-ゴスドラマ過去ログ:28401-28500-
ゴスペラーズ「()」
北山陽一「だからっ・・・・何回言ったらわかるの?てつは・・・・(冷気ばしばし)」
酒井雄二「大変ですね〜」
北山陽一「ええ・・あ、部屋の鍵の方後でお渡ししますね。」
酒井雄二「え?へ、部屋にかぎなんてあるんですか!?(家の中に一部屋に住む・・という下宿方式なので、今までは内側から鍵はかけられても、「鍵」を持つことはなかった)」
北山陽一「ええ。用心の為に各部屋にあります。何故かと言うと・・・・出るんですよ・・・・夜に・・・ふら〜っと・・・ふふふ」
酒井雄二「ななな・・・・何がですか〜?あはははは。(冷や汗)」
黒沢カオル「兄ちゃんが出るの」
村上てつや「兄貴がさ、徘徊すんだよ寝ぼけて。んで寝ぼけてるからたちわりぃの。俺と薫なんて、酒飲まされたんだぜ、この間。」
北山陽一「そんな事ありましたっけ?」
黒沢カオル「憶えてないの〜??(アレ…??お酒なんて飲まされたっけ…??)」
北山陽一「てつが自分で飲んだんでしょ」
村上てつや「ちっげーーー!!薫と俺にすっげぇ飲ませただろ!薫なんて途中でぶっつぶれるしさー」
安岡優「(意外に、てつや君って苦労人だったりして・・(笑))」
村上てつや「テメ〜なに笑ってんだよ!未成年が夜中に酒飲まされたら、次の日死人もいいとこなんだぞ!笑い事じゃねぇ!!」
酒井雄二「肝臓の酵素が少ないんじゃないの・・?」
村上てつや「知らねぇよ!!俺達はまだ高校入ったばっかりだっつうの!ビール大瓶何本あけたと思ってんだ、このバカあにっ(ごんっ!と陽一に殴られた)つぅ〜・・・・・」
黒沢カオル「でも、夜中はオバケもでるんだよぉ!僕、トイレに行く時に見たもん!てつに言ったら「お前寝ぼけてんだろ?」って言って信じてくれないのぉ…。」
北山陽一「俺は2人にビ〜ル&お酒は飲ませてません。 」
村上てつや「何言ってんだよ!寝ぼけてて覚えてねーだけだ!!」
黒沢カオル「お兄ちゃん僕の話も聞いてよぉ!もういいもん!雄二に聞いてもらうもん!(と言って、酒井の隣に座る)」
安岡優「(付き合ってらんない・・)それじゃあ、僕、部屋の方見てきますね。部屋の鍵はかかってないんでしょ?」
北山陽一「あ、鍵は・・・ちょっと待ってて(鍵のある部屋に走っていく)」
安岡優「えっ閉まってにょっ?!(驚きのあまり噛む安岡)」
酒井雄二「はははっ!!なに、噛んでだぁ!!??あははははははは!!!(北山氏並みに大笑い)」
黒沢カオル「あっ、お兄ちゃん、さっきの覚えてるかなぁ・・・今月ピンチなんだよねぇ・・・」
北山陽一「うん、聴いてた。後で俺の財布から出すよ。」
黒沢カオル「うわーーーい!!ありがとーーーーいいだろー(てつやに自慢)」
村上てつや「・・別に、俺、バイトしてるし。」
黒沢カオル「(むきーー)ばかー俺だってしたいよーーだけど俺がバイトしたら誰がメシ作るんだよー誰が掃除すんだよーー」
村上てつや「だから、正当報酬で、兄貴から金貰えんだろ?・・俺は遠慮してるけど。」
黒沢カオル「毎日やってたまに千円とか2千円とかだぞー!正当報酬じゃなぁあああい!!!(号泣(笑))」
北山陽一「新聞配達とかやってみる?家の事に支障出ない程度になら、良いよ?・・そうなると、広告変えなきゃいけないけど。」
黒沢カオル「新聞配達かぁ、あれ自転車乗れないとできないよね(むむむっ)・・って、それじゃ結局家のことやる事には変わりないじゃん!!」
村上てつや「良いんじゃねーの?うちで腕磨いとけば?」
黒沢カオル「はあぁぁ〜、でもそればっかじゃいやだ〜〜〜!」
北山陽一「ふぅ、どうするかなぁ・・・(お金はあるけど、家事にお金払うのはなぁ・・・うーん・・←毎日やってもらっているから、いまいち感謝の気持ちが足りない)」
黒沢カオル「どんなバイトがあるのか、小冊子でももらってこようかな〜♪」
安岡優「鍵は〜?」
北山陽一「あぁ、すいません。これです(安岡に鍵を渡す)」
安岡優「ありがと☆」
北山陽一「酒井さんはどの部屋を使いますか?」
黒沢カオル「部屋はたくさん空いてまぁ〜す♪」
酒井雄二「え?うーん…どうしよっかなぁ」
黒沢カオル「じゃぁ、僕の部屋の隣は??」
ナレーション「どうやら黒沢は、酒井をお兄ちゃんのように思ってるようだ。」
酒井雄二「じゃ、そうしますか。よろしくっ!」
安岡優「物件としては、お勧めしないけどね〜。確かにいびきもかかないし、騒音も出さないけど。本当にお勧めしないよ?…えーと。あ、じゃあ僕、この階段からすぐ近くの部屋にしますね。」
黒沢カオル「どうじょ〜♪ 」
酒井雄二「えっ!?・・・(安岡にとんでもないことを言われ心臓がバコバコいってる)」
黒沢カオル「どうしたのぉ?(酒井の顔を覗き込んで)ねぇ〜今度勉強教えてね♪」
酒井雄二「別になんでもありませんよ?お勉強ですか?構いませんよ。いま、どのあたりのお勉強をしているのですか?」
黒沢カオル「数学なんだけど、因数分解のややこしいのがわかんないの。得意?」
村上てつや「ちょっとまてよ薫が「僕の部屋の隣」って事は、俺の部屋の隣でもあるんだぜー?(薫と一緒の部屋だから)お勧めしない奴が隣はやだぜ、俺。」
黒沢カオル「「あっはは。てっちゃんどーしたのぉ?(可愛らしい笑顔で村上の顔をのぞき込む)」」
村上てつや「な…!なんでもねえよ!部屋戻るぞ薫!(と言って黒沢の腕を引っ張る)」
黒沢カオル「(引っ張られながら)痛いよてつ〜。どうしたんだよ〜。あっ、雄二もこっちだから、一緒に行こう〜!(と言って、酒井を引っ張る)」
北山陽一「(笑)もう仲良くなってますね。」
安岡優「「ほーんと!ラブラブじゃん?」」
村上てつや「うるせぇ!ホラ、薫!雄二!さっさと来い!!」
黒沢カオル「雄二のほうが年上なのに、てつのほうが偉そうだよぉ?」
酒井雄二「いえ・・・別にいいですよ。そのほうが気が楽だし。」
黒沢カオル「(壁に頭ぶつけて)いたぁい!うわ〜ん(黒沢の目から大粒の涙)いつまでひっぱるのぉ??離してよぉ〜」
村上てつや「あ・・・忘れてた。メンゴメンゴ。(手を離す)」
酒井雄二「(泣きべそ状態の黒沢の頭を優しくなでて)大丈夫ですよ(と微笑む)」
黒沢カオル「ありがと〜!(てつやに向かって)てつのバ〜カ!べ〜っだっ!」
村上てつや「(ムカッ)ひとが謝ってんのになんだよ、その態度!あ〜そうかい、そんなに雄二と一緒にいたいなら、俺、安岡のトコいってくるよ!・・・じゃましたなっ!」
黒沢カオル「へ〜んだぁっ!てつがあっち行けば雄二といっぱい遊べていいな〜!早く優の所いけばっ!ふん!(ほっぺたをふくらませてそっぽ向く)」
村上てつや「じゃぁ、そうするよっ!(ドアが壊れる勢いで閉める)」
北山陽一「(酒井と安岡に)すみませんねぇ、うちの弟たちガキで・・・プリンを食べたとか食べないとか、一緒に遊ばないとかでケンカして、もうホントに幼稚園児並で・・・(涙)」
酒井雄二「いえいえ、元気があっていいですよ。(そう言いつつも苦笑い)」
黒沢カオル「なんだよ」
酒井雄二「なんでもないよ〜。って目ぇ赤いよ?充血?(黒沢に訪ねる)」
黒沢カオル「ちがう!!別に・・・ぼ‥僕は・・・・・」
酒井雄二「うん?何?(黒沢に小声で)・・・泣いてたんだろう?別に誰かに言いふらしたりしないよ。大丈夫。(なでなで)」
北山陽一「あぁ、薫泣き虫だからね、てつやとケンカするとすぐ泣くんだよね。まったく子供なんだから(ずばっ)」
黒沢カオル「うっ・・・そんな言い方しなくてもいいじゃん・・・・・(涙目)」
酒井雄二「本当に「仲がいいほどけんかする」の典型ですね。」
効果音「ガシャ〜ン!(ガラスの割れる音)」
北山陽一「っまった〜・・・おいてつや!お前またウチのガラス割ったろ〜!!(大声で部屋を出て村上のいる庭へ向かう)」
酒井雄二「そういえばてつや君はサッカーやってましたね。まだ見習いってカンジなの?(黒沢に尋ねる)」
黒沢カオル「ううん。1年なのにレギュラー入れたんだって。友達から「先輩達よりも凄い」って聞いた事あるよ。」
酒井雄二「(感心したように)へぇ〜!すごいんだね。」
黒沢カオル「でも、家ではいつも自分勝手なんだよぉ」
酒井雄二「へぇ、そうなんだ(笑)でもそれは家だからじゃないの?家族の前だと安心しちゃうんじゃないのかな。」
黒沢カオル「そうかもね(苦笑)でも、サッカーやってるときのてつはスッゴイカッコいいんだよ〜!!特にゴール決めたときとか!」
村上てつや「薫はずかしい」
黒沢カオル「てつ!!いつからそこにいたの!?」
村上てつや「今来たとこ。……兄貴にガラス代徴収されそうだから、銀行行ってくるわ」
黒沢カオル「もう、バカなんだから、てつは!」
村上てつや「逃げようとしたらおいかけられた、すっげぇ顔しておっかけてくるんだぜ?こえーこえー」
黒沢カオル「兄ちゃん怒ると怖いからねぇ」
酒井雄二「……内弁慶…(ぼそ)」
北山陽一「……精神年齢いくつだよ…(ぼそ)」
黒沢カオル「??兄ちゃんたちどうしたの?ぼそぼそと・・・???」
北山陽一「何でもないよ。……いい加減、高校生だっていう自覚を持って欲しいなって。……思ってただけ。」
村上てつや「自覚?あるぜ、だって中学生とも大学生とも思ってねぇもん。」
北山陽一「そうかもしれないけど。今日びの高校生は。漫画みたいにボール蹴って家の窓割らないし。」
黒沢カオル「うん、それは言えてる。」
北山陽一「なんでてつは、こんな風に育ったのかな・・・薫はいい子なのに・・・(溜息)あ、それよりガラス代!」
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