-ゴスドラマ過去ログ:701-800-
黒沢カオル「・・・うん。いつもやってることだけど・・・」
村上てつや「でも、あの衣装でやられると・・・なあ」
黒沢カオル「洒落になんない・・・よね」
ナレーション「その通り!二人の思惑はどうあれ、ウエディングドレス姿と燕尾服という今の二人の姿では、「らぶらぶ熱々新婚カップル♪」にしか見えないのであった」
村上てつや「あれさあ。…酒井は北山からかう目的のほうが大きそうだけど」
黒沢カオル「…安岡は狙ってるよね」
村上てつや「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小悪魔」
ナレーション「そう。小悪魔ではあると重々承知しつつも、その魅力に逆らえないのが安岡の恐ろしいところ・・・(ファンの本音)」
黒沢カオル「子悪魔「的」じゃすまないからな。そのものだもん。・・・安岡ぁ、北山がー・・・(^^;」
安岡優「わーい、酒井さ〜ん♪(ごろごろ)」
ナレーション「思いっきり気づかないフリで、村上てつやも認めた『百万ドルの笑顔』で酒井にすりすりする安岡だった」
村上てつや「・・・何か凶悪に可愛く見える俺ってやっぱりおかしい?」
黒沢カオル「・・・いや。おかしくはないと思う。単に安岡の術中にはまってるというだけでf(^^;)」
ナレーション「安岡優・メンバーまでも騙す恐ろしい男・・・」
酒井雄二「あーよしよし・・・」
村上てつや「あ。酒井も巻き込まれてきてる・・・」
黒沢カオル「…なんか安岡見る眼が北山に似てきたよなぁ…」
ナレーション「そういえば…捜査に協力してくれたDJバリ“K”〜んは?」
村上てつや「ああ、あの人知らないうちに消えてたねえ。」
黒沢カオル「いいの!?(-_-;)」
村上てつや「どっかそこら辺にアフロのようなものがワサワサと見え隠れしたりしてたらオイシイよな(^^)」
ナレーション「期待しつつ捜すも、生憎とそんな美味しい状況にはならなかった・・・(涙)」
黒沢カオル「・・・いないね」
村上てつや「・・・まあこんな状況じゃいたくないよな。普通」
黒沢カオル「俺だってメンバーじゃなきゃ逃げてるし(苦笑)」
村上てつや「メンバーの辛いとこだよなあ。あんな状態の北山すら見捨てられないし・・・(おい)」
黒沢カオル「あ、そういえば北山は・・・?」
ナレーション「振り向いた二人が見たものは・・・」
村上てつや「!!北山!!」
ナレーション「なんと、酒井と同じく燕尾服を着た北山の姿だった・・・」
安岡優「あれ〜?北山さん?」
酒井雄二「(成り行き上安岡と抱き合ったまま)なんだなんだぁ?」
北山陽一「〜〜〜〜酒井雄二!!お前に安岡は渡さ〜〜ん!!」
村上てつや「おお。お約束の花嫁強奪か!?」
黒沢カオル「うーん、ドラマだねー」
北山陽一「いいか!安岡と結婚式をあげるのはこの俺なんだーーー!!!(拳を握り締めて絶叫)」
酒井雄二「・・・いつから式まであげることになったんだ?(妙に冷静)」
北山陽一「うるさい!さあ、安岡を渡せ!」
ナレーション「そう叫ぶ北山は、焦りからか妙に殺気立っていて・・・」
安岡優「酒井さん・・・俺北山さんがちょっと怖いよ・・・(おびえた様子で酒井に寄り添う)」
酒井雄二「いや大丈夫・・・俺も結構怖いから・・・(再び成り行きで抱き返す)」
村上てつや「・・・解説の黒沢さん、どう思います?」
黒沢カオル「(いつから解説に・・・)いや、どう見ても北山が悪者ですね・・・」
村上てつや「愛し合う恋人を引き離しにかかる悪い奴、ですか?」
黒沢カオル「そうそう。・・・愛し合うかどうかは知らないけど(苦笑)」
村上てつや「でもこういう流れだと、引き離されそうになるカップルの愛が深まるというのがお約束なんだよなぁ・・・」
黒沢カオル「ん。・・・酒井たちもすっかり浸りきってるし」
村上てつや「安岡もノリノリだしな・・・」
安岡優「(甘い声で)酒井さん・・・(怯えた眼で酒井を見上げる)」
村上てつや「・・・あれを無意識にやるから怖いんだよな、安岡も」
ナレーション「さあ想像してみよう!ピンクのドレス姿で、眼をうるうるさせて寄り添う安岡・・・くぅー!(身悶え)」
村上てつや「ナレーションが身悶えしてどうする!」
ナレーション「何をぅ!じゃああんたはどうなんだ!あの安岡優の顔を見て冷静でいられるか!?(逆ギレ)」
村上てつや「えっ・・・ちらりと安岡の方を見る」
安岡優「(相変わらず子犬のような目)」
村上てつや「た・・・確かに可愛いかも・・・」
黒沢カオル「てつ!(と密かに背中をつねりつつ)・・・ほら、ナレーターさんも!私情に走らないで話を進めて!」
ナレーション「は!・・・(慌てて冷静に戻り)失礼いたしました。えー、北山の方はというと・・・」
北山陽一「・・・・・・・・・・(殺気が先ほどの5.6倍(推定値))」
ナレーション「あの〜…すいません、怖くて近寄れないんですけど…(-_-;)」
黒沢カオル「だめだめ!ナレーターさん、頑張んなきゃ〜。命張るくらいの覚悟でさ〜。」
北山陽一「ぼそぼそぼそぼそ(何と言っているか分からない)」
ナレーション「え、え〜と…き、北山さん…?」
北山陽一「(いつもの10倍くらい低い声で)俺のだ俺のだ俺のだ…安岡は俺のだ……」
ナレーション「こ・・・怖いよぅ・・・」
黒沢カオル「泣くな!プロだろうが!」
ナレーション「私はナレーターのプロであって、レポーターではない!・・・ん?そうだよ、私がこんなことまでやる必要はないんだ!(我に返る)」
黒沢カオル「・・・あれ?」
ナレーション「というわけで、私は傍観者に戻りますので。あとはごゴスペラーズの責任で話を進めてくださいな」
黒沢カオル「あ・・・ナレーターさん・・・」
村上てつや「やべ・・・逃げられた・・・」
黒沢カオル「ってことは・・・やっぱり俺らで話進めなきゃ駄目か…」
ナレーション「ようやく本来のゴスドラマに戻り始めたようだった」
黒沢カオル「んじゃ取り敢えず・・・北山?」
北山陽一「(突然)安岡ぁ!」
ナレーション「いきなり声をかけられて何かが弾けたのか、北山は突然叫ぶと酒井と抱き合っていた安岡の腕をすごい力で引っつかんだ」
安岡優「あ、酒井さ・・・。」
効果音「ガツッ!!」
ナレーション「酒井の腕の中にすっぽりとおさまっていた安岡が急に動かされため、安岡の頭が酒井の顎にぶつかった!」
酒井雄二「・・・ってー…ぇぇぇぇぇぇぇえええっっっ!!!」
ナレーション「おっと、得意の流血です。」
安岡優「やだっ…酒井さぁん、大丈夫っ!!?」
黒沢カオル「うわっ、安岡完全女口調・・・。」
酒井雄二「な、なんのこれしき・・・」
ナレーション「意識しているのかしていなのか、そう言って笑った顔はなぜかどこかの漫画の主人公のように爽やかだった」
安岡優「酒井さん・・・(ちょっと見とれてたりする)」
北山陽一「なんでそうなるんだぁ!安岡!俺はどうなるんだ!!」
安岡優「だ、だって!今それどころじゃないでしょ!?酒井さんの手当てしなきゃ・・・」
北山陽一「・・・!!!」
村上てつや「・・・あーあ。言いきっちゃったよ・・・」
黒沢カオル「『それどころじゃない』って・・・こりゃ北山切れるぞ・・・」
村上てつや「そうだよなぁ。俺だって黒沢にそんなこと言われたら・・・(想像してる)」
黒沢カオル「(急に黙りこくった村上に)・・・てっちゃん?」
村上てつや「・・・黒沢ぁ!(と抱きつく)」
黒沢カオル「わ!ちょ、ちょっと!?」
村上てつや「・・・お前はそんなこと言わないよな・・・?」
黒沢カオル「てつ・・・。(くすっと笑って)何言ってんの。俺がそんなこと言う訳ないじゃん・・・」
村上てつや「黒沢・・・」
ナレーション「・・・・・・そんなこんなでらぶらぶモードになってしまった二人とは対照的に、北山はというと・・・」
北山陽一「安岡・・・」
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