-ゴスドラマ過去ログ:30701-30800-
一般人(男)「はい、何でしょう?」
安岡優「トイレ行きたいんですけど・・・。」
北山陽一「優、貸し切りバスじゃないんだから・・・(汗)」
安岡優「ごめ〜ん。ちょっと遠足気分だったからぁ・・・(汗)」
佐々木真里「まあ、それくらいの気分がちょうどいいのかもね」
黒沢カオル「わーい。遠足遠足(ニパ)」
北山陽一「本当の遠足じゃないんだから(ぺしっと薫の頭を叩く)」
黒沢カオル「いたぁい!お兄ちゃんがぶったぁ〜!う〜。(優に抱きつく)」
安岡優「よしよし(薫の頭をなでなで)。陽一ぃ〜、なんでそんなにカリカリしてんの?」
村上てつや「けっ、ガラにもなく緊張してら〜」
北山陽一「な、なに言ってるんだ。てつや!僕はいつも冷静だよ。」
村上てつや「自分で冷静って言うところからして緊張してるじゃないか・・・(ボソ)」
安岡優「・・・ねぇ後どれくらいで着くの?僕ほんとにトイレ行きたいんだけど・・・。みんなの緊張が移っちゃったよ。」
北山陽一「あと15分くらいかな?」
安岡優「じゃあトイレ行ってくるね。」
黒沢カオル「僕も行くぅ〜・・・・。」
村上てつや「だらしねぇなぁ。こんなことで緊張しちゃってさ〜。・・・あっ見合い会場見えてきたんじゃねぇ?」
北山陽一「真理、ネクタイへんじゃない?」
佐々木真里「大丈夫よ。それより、羽織袴の雄二くんが気になるんだけど・・・。そのまま髪おろしてると似合わないわ。(苦笑)」
酒井雄二「ま、まじっすか?!やっぱり結んだ方が・・・。」
北山陽一「うん。そのほうが良いかも。」
黒沢カオル「ゆうじカッコイイ!」
安岡優「(無事に会場前に到着)・・着いたぁ〜。ぼ、僕先に行くね!(ダッシュ!)」
黒沢カオル「ああ〜まってよぅ〜。」
佐々木真里「ゴムを銜えて酒井の髪を結い上げ中)・・こういう人居たわ。成人式<ポニーテールで羽織り袴」
酒井雄二「なかなかいいじゃないですか!」
佐々木真里「やっぱり髪を結い上げたの、正解ね(^^)」
北山陽一「エッフェルエッフェル!が〜んばるぞ!」
酒井雄二「ん??」
北山陽一「いや、雄二のネタ真似してみただけ。ちょっとは緊張ほぐれるかな〜と思って。」
村上てつや「やっぱ緊張してんじゃねーか」
北山陽一「うるさいよ。(てつやを睨む)」
村上てつや「真里さ〜ん陽一兄が睨んできるよ〜!(といって真里に近ずく」
佐々木真里「(聞いてない)優と薫くん遅いわねぇ・・・もう15分よ・・・(時計を見る)」
北山陽一「(薫の作ったお菓子片手に)真里さんはそろそろ行った方が良くない?お父さんもそろそろ来るんだろうし。ヤスも薫も携帯持ってるから大丈夫だと思うけど」
安岡優「ごめ〜ん!迷っちゃって・・・・。(薫の手を引いて走ってくる)」
北山陽一「ほらね?じゃあ、また後で。」
佐々木真里「そうね、そうさせていただくわ。優君、薫君、心配させないでね?わかった?」
ゴスペラーズ「(優・薫)わかったぁ〜(はもる)」
佐々木真里「(大丈夫かな…ι)」
安岡優「真理さん、僕らのこと、疑ってない?」
佐々木真里「・・・・・・・いや。」
村上てつや「おぉ〜し。気合入れてくぞぉ〜!」
佐々木真里「あっ・・・皆、他人の振りしててっ。お父さん来たからっ(小声)」
ト書き「そそくさと全員、真里から離れて別々の場所へ移動する。エントランスできょろきょろしている父親に、向かって歩いて行く真里を見送って5人はばらばらに椅子に座った。」
北山陽一「真里さんのお腹にはボクの子が・・・真里さんのお腹には・・・(復唱中)」
黒沢カオル「えーと・・製菓職人目指してて、・・お兄ちゃんとてつとは関係なくて・・(ぶつぶつ)」
ト書き「真里と父親が話をしている、あまりいい雰囲気ではないようだ。」
酒井雄二「(会話傍受中)…うわ。…言葉は選んでるけど、「結婚しなさい」の一方押しだわ…。」
佐々木真里「『はん、ばからしっ、あんな相手と結婚なんて冗談じゃないんだけど?』」
酒井雄二「真里さんも頑張って抵抗してるし…」
安岡優「そろそろ出撃する?1人ずつ行った方がよいよね?」
酒井雄二「・・・そうだな。その方が混乱するだろうし?・・・って誰から行く?」
安岡優「俺から行こうか?それとも好印象を与える為にお菓子職人目指してる子を送り出す?」
酒井雄二「(小声でヒソヒソ)でも菓子職人に先につまずかれちゃまずいしなぁ・・・まぁやるっきゃないってか!薫!先行ってもらえる?(真里パパに見えないように指示)」
黒沢カオル「うん!んじゃ行くよ〜。」
ナレーション「と、張り切って真里の元へ行く薫。」
一般人(男)「(真里の父親)真里っ!いい加減にしろ!・・・(近づいてきた薫に目を止め、話をやめる)」
黒沢カオル「こんにちは〜」
一般人(男)「(父親)失礼ですがどちらさまですか?」
黒沢カオル「真里さんに可愛がってもらってるんです、僕。ペットみたいな感じで(にぱっ)」
佐々木真里「彼は薫君よ。製菓職人を目指しているの。」
黒沢カオル「薫です!!よろしくお願いします!!(ぺこっ)あっ、これお土産です、僕が作りました!!(和菓子とケーキを差し出す)」
一般人(男)「(父親)これはどうもご丁寧に・・・。で、彼はこのためにわざわざ来たのかね?(ちょっと怪訝そう)」
黒沢カオル「実は昨日、真里さんに、別れを告げられた時はショックを受けて・・妊娠したから別れましょうって。元ペットとしては、相手のお顔を生で見ておきたいなーって思ったんですけど。今日は結婚式の相談じゃないんですか?」
一般人(男)「(父親) 妊娠・・・・?別れる・・・?どういうことなんだ、真里。」
佐々木真里「どうもこうもないわよ。妊娠してるの、あたし。まだつわりとかはっきり出てないけどね。相手はこの子じゃないわ。」
一般人(男)「(父親)な・・・なん、だって?お前・・・・(かなりの動揺)」
酒井雄二「(会話傍受中)…そろそろ俺か?…順番的に。…にしても何て言って、入って行くかなー。<陽一に機械を渡して椅子を立つ」
佐々木真里「だからあたしは、何と言われようとあの人とは結婚しません!」
酒井雄二「(きょろきょろしながら現場に到着)ぁっ…真里さん!昨日の話じゃ納得出来ないです!御見合いだからって!…(父親と薫に気付いた振り)…あの、こちらの方は?」
一般人(男)「(父親)…どうしたってんだよ、いったい!真里!」
佐々木真里「雄二まで・・・。この人は私の父親よ。で、この人は薫くん。製菓職人。」
黒沢カオル「こんにちわーーvv」
酒井雄二「はじめまして。お父さん。僕は同じ大学に通っている者です。真里さんとお付き合いしていました。昨日、『別れましょう』と言われて・・たまたまテーブルの上に広げてあった紙にこの式場が書かれていたものですから、こちらに足を運んだんです。・・彼が恋人・・なんですか?」
佐々木真里「(頭を振る)違うわ。彼とは一緒に寝た事はあっても、そんな関係じゃないから。」
ト書き「娘の姿の片鱗を見て声も出ない父親。そこに婚約相手が到着する。」
一般人(男)「(婚約相手)遅れてすみません。(黒沢と酒井を見て)…こちらの方は…?」
ゴスペラーズ「(黒・酒) 真里さんと付き合っている者です。(あえて現在形)」
一般人(男)「婚約相手)・・・え!?ちょ、どういう事ですか!?」
佐々木真里「今言ったじゃないですか。あたしの恋人の雄二と薫くん。付き合ってる人くらい、あたしにだっていますよ。」
一般人(男)「えっ?!なっ・・・今も付き合ってるって訳じゃないんですよね?え?二人と?(混乱中)」
佐々木真里「うふふvv」
安岡優「(影でコソコソ)面白くなってきたぁ〜!っと、次は僕かな〜♪(真里に気付かないフリで歩いていく)」
一般人(男)「(父親)まさか・・・あれもなんて言うんじゃあるまいな?(不安げに安岡を観察)」
佐々木真里「(手で顔を覆い)…厄日ね…今日は。どうして付き合ってる人がこんなに来るのかしら…(手の下で笑いをこらえる)」
安岡優「え?真里さんじゃない?こんなところで何してるの?」
一般人(男)「(父親)・・・はぁ・・真里は今日見合いするんだ。悪いがみんな出てってくれ!真里、全て話してもらうぞ・・・(真里の手を引っ張る)」
佐々木真里「イヤだって言ったじゃない!(手を振りほどく)ええ、全部話しても良いわよ?私のお腹の中には子供が居るし。その父親はここには居ない。付き合ってる人だって、まだ居るわ。それに、傷物を押し付けられたって分かったら、相手の方も良い気分はしないでしょうね。」
一般人(男)「こ、子供だと!?」
佐々木真里「ええ、何ならその父親をここに呼んでもかまわなくってよ?」
北山陽一「遅くなってスミマセン!!ここ、会場が広いんですよねぇ!一つ迷えば本当に、迷ってしまいましたよ・・・・真理さん、こちらの方々は?」
一般人(男)「(父親)(今度はなんだー??)」
佐々木真里「遅いわ、陽一。(コホンと1つ咳払い)お父さん。こちら、北山陽一さん。お腹の子の父親よ。」
北山陽一「(この方が真理さんのお父さん!?冷静に行かないと!!)本当にスイマセン・・・・お初にお目にかかります。北山陽一と申します。以後、お見知りおきを・・・・」
一般人(男)「(父親)お…お前が真里に…子供を…!?」
北山陽一「…はい…。真里さんのお腹にいるのは僕の子です。」
一般人(男)「(婚約相手)君、どこかで・・・っ!あの時のっ・・・まさか・・嘘だろ?君・・・僕が泊めてくれって・・・あぁ・・(頭をかかえる)」
北山陽一「そういえば、そんな事もありましたね。」
一般人(男)「(父親)(婚約相手に向かって)き、君・・・こいつ(北山)を知っているのか!?」
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