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2007年01月23日

ウインターソング

「昨年末に観た映画を書くよって今1月の何日だと思ってんだボケ」その1。

原題『Perhaps Love』、「君さえいれば/金枝玉葉」「ラブソング」等の陳可辛(ピーター・チャン)監督作。
10年前の恋を忘れられず苦しむ俳優(金城武)、有名になる為に手段を選ばず過去を切り捨ててきた女優(周迅(ジョウ・シュン))。その2人を主演として映画を撮る女優の現在の恋人である映画監督(張學友(ジャッキー・チュン))。3人それぞれが気持ちの着地点を見つけるまでが、現実と撮影中の映画を交錯させてミュージカル仕立てで描かれる。そう、ミュージカルなのですよ。
アイドル時代の金城武のCDを持っている身としては、ちょっとばかり不安があったわけですよ。下手とは言わないが上手くもいやそのえーと。ハラハラしつつ観た結果としては「思った程悪くないじゃん」。安堵。
ミュージカルシーンはちょっと「スケールのちっちゃい『ムーランルージュ』」に思えた所と無表情な子役ダンサーが気になりはしたものの、おおむね楽しめた。「十字街頭」のシーンが好きだ。
メイン3人の芝居も良いし(PCタイピングはヤバイが)、友情出演で曾志偉(エリック・ツァン)等が出て来るあたりも○。
でもなあ…やっぱり「歌」がネックだなあ。歌うのはモブを除けばメイン3人と彼らを見守る天使役の池珍熙(チ・ジニ)の4人だけ。張學友の歌だけがずば抜けてしまって、他が霞む。池珍熙の歌も悪くないけど、何せ出番が少ない。張學友の歌とその存在感に他のキャストが誰1人かなわない所が、この映画の最大の欠点じゃないかと。「香港四大天王」の1人、「歌神」のあだ名は伊達じゃないんだよねえ…。

劇中劇の映画「Forget me not」はあのラストで評判はどうだったのだろう。次回作の構想練ってる位だから大丈夫だったのよね、きっと。周迅のメイクが濃くなればなるほど千秋に見えてしまったのは、私の目がどうかしてるせいだ。うん。

投稿者 shinobu : 2007年01月23日 01:46

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コメント

>周迅のメイクが濃くなればなるほど千秋に見えてしまったのは、私の目がどうかしてるせいだ。うん。

ああ〜。やられてるんだよ、千秋に(笑)

ウィンターソング見たかったんだけどさ、田舎だからほんと2週間くらいしかやってなくてさ、仕事で見れなかったよ(´Д⊂グスン
ムーランルージュ好きだし、武でてるし、見たいんだけどDVD待ちです。はい。

ちなみに最近ノダメCD買ってみて、車の中で1人千秋気分で指揮したくなりますな。
きてるな、こっちも。

投稿者 ちい : 2007年01月25日 19:18

念の為言っておくけど、私が書いたのはのだめの千秋真一じゃなくて
ココリコ遠藤と結婚した千秋の方だぞ。
千秋にやられてるのはおまいの方だーッ!!(笑)

都心でも上映館数は微妙だったよ。
私も地方よりも上映期間は長かったから観るの間に合ったって感じかな。
規模はどうあれ、ちゃんと全国公開されただけでも良しとしよう(笑)
あ、ムーランルージュは期待しない方がいいです。ハイ。

投稿者 shinobu : 2007年01月26日 01:58

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