだってびっくりしたんだもん・・・酒井さ〜ん!!」
酒井雄二「俺に頼るな。」
ト書き「状況判断の素早い北山は、皆にばれない様にそっと安岡に救急箱を渡し、村上に渡すように促した。」
安岡優「薫はてつに食べさせてあげようと思ってちょっと張り切りすぎちゃっただけだよね?(なでなで)」
ト書き「と言いながら安岡はさりげなく村上に救急箱を渡した。」
村上てつや「おぉ、さんきゅ〜」
安岡優「(小声で)陽一から伝言で、「くれぐれも薫には気づかれないようにしてくださいね(低音でマネ)」だってさ。」
村上てつや「おう。(薫をみて)もう、泣くなよな。薫(ニコ)」
黒沢カオル「本当?」
村上てつや「ほんとほんと。だから、な?(薫の頭を撫でる)」
黒沢カオル「また僕の作った料理食べてくれる?」
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