『 週刊 Hanko 』 736号

南中定期演奏会◆群馬県総合防災訓練

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 3連休の最後、月曜日。久々に、何の予定も書き込まれていない、休日らし〜い休日を過ごしました。(^。^)こんな日は1年に何度もないんです!まして10月は、夜も連日会議か練習か仕事か(中間試験、PTA会議と行事、市吹定演間近、そろそろ聖歌隊の練習開始!)…で、家族と夕食を一緒に食べられない働きざかりのお父さん状態。(x。x) だから今日はホントーに嬉しい!v(^^)v
 週刊Hankoネタがたまっていて、まだ9月分の報告ですが、やっと私用でパソコンに向かえてハッピー♪

◆南中定期演奏会◆
 夏希の吹奏楽部最後のステージが、9月にありました。
 コンクールで燃え尽きたのか??夏休み中全然練習に出て来ない3年生が多く、また、それを良しとしてしまう(しょーがないやと諦めてしまう)部の雰囲気そのものが、「有終の美を飾らせてあげたい」と切望する一部3年の保護者たちにはイライラの種でした。
 当日のプログラム、照明等の打ち合わせ、司会の原稿&練習、等々、なんとかぎりぎり間に合わせて本番。無事に終わってほしいと思っていましたが…。

 あと2曲で終わりというとき、先生に花束贈呈するため、保護者会長としてステージ袖に行ってみると、3年ホルンのMちゃんが泣いています。驚いて聞いてみると、演奏中にいきなり楽器が壊れたらしく、最後のステージなのにもう吹けない、と!?

 はぁーー??どーゆーこと!?
 楽器が古くて「直してほしい」って3年間言い続けてたのにうやむやでここまで来て、ついに最後のステージで壊れたって!?それ、シャレにならない!

 客席に、市吹のホルン吹きがいたのを思いだし、ラスト2曲目の演奏中に壊れたホルンを持って走りました!見てもらいましたが、やはり楽器屋さんに出さないと直らない致命傷。するとホルン吹きの1人が「楽器が車にあるから貸してあげる」と、即座に駐車場まで走ってくれて、曲が終わる直前に間に合いました。
慣れない楽器だから大変かもしれないけど、今まで使ってたのより100倍いい楽器だから、これで我慢してねと、袖からステージに送り出し…。
 最後の曲は半分泣きながらでしたが、とりあえずみんなと一緒に吹けました。
 めでたし、めでたし…… では当然終わらず。

 翌日、Mちゃんと部長(夏希)は校長室に直訴しに行ったそうです。もう限界なので、高いものだけれど、後輩のためにもぜひ新しい楽器を買ってほしいと。
 保護者会からも圧力をかけました。どうせ買うなら運動会に間に合わせてほしい。運動会は(行進曲と校歌と「君が代」だけだけど)、これが本当にラストの演奏だから、Mちゃんに新しい楽器を吹かせてあげたい!

 結果、運動会の前日に新しいホルンが届きました。ぴっかぴかのホルンを持って、Mちゃんが挨拶にきてくれました。もっと早くいい楽器になれば良かったのにと思うけど、とりあえず最後の演奏を笑顔でできて良かったなと思います。

 夏希もこれで引退となりましたが、私の保護者会長としての役割もやっと終わりました。重たい肩の荷が一つおりて、ほっとしています。
 色々と協力して下さった市吹の皆さん、(特に最後、何十万もする高いホルンを快く貸してくれたUさん)、大変お世話になりました。ありがとうございました。
 子供達が、これで吹奏楽とお別れするのではなく、またこの先新しい場所でも音楽と共に生きていけますようにと祈りつつ、引退です。いろいろありましたが…。
 ほんとに色々ありましたね。終わればすべて良い思い出、とは言えないようなことも沢山。でも、それも含めて貴重な経験でした。母子ともども、今後に生かしていきたいと思います。(._.)

◆群馬県総合防災訓練◆
 私自身も9月に大きな行事がありました。県の総合防災訓練。今年は14年に1度の順で、富岡市で開催されました。
 陸上自衛隊、警察、消防、病院の関係者やボランティア等、約960人が参加する大々的な訓練です。ドクターヘリや自衛隊のヘリコプター等、ヘリが6機、特殊車両を含む約200台の消防車等々が出動し、マグニチュード7.5の直下型地震発生に伴う建物倒壊、土砂災害、多重事故を想定しての被災者救助の訓練でした。
 この中で、消防団音楽隊は、開会・閉会式の演奏と、救助される被災者役を務めました。 

 音楽隊員の被災者役は、市の防災訓練では恒例らしいですが、私は初。
 今回、女性は「優遇」されて、顔面打撲とか、下顎骨折とか、右肩脱臼とか、「意識があって歩くことができ、会話もしくは頷きで意思の疎通ができる」という役でしたが、男性はかなりハードなケガで、開放性骨折で骨が突き出していたり、内臓破裂でおなかから腸がはみ出ていたり、頭や顔から出血していたり…。
で、血糊をぬられるなど、かなり本格的なメークをされていました。(@_@)
 メーク担当者の営業道具?は驚くほど充実していて、どんな傷でもつくり出してしまうらしく、「作品集」?を見せてもらったら、全身火傷でニコニコ笑っている記念写真などあり…。(+_+) そのケガの生々しさというか痛々しさというか、こうはなりたくないなぁと切実に思いました。

 被災者は、ケガに応じた演技を要求されるのですが、今回時間がなく、意識のある人についてはかなり簡略化された様子。以前は、「子供にブラックカードをはられたお母さん役」の人が迫真の演技をした、という伝説も聞いています。今年は「意識がもうろうとしてうわごとを言う」っていう役の人がいたので、どう演技したのか見たかったけど、「歩ける人はこちらへ」と促されて、見られなかったのが残念。(^.^)

 で、肝心の演奏の方ですが、なんと音楽隊の演奏を録画していた人が「君が代」をYOU TUBEにアップしてくれたらしく、動画つきで聴けます!興味のある方は「富岡市消防団音楽隊」で検索してみて下さい。私は前列中央あたりで吹いていますが、制服だし顔はわからないな。(o^^o)
 …私としては、「君が代」より、閉会式の後、皆さんが解散している時のBGMに演奏した(知る人ぞ知る)「群馬県民の歌」の方が良かったんだけど。(^.^)

 それにしてもこの大イベント、朝6時集合、1時半解散だったのですが(おなかすいた〜〜!)、本番1週間前に全く同じ要領でリハーサルをしたんですよ!
本番との違いは「知事がいなかった」ことくらい!観客も少なかったけどいたし。
 土曜の朝、2週続けて朝6時集合はキツかったです。子供は部活でお弁当だったので、私は3時半起きでした。(+_+) 市役所の人も総動員で大変でしたね。関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。(._.)

 …あぁ、貴重な休日が終わってしまう〜〜。明日からまた元気にガンバらねば!
 朝晩冷えます。お体気をつけてお過ごし下さいね。

2010. 10. 11  斎藤 範子(Hanko)



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