-ゴスドラマ過去ログ:30401-30500-
北山陽一「お見合いだったっけ。真里パパが話しまとめちゃって。それを蹴るにはどうしましょう、と。てつやは良い案出しそうだなってさ。」
村上てつや「お前ら・・・・ま、イイけどよ。」
安岡優「婚約蹴るならさ、妊娠したって嘘ぶくのが一番かもね…。お父さんがまとめちゃえる婚約なら、結構相手のお父さんの頭固そうだもん。問題は真里さんが勘当される可能性があるって事だけど。」
佐々木真里「べっつに、勘当くらいなんてことないわ。(あっさり)問題は誰の子を妊娠したことにするかよね。さすがに不特定っていうのは嫌だし。」
村上てつや「nn~」
佐々木真里「つーまーりー嘘。わかる?嘘ついて逃げちゃろっ!って事よ。」
酒井雄二「・・・・ふむ・・・。真里さん・・・妊娠してる証拠を求められたらどうするんですか?」
佐々木真里「ふふふ。こう見えても私、演劇部に入ってたのよ。つわりのフリも簡単に出来るわよ♪」
酒井雄二「しかし・・・嘘をつきとおすのは大変じゃないですか?」
佐々木真里「とりあえず母子手帳は偽造。」
北山陽一「相手が問題だな…」
佐々木真里「そうよねぇ〜。」
黒沢カオル「問題だねぇ?」
村上てつや「俺!俺はどう?なんなら本当に父親に・・・・痛ってぇ!!(陽一に殴られる)」
北山陽一「てつやにだけは絶対にしない!(キッパリ)」
黒沢カオル「じゃあ僕がなろっか〜?(にこにこ)←意味がよくわかっていません。」
酒井雄二「・・・あのね薫君。それからてつや君も。2人はまだ高校生なんだよ。どう考えても真里さんの彼氏・・・しかも妊娠させたって、不自然だと思いませんか?」
黒沢カオル「じゃあ雄二がなってあげなよ♪」
安岡優「ダメダメ。雄二は女の人に免疫無いし、意外と嘘つけないもん。顔にすぐ出ちゃうから(笑)」
酒井雄二「(ムカッ!) それならお前も彼氏役には向かないな。大人っぽい真里さんに背が低くて子供っぽいお前は不釣り合いだ!(キッパリ!)」
安岡優「なっ、そんなことないよ。」
酒井雄二「い〜や不釣り合いだ!身長的に違和感がある!お前もダメだ!!」
黒沢カオル「おにいちゃんやれば〜」
北山陽一「え?ぼ、僕?!」
黒沢カオル「お兄ちゃんさ、うちの跡取りでしょぉ?おんぞーしってやつぅ?で、腹黒いしー隠し通せると思うよぉ?」
北山陽一「はっ・・腹黒い・・・((心の声)薫に言われると本当の事みたいでショックだなぁ・・・))ズキズキ。」
酒井雄二「腹黒いんじゃなくて、大人なの。いろんなもん背負ってるからねぇ…陽一は(笑)」
ト書き「心痛にうなだれる陽一の肩を叩いて、なんとか復帰させようと試みる酒井」
マネージャー竹内「んじゃ、北山で決定か。スーツ持ってるか?『御曹子』に見えるようなの。スーツの裏に、家紋の縫い付けがなお良いんだけど。普通そんなの持ってないだろうし。」
北山陽一「うっ、これがまた持ってたりして…」
安岡優「アハハ」
マネージャー竹内「あと、北山ってなんか得意技持ってる?御曹子は出来ないだろうが俺はできるぞ!ていう破天荒なやつ。まず、真里さんに『そういうの出来ます?』って尋ねてもらって、婚約の挨拶の途中で弟君達と酒井と安岡も乱入する。と。いきなり男が5人も出てきたら、相手のお父さん。真里パパはどう思うかな〜。(ニヤリ)」
北山陽一「低い声なら出せるけど・・・こんなんじゃ負けちゃうよね?」
マネージャー竹内「いや、案外勝っちゃうかも・・・・・」
佐々木真里「相手の声が低かった場合も想定して、あと二つくらい、選択肢が欲しいわね・・。・・話に乗った振りして、父さんから相手の事聞き出そうかしら?」
黒沢カオル「お兄ちゃんは特技なんか無くたって、かっこいいから大丈夫だもん!」
北山陽一「薫〜。ありがと。(ほっぺにスリスリ)」
黒沢カオル「ふふふ・・・」
酒井雄二「良い弟を持って幸せですね、陽一は(笑)」
北山陽一「そうなんだよね〜。薫はかわいいからねぇ!」
村上てつや「なんだよ、こっち見んな!どーせ俺はかわいくねーよ!わりぃか!本当は俺が真里さんの・・・(ブツブツ言ってふてくされる)」
安岡優「もしかしててつやって薫よりお子ちゃまなの?(小声で酒井に耳打ち)」
酒井雄二「(小声で)・・・俺も今そう思った(笑)」
村上てつや「お前等何笑ってんだ!薫も笑うな!(恥ずかしそうにフンッとそっぽ向く)」
黒沢カオル「てつーvv(むぎゅう)」
村上てつや「なんだよ〜〜〜」
黒沢カオル「てつも大好き〜vv」
ト書き「などといちゃこらしている北山3兄弟をほっぽって、実家からの郵便物を探す真里嬢と計画を立てる酒井・安岡・ジャーマネ竹内の三人。」
安岡優「やっぱ、俺らもスーツなの?俺、冠婚葬祭用の黒スーツしか持ってないけど。」
酒井雄二「うんうん。いいと思うよ。・・・っててつ!!!なんだよ、その煌びやかすぎるスーツはっっ。」
北山陽一「てつ・・・それじゃヤクザだから・・・(汗)薫は俺が選んだの着たね、偉い偉い。(薫が気合を入れると大変なことになるから、陽一が選別(笑))」
村上てつや「なに言ってんだよ、兄貴!ヤクザじゃねーだろ!」
北山陽一「じゃあチンピラ(爆)ほら、この間作ったスーツがあるでしょ?薫と一緒に高校に上がる時に作ってもらったスーツ。それにしなさい」
村上てつや「え〜。絶対こっち(自分で厳選)の方がかっこいいのによぉ」
黒沢カオル「おそろーいvv」
村上てつや「おそろい・・・(一言呟いて着替えに行く)」
酒井雄二「(ぴらっと薫のスーツを捲る)・・・高校入学で作ってもらうスーツに家紋が・・・ここどんな家・・?(汗)」
安岡優「(酒井に)今俺もそう思った(汗)フツー家紋入ってないしね・・」
北山陽一「え、なんで?普通いれるでしょ?」
酒井雄二「えぇ・・・・とぉ!!我輩の家は入ってませんぞ・・・・・・・・・・・」
安岡優「着物とかだったらまだ分かるけどね…」
マネージャー竹内「まぁ、良いんじゃないの?別にこの二人(薫とてつや)はスーツじゃなくてもさ。芝居するなら他人を装おうぐらいが良いんだから。チンピラでも良いんじゃないの(他人事)「交友関係ありますけど、他人です」みたいなさ。半分嘘でも、真実混ざってた方が騙しやすい。」
黒沢カオル「僕、かっこいいスーツ持ってるけど〜?」
マネージャー竹内「どんなスーツ?見せてくれない?」
黒沢カオル「パパがねー作ってくれたのー」
マネージャー竹内「どれどれ…?」
村上てつや「お前。もしかしてさ。…親父見送りに空港行ったら「○イに迫られた〜!」とかなんとか言ってた時のアレ?「OH! Pretty boy!」とか言われちゃった時の。」
安岡優「ぷっ…プリティボーイ?どの意味なんだろうねぇ…やっぱ「可愛い子ちゃん」って意味なのかな。それ」
黒沢カオル「あー。嫌な事思い出した。・・ちっがうよ、別のスーツだって。」
北山陽一「…薫。お願いだからそれ(陽一さん選別スーツ)着ててね。」
佐々木真里「(郵便物を発見して戻って来た)え〜と‥青年実業家で、学歴も申し分無くて‥?趣味が水泳、茶の湯の段も持ってるわ。でも、好みじゃなぁい。(ばっさり)」
北山陽一「・・・・・僕でごまかせるのかな??」
ナレーション「大丈夫ですよ、陽一さんなら!・・・たぶん・・・。」
北山陽一「たぶんって・・・まあ、頑張ります。」
黒沢カオル「いつオミアイするのぉ?」
佐々木真里「え〜っと・・・・・えっ!?明日!?」
ゴスペラーズ「あ…明日ぁ!?」
北山陽一「茶道くらいなら母親に習ってたからできるけどさぁ・・・」
村上てつや「いや、そこで張り合う必要ねぇだろ?・・・とにかく兄貴は真里さんの彼氏として、相手と父親を諦めさせればいいんだよ。」
安岡優「そこなんだよぉ。どうやって相手を諦めさせるかが、問題なんだよ。」
北山陽一「そこをわかってて言ってるのか?」
ゴスペラーズ「安・村)ううううううう・・・・・・・・っっっ」
村上てつや「…そうだ!」
安岡優「…何かいい考えが浮かんだ!?」
北山陽一「はやく言いなさい!(迫力が言い方)」
黒沢カオル「なあに?なあに?早く教えてーっっ!」
村上てつや「でっかいロールスロイスにきてもらう。オヤジにおねだりする。」
黒沢カオル「???」
村上てつや「つまり・・・。」
北山陽一「明日迄に親父に帰国しろっていうなら無理だよ。垂直離陸出来る戦闘機でもチャーターしない限り帰国は仕事上無理。」
村上てつや「親父にきてもらわなくてもさ、頼んでもらえばいいじゃん。よーするに、お金持ちっぽく見えればいいわけで…そんくらはできるっしょ?うちの親父」
安岡優「よくわかんなぁ〜い???」
村上てつや「だーかーらー。親父に手配してもらうって事。親父は海外にいても、会社は国内にもあるわけだし、会社の持ち物の車を、親父から日本にいる部下に頼んでもらうってことー」
北山陽一「はぁ・・・・(聞いた自分が馬鹿だったというような表情とため息)」
一般人(男)「お見合い相手)こんにちは〜ここに泊めさしてくださ〜い 明日ここの近くでお見合いあるんですよ〜佐々木真里という方と」
佐々木真里「…(相手の顔を見て)…(好みじゃない…(ため息)何としてもこの話を断らないと!!)」
北山陽一「あー…非常に残念ですが。下宿用に貸し出している部屋は全て埋まっている状態で・・・」
村上てつや「(こんな奴が青年実業家ねぇ・・・) っていうかさ、ここは下宿であって民宿ではないの。悪いけど、他当たってくれる?ちょっと行けばビジネスホテルとかもあるんだし。」
黒沢カオル「ごめんなさ〜い★(困ったような笑顔)」
北山陽一「(しまった。俺達面割れちゃったよ…しょうがない。)…こちらの通りをまっすぐ行くと、大通りに出ます。大通りに出たら…(ホテルの場所を説明している)」
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