「熾烈(しれつ)なシッペ返しって、例えばどんな?」
「そうだなあ、中韓にに対する経済援助を凍結するとか、自衛隊増強予算の大幅アップを提案するとか、EEZを超えて来た中国の探査船や韓国の艦船・漁船を拿捕するとか、色々あるんじゃあるんじゃないのかな… 素人なので的確な案は出せないけど」

「要は、日本はナメられすぎなんだ。 だから、こんな無体なことをやっても日本は口だけで何もしないってことで、タカをくくってんだな」

「正にそうだよ。 日本政府は、外交政策を転換するタイミングを失ってきたとも言えるね」
「そうなんだよなあ。 中国・韓国は、相変わらずジャパン・バッシングをやり続けてるし、反日教育は止めようとしないし、踏んだり蹴ったりだなあ」

「特に、長年続いた反日教育は末恐ろしいって感じない? 子供時代に身に染みついた価値観って、大人になっても変わるもんじゃないよ」
「確かに、恐いよな。 ビジネス上はうまくいっても、政治面ではハラの探り合いが続くんだろうなあ」
恐れ「中国などは今の政権が行き詰まってゆくときが、恐ろしいんじゃない? 国民の爆発しそうになった不満の矛先を、日本に向けさせたら大変なことになるような気がする… 」
「そうかも。 日本をスケープゴートにしようって案が出たら、中国内部じゃ圧倒的多数が賛成しそうだしな。 韓国だって似たり寄ったりだろう」


あかちゃんまあ、そんなような憤(いきどお)りや不安と、長すぎた日本の援助・謝罪外交に辟易(へきえき)してしまった日本国民が多数を占めるようになってしまったんですねえ。 私も、その中の一人ですが、あなたは如何ですか?

そのような世相を背景に、永田町でさえ変人と言われる政治家がワガママ娘と一緒に表舞台に出てきたんでーす。
中身はともかく、あの二人の強烈ともいえる言動が、あたかも強い日本が蘇るような幻想を国民に与えたんですねえ… どう思われます?

在野の政党の状態も味方したんでしょうね。 旧社会党は、国民に対する裏切りを暴露され、あげくに自民党と連立することで、それを立証してしまい、青色吐息の状態でした。
困ったもんだ鳩山さんの資金力で枠組みだけ作られたような民主党もガキの集まりのような、その脆弱性(ぜいじゃくせい)を見透かされてしまってました。
最もまともな保守政党である小沢自由党も、純化路線に走りすぎてマスコミにも相手にされない状態になってしまい、朝生の田原さんに、小沢は死んだと揶揄(やゆ)されたほどです。
マジメで堅物な政党である共産党はといえば、相変わらずマイペースで、何のことはない、組織の支配者の自己満足という呪縛(じゅばく)から抜け出せないでいる状態です。

経済活動の疲弊もあり、国民の多くが、オーッイ自民党さんよ〜、おまえら何とかならんのかあ? と嘆いていた状況でもあったわけです。
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すみません、言い過ぎました。 ほとんど虚構の世界に入り込んでしまったものですから…
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