-ゴスドラマ過去ログ:8001-8100-
ト書き「資料を捲る安岡を3人が見る。」
安岡優「それなりの理由ってのがあるんでしょ?……まさか、思いつきじゃないよね?」
酒井雄二「…どうなの?リーダー?」
村上てつや「いや…あの、その…ごにょごにょ…」
ト書き「めいっぱい思いつきである事がバレバレである。」
黒沢カオル「村上……おまえねぇ…。」
安岡優「反対ー。僕やっぱ黒ぽんがいいなぁvv」
酒井雄二「また、4対1とか………ですか。」
村上てつや「…わぁったよ。はいはい、黒沢がヒロインな。」
黒沢カオル「俺?」
酒井雄二「あ〜の〜…ヒロイン出るってもう決定なんですか?」
佐々木真理「シリアス路線で行くんならねぇ…」
安岡優「決定でしょ!」
村上てつや「北山ぁ?(にやり)」
北山陽一「ん……は、い?」
ト書き「寝ぼけ眼で北山が上半身を起こした。」
北山陽一「…何やるのか決まったんですか?」
安岡優「それはまだなんだけど、今回のヒロイン黒ポンだから。」
北山陽一「いいんじゃないですか?」
ト書き「後頭部をわしわし掻いて、北山は一つ欠伸をした。」
北山陽一「さて…どうしましょーか?」
村上てつや「そうだなぁ…。」
安岡優「なんたって、黒ポンがヒロインなんだから・・・ねぇ?」
村上てつや「そーだよなぁー・・・そうなると、やっぱりヒーローはぁ・・・」
黒沢カオル「え、ヒーロー居るの?」
酒井雄二「要る様なハナシなんですか?」
安岡優「たまにはヒーローやりた〜い(はぁと)」
村上てつや「ヤスがヒーロー?何か面白そうだな。どうすっか〜。」
北山陽一「最終的にはかっさらいますよ・・・(にやり)」
安岡優「え〜、掻っ攫われちゃうの〜(;;)」
北山陽一「いやいや、ヒロインをね…ヒーローかっさらったら話しは面白いかもしれないけど、俺は面白くないから」
安岡優「むう……。」
ナレーション「争奪戦エキスポ−!!!ですよな?<酒井さん」
黒沢カオル「マニアナところ突くねぇね、ナレーションさんって。」
村上てつや「よしっ、たまにはヤングがヒーローっつーのもいいか。」
ト書き「あの〜…すいません、争奪戦えきすぽーってなんですか?」
酒井雄二「深いところは気にしない(ずびしっ)!」
ト書き「気になるなぁ〜………教えて下さいませんか?えきすぽーって一体…」
ナレーション「私と酒井さんだけの、ヒ・ミ・ツ♪」
酒井雄二「それはまずい!!!(即答)」
安岡優「はぁ・・・僕がヒーローかぁ・・・(うっとり)」
北山陽一「さて・・・どうしてやろうか・・・ふふふふふふふふふふふふふふふふ(低音)」
村上てつや「なんか、北山がゴスドラマ初期に戻ってるぞ。(^^;」
黒沢カオル「結局何やるの?」
酒井雄二「俺も、たまにはヒーローやってみたい(ボソッ)」
黒沢カオル「酒井が・・・ヒーロー・・・」
小林社長「たまには、安岡君、悪者役というのはどうだろう?」
安岡優「へっ?悪者?」
小林社長「いつもヒーロー、ヒロインだと面白くないかもしれないし。」
安岡優「え?僕がヒーロー、ヒロインだと面白くないの?」
小林社長「あ、いや、君の主役は面白いけどね、たまには酒井君もやらせてみてはどうだろう?」
村上てつや「でも今、ヤスがヒーローって決まったのに・・・」
黒沢カオル「なんか、うっとりしてたのに」
北山陽一「ちょっと、かわいそうだね」
ナレーション「社長さんが、悪者になってる(ボソッ)」
酒井雄二「おつ、いいや、俺が言った事は忘れてくれ」
安岡優「でも、かっこいい悪者役なら面白そう・・・すごく悪い悪役じゃないんでしょ?」
小林社長「おっ」
安岡優「ポケ○ンで言うと、ロケット団みたいな〜」
村上てつや「ロケット団かっこいいのか?」
黒沢カオル「さぁ。」
安岡優「俺、悪者でもいいぜ!」
黒沢カオル「まぁ、本人が言うなら・・・・。いいんじゃない?」
安岡優「んでさ、酒井さんヒーローやったらいいよ。」
村上てつや「まぁ、それは黒沢次第だな。」
黒沢カオル「なんで俺がでてくんのー?」
村上てつや「ヒロインはお前なんだぜ。どっちを取るかはお前が決めろ。」
黒沢カオル「んなもん、どっちだっていいよ!(笑)」
村上てつや「いやっ、決めろ!」
黒沢カオル「何熱くなってんのかなぁ〜。」
安岡優「黒ポン、僕だよねぇ。」
酒井雄二「いやっ、俺でしょう!俺様しかいない!」
黒沢カオル「じゃんけんで決めたら〜?」
ト書き「めんどくさそうに黒沢が言う。」
BGM「じゃんけ〜んぽん」
村上てつや「さ、酒井が勝った・・・」
北山陽一「まあ、たまにはいいんじゃない?」
安岡優「そしたら、てっちゃんも悪者ね!!決まり!!」
村上てつや「え〜!!なんでだよ?」
北山陽一「俺は?」
安岡優「う〜ん、北山さんは酒井さんを助ける学者さん。いろいろ情報を教えたりするの!」
黒沢カオル「なんか、戦隊ヒーロー物の一人バージョンみたいだな!」
ト書き「黒沢は腕組みをして頷いた。」
村上てつや「納得してんなよ・・・」
北山陽一「とりあえず、いいんじゃない?」
村上てつや「よしっ、それで行こうか。」
酒井雄二「手始めに、まず俺様は何をしたらいいんのだ?」
安岡優「とにかく、設定だよね。まず、どんなシーンからか良く考えなくっちゃ。それで、これからのみんなのポジション決まっちゃうしね。」
村上てつや「ポジションねぇ・・・そういや、前の悲恋物のドラマ、黒沢の出番少なかったしな。みんなに比べて。・・・まぁ、今回はヒロインだからいいけど。」
北山陽一「でも、なんだか難しいですよね。・・・それとも、早速黒澤さんを掻っ攫っちゃいます?」
酒井雄二「おいしい方向に動こうとしてるな……。」
安岡優「……この配役ってさぁ……まんまポ◯モンっぽいよね。」
村上てつや「俺と…ヤスが◯ケット団?」
酒井雄二「サト◯か、俺が……。」
北山陽一「俺ってオー◯ド博士?」
ト書き「そこまで言って、4人の視線は黒沢に集まった。」
ゴスペラーズ「黒沢以外>(……ピ◯チュー……。」
黒沢カオル「言いたい事は良く分かった。」
酒井雄二「デンキネズミですか…。」
黒沢カオル「……みんな、感電したいんだよな(微笑)。」
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