車遍歴

ただ乗ってみたいと言うなら、どんな自動車でも一度は運転してみたいと思います。しかし、評論家ではありませんので、非現実的です。高価な高級車も買えませんので、端から興味の対象になりません。無駄なフラストレーションを募らせない処世術です(笑)

初めて自動車というものを運転した時は、無免許でした。助手席で運転手の操作を見ていて記憶したことを、隠れて独りで実践したわけです。トラックでしたが、何とか傷つけずに返して置けました。

スバル360二度目に運転したのは、兄が所有していた"スバル360"です。今となっては、名車として有名な車ですが、今の軽自動車とは全く別物でしたね(笑)でも、故障も無く、足としての不満はありませんでした。アクセルを目一杯踏んでも時速90km程度しか出ませんでしたが、高速道路を走るわけでもありませんでしたので、兄は充分にその取り回しの良さを満喫したはずです。エンジンは後置きですから、フォルクスワーゲンの小型カブト虫という感じでしたね。ニックネームは、"てんとう虫"だったようですが… 三菱のアイもリヤエンジンです。ハンドリングはイイですよ!後部座席ではエンジン音がうるさ過ぎるのが難点ですが(笑)

自動車免許は年齢的にも時間的にも最短コースで取得しました。オートバイの免許を持ってましたので、それが時間短縮に役立ったんです。因みに、オートバイはホンダCBを乗り回してました。

ホンダS600学生時代の思い出は、関西でホンダS600を乗り回したことと、ブルーバードSSSに4人乗せて(5名乗車で)名神で160km/hを出したことです。S600は電気系統が弱かったですね…奈良の山奥でエンジンが掛からなくなり苦労しました。スリーSで速度を上げた時、それまでワイワイやっていた仲間がシーンと静まり返ったことが妙に印象に残っています(笑) まあ、今の車はリミッターが働く180km/hまで簡単に出ちゃいますから、速度的なスリル感を味わおうとするならサーキットにでも行かなければならないんでしょうね。

スカイラインGT-R当時のスカイラインGT-Rにも乗ったことがあります。大阪ー琵琶湖間の往復でしたが、何故か、車としての印象がないんですよね…多分、失恋中で、それどころではなかったんでしょう(笑)

兄や友人の車を借りて乗っていた時代から、自分の車を所有する時代へ移行します。
最初に買った車は中古です。三菱ランサーに興味があったのですが、程度のよさでCVCCエンジンのシビックにしました。エアコン無しで、夏場は雨中でない限り窓を全開にした屋根付きのオープンカーでしたね(笑) エンジンには定評のあるホンダでしたが、軽〜く吹け上がるエンジンには、それまで経験したことない心地よさがありました。ただ、アイドリングが不安定で、キャブ洗浄・調整やプラグをいじったりして何回も安定させようと試みましたが全く直りませんでした。後で分かったことですが、当時のCVCCエンジン特有の欠点だったようです。
ホンダ シビック
この車の面白さはコーナーリングにありました。後輪が簡単に横滑りし始めるんです。後部座席に乗っている人の、オイ、滑ってるぞー!と叫ぶ恐怖に満ちた声を聞くのが楽しみでしたね(笑) ドリフト感覚で修正は簡単でしたから不安は全くありませんでした。

問題は、140km/h程度での空中分解でもしそうな騒音と振動でした。それでも問題なく走りましたが……ハンドリングには前輪駆動車特有のものがありました。今のFF車は殆ど是正されているようですが、それでもFR車のハンドリングの方が気持ちイイですよね(笑)

散々乗り回したシビックも、義父から、そろそろ買い換え時かなと言われたときには、ミッションにガタがきてました。

次に購入したのも中古車で、当時では珍しかった2000CCのスカイラインTIです。GT(スカG)との大きな違いは、4気筒エンジンだったことです。有名な"直6"ではなかったわけです。その分、鼻も短かったです。

この車の特徴はトルクの太さでした。当時ロータリーエンジンのサバンナに乗っていた友人が、セカンドギアでの加速の凄さにビックリしていました。シートに押し付けられて体が運ばれるような強力な加速です。ストロークを長く取った4気筒エンジンのなせる業だったんですよね。スカGのようなハンドリングの切れもなく、まあ、取り柄はこれだけでしたけど……

ブルーバード初めての新車購入は、日産がこれでもかと言うほど軽く作ったブルーバードSSSです。4つのガラス窓が動かなくなった以外は、故障知らずのイイ車でしたね。アクセルを踏み続けると180km/hまでは何とか出ました…勿論、メーター上ですが。ただ、1800CCの所為か、高速道路では力不足を感じさせられましたね。FFでしたが特有のクセは殆どありませんでした。
スリーSには随分とお世話になりましたが、最後はゴルフ帰りに高速道路の渋滞に遭い、居眠りオカマを堀ってしまい、修理せずに廃車にしてしまいました。

次の新車は2500CCのスカGです。静粛性とハンドリングは最高でしたね。動力性能も満足するものでしたが、それ以上にハンドリングに素晴らしいものがありました。ヘアピンカーブで狙い通りのラインを切り込んでゆくように曲がってゆき、全く不安感を抱かせませんでした。妻ですら感心する程でしたので、高レベルでバランスの取れた車でしたね。一番乗り回したのは、学生だった娘かもしれません(笑)
スカイラインGT
しかし、そのスカGは一年半の短命でした。雨上がりの道路で信号待ちから走りだしたら(多分を30〜40km/h)、突然ハンドルが利かなくなり、右に回しても左に回しても軽くクルクル回るだけで前輪が反応しないのです。驚いたのなんのって……そうこうする内に、急に左に大きく曲がり、歩道に乗り上げて外側のガードレールにぶち当たって弾かれ、車道に調度逆向きに止まりました。

日産のディーラーに運んでもらいチェックしてもらいました。しかし、ハンドルに異常はなかったと言われましたので、日産本社に掛け合い、現場検証もしてもらいましたが、私が主張する問題を認めようとはしませんでした。結局は泣き寝入りで、147万円という修理代を払う気にもなれず、廃車にしてしまったのです。

ホンダ ビガー車が無いと妻も自分も不便ですので、取りあえず中古車を買うことにし、程度の良さそうなホンダのビガー2500CCを選びました。エンジンのドッドッという重低音が気になりましたが、アイドリングも吹け上がりも問題ありませんでしたので決めました。エンジン音とハンドルがチョット重いこととブレーキの甘さを除けば、走行安定性が高く、塗装品質(性能)が日本車にしては高い車でした。今でも、走っているのを見かけます。外観は色あせも無く長持ちする車です。2000CCタイプの方ではありますが、姉妹車であるインスパイアと共に、トヨタの営業が白旗を揚げるほど良く売れたということが納得できます。

ただ、娘にとっては問題のある車でした。車両がやけに長いので、車庫入れに苦労してしまうのです。多分、米国仕様のまま日本で売っていたんでしょうね。ホンダは、コスト節約(多分)のために車両を米国仕様と日本仕様とに別けて作らないようですので、日本事情ではチョット大きすぎるセダンが増えたようですね。日本ではセダン販売に力を入れないという戦略なのでしょう。

トヨタの車は全般的に好きではなかったのですが、以前から気になっていた一車種があったのです。それまで妻と一緒に何回かショールームで見て、トヨタらしからぬ車だねと話していました。自動車評論家たちは直進安定性は高いが曲がるのが苦手な車とこき下ろしていました。曲がるのが苦手な車って何なんだという思いもありましたが、デザインをエラク気に入っていたのです。自分自身は、ウサギをイメージさせる後部のデザインが特に気に入っています。

そういうことで、結局ビガーは一年程度で手放して、その車を買ってしまったのです。車種名はアリストです。

アリスト決め買いで試乗もしませんでしたので、初乗りで、妻も私もエーッと思ってしまいました!? なんと、ハンドリングがフワフワしていて不安感を抱かせるんです。これがトヨタなんだあ、と思い知らされました(笑)

でも、好みのデザインであり、ドッシリとした安定感と乗り心地の良さに妻は満足でした。ハンドルを切っただけ曲がるから、まあイイかってことでフワフワ感は気にしないことにしたのです。確かに、高速道路での直進安定性と乗り心地には秀でたものがあります。3000CCの直6エンジンは充分すぎる動力を発揮します。妻が、気付かない間に140km/h以上も速度が出ていて、慌ててブレーキを踏んだりしています。特別な緊張感もなく180km/hで走れます。

まあ、確かに、曲がるのは得意ではありません。山道を走ればよく分かります。運転手としては強引に曲げる感じになりますので、どうしても荒っぽい運転になりがちです(笑) 沖縄に行った時に借りたトヨタのチェイサーのハンドリングは良かったのですが……評論家諸氏によると、トヨタで一番ハンドリングの良い車はクラウンなんですってね(笑)

というわけで、今でもアリストに乗っております。ショックなどの初期不良は一部ありましたが、買い換えたいという気持ちにさせるような不具合いもなく今に至っています。相も変らぬハンドリングとホイールアライメント調整(2回実行)の必要性が不満というところですね。

さて、2011年8月に、とうとうインプレッサSTI A-Lineを買いました。車色はパールホワイトです。
手頃な値段で、欲しいと思う車はこれだけでしたので、行ってみたディーラーは2社だけです…しかも、同じ会社の異なる事業所というだけです。ですが、事業所が変わるだけで値引き幅も異なるケースが多いようですね。(乗ってみたい車の最後に掲載しています)

今回は試乗を3回もしてしまいました。
走りは、"I"モードでは、出足からトロくて、こんな燃費が悪くて乗り心地も悪い車を買う意味がないという感じですが、"S#"モードでは、マニュアル車の様な出だしを感じるほどアクセルに敏感に反応するキビキビした走りをし、アクセルを深く踏み込むとシートに押し付けられる加速感が味わえます。評論家諸氏は、いわゆるマニュアルの正統のSTIとは別物だと言ってますが、まあ、そうでしょうね。足回りは別として、エンジンだけで言いますと、馬力は8ps/rpmの差だけですが、トルクが17%程度の大きな差があります。このトルクの大きな差がエンジンの力強さに歴然とした違いを感じさせるのだと思われます。従って、多少ともマニュアルのSTIに近い走りを感じたいとするなら、4,500回転以上をキープして、馬力頼りの走りをする必要がありそうです。

しかし、そこまでの走りをしたいのであれば、A-lineを選ばないでしょうね(^_^) A-lineを選択する目的は別にあるわけですから、正に、正統のSTIとは別物なのです。実際に、私の妻が、近所への買い物も含めて気軽に乗り回しているという、そういう使い方も含めた目的をもつ人達にとっては手頃な車だと思います。

車幅はアリストよりほんの僅か狭いだけですが、乗ってみると明らかに狭いですね。しかし、思ったよりは窮屈ではないです…後部座席も充分の広さです。車長はアリストよりもかなり短いですから、車庫入れは楽です…ではなくとも買ってたでしょうね(^_^)

インプレッサ WRX A-lineこの写真は参考の為のものです。ホイールは標準仕様(「乗ってみたい車」の項目を参照して下さい)ですので、この写真とは異なります。写真のホイールはBBS製でしょうね…高くて手がでません(^_^)

いわゆる格好が良いかダサイかは、見る角度・方向によりますが、まあ、全体的に気に入っています。写真よりも実物の方が良く見えるような気がします(^_^)

まだ慣らし運転中ですので、エンジン特性の印象を言うのは早すぎますので、



乗ってみたい車

駐車場で私の左斜め前の場所を借りている方は、常々私と車の好みが似ているなあ〜と思っています。大学病院の医者とのことですが、定期的に車雑誌を読んでいる車好きに違いありません。

所有車は、レガシィ・ワゴンから始まって、B4RS、RX-8、そしてインプレッサSTIです。全てマニュアル車との事で、奥さんもマニュアル車の運転が好きだと言ってました。私自身は試乗でRX-8にチョット乗ったことがありますが、他車は雑誌で知るだけです。

レガシィ・ワゴンは、ステーションワゴン特有の欠点を改善した車ということで昔から定評のある車ですが、単に妻のワゴン車嫌いのために購入検討対象になりませんでした(笑) ポルシェと同じボクサーと言われるスバルの水平対向エンジンはV型エンジンよりも低重心で、コーナリングを含めた走行安定性と衝突時の安全性に寄与します。まあ、一世を風靡した車で…今でも安全性を含めて評価が高い車です。

富士重工の特徴の一つに、不具合が出た度にマイナーチェン時期を待つことなしに毎年改良を加えてゆくということがあります。それは、スバル車の品質に対する安心感を助長します。歴史のあるレガシィの熟成度は相当なものでしょう。ただ、意地悪な見方をしますと、嘗て(かつて)のホンダがそうであったように、新車の成熟度が低い段階で市場に出し、ユーザーからのクレームを集めてコマ目に改善を行っているのではと勘繰る方もいるかもしれませんね……でもまあ、近年では安全に関するリスクが大き過ぎますから、そんなことは遣っていないと思います。

実は、姉がレオーネ4WDターボとインプレッサ4WDを乗り継いできましたので、スバル車には馴染みがあります。ちょっとハンドルが重い程度で、走行安定性が高いイイ車です。

中古車屋で聞いた話ですが、スバル車にはエンジンブロックからオイルが漏れるという共通した欠点はあるそうです。売る前に修理するしかないと言っていました。その後にスバルのデーラーでその話をしましたら、今ではそんな問題はない筈だと営業マンが言ってました。そういえば、姉の車でオイル漏れの問題が発生したという話は聞いたことがありません。

レガシィB4B4RSはレガシィのセダン・バージョンです。コスト・パフォーマンスが最も高いと言われた車です。興味の対象にはなったのですが、デーラーに行ってはみたものの、試乗という段階には至りませんでした。妻がデザインとターボ車であることでダメだししたのです。デザインには私自身もそそられませんでした(笑) 今のデザインはかなり良くなっているように思います。パーキング・エリアで見てますと、白が結構引き立ってます…勿論、個人の好みによりますが。

RX-8は世界で唯一のロータリー・エンジンです。RX-8
ロータリー・エンジンを発明したのはドイツとのことですが、コマーシャル化したのは日本のマツダなんですね。学生時代に、UFO円盤を長くしたような"コスモ"に乗っていた友人がいて、チョットだけ助手席に乗せてもらったことがあります…デザインの奇抜さに目を奪われて、走行に関する印象は全く残っておりません(笑) 当時は、2万キロも走ったらオーバーホールしてシリンダーをボーリングする必要があるとか言われていました。まあ、シリンダーのボーリング自体が珍しくなかった時代ではありますが…

マツダのロータリー・エンジンの車に乗っていた人たちの話を聞きますと、電気モーターのような感じでスムーズに何処までも回ってゆく(回転数が上がる)エンジンだそうです。マニュアル車は、簡単にレッドゾーンを越えて回ってゆくので注意が必要と整備士が言ってました…ホンダが好むタイプのエンジンですよね(笑) 動力性能上の欠点は、低速トルクの細さだと言われますが…RX-8(AT)に四人乗車でグイッと出ましたので、気になりませんでした。 ATとのマッチングがイイのかもしれませんね。前出の医者の奥さんは、高速道路での走行は大変安定していて気持ちいいと言ってました。一度は乗ってみたいと思わせる車です。

問題は、燃費です。RX-8(AT)でリッター8km程度のようですから、3000CCのレシプロエンジンより悪いですよね。ハイブリッド・システムとの相性は良さそうな気もしますので、ハイブリッドとして生き残るかもしれませんね。でも、燃費を意識してロータリー・エンジンに乗っても詰まらなそうな気もします。また、そのような人々は端からロータリー・エンジンを選ばないかもしれません。マツダは技術的な実績もあるのですから、いっそのこと1000万円以上もする高級スポーツ車として開発した方が市場が開けるかもしれません。GT-Rがアラブの金持ち連中に何百台も売れているそうですから、可能性がありそうですよね(笑)

RX-8が検討対象にならなかったのは、タイミングの問題です。車の買い替え時期は、まだ、ピーキーと言われたRX-7だったのです。
従って、試乗した時は、自分ではなく娘の購買検討対象だったのです。家族向けに振っただけあって、RX-8の居住性は見た目と違い大変イイです。後部座席のスペースも充分ですが、多少の閉塞感はあります。ただ、運転席からの後部視界が悪くて車庫入しづらいということで、娘は最終的にドロップしました。

インプレッサSTI前出の医者が現在乗っているのがインプレッサSTIです。ハッチバックで魅惑的(?)なスタイルをしています。娘の検討対象で、インプレッサGTを試乗した時に、横幅がちょっと窮屈という印象を持ちましたが、STIは幅広になってますから問題ないはずです。妻も印象は良さそうです…嫌いだったハッチバックもターボも今ではオーケーです。でも、検討対象にはなりません。マニュアル車だけしかないのですから。ランエボのような2ペダル・タイプもないのです。妻もマニュアルは運転できるのですが、今更という感じですね。渋滞時の煩わしさを思い出すとゾッとします。三菱のランエボは、性能的にはSTIを上回っているようですが色々の角度からそそられません…デザインも未だに玩具っぽいですしね(笑)

昔から三菱のエンジンは良かったっですよね。4気筒でもサイレント・シャフトの効果の所為か、静かでスムーズでした。でも、ギャランを見に行った時、デーラーの営業マンの態度は三菱らしく横柄で、試乗する気も失せましたね(笑) とは言っても、当時強気だったホンダデーラーの営業マンもイイ線いってましたけど…
(余談ですが、同じデーラーの支店間でも結構違いがあります。車購入交渉の時に、近所のデーラーだけではなく、多少離れていても、別の支店に行って見るのも一つの手です。雰囲気の悪いところは、場所的に便利でも購入は止めておいた方が無難です)

確かに、ATのキックダウン変速はとろ過ぎて興醒めですよね(笑) でも、今のATはマニュアル的な手動変速も出来ますので、追い越し加速や山道でもキックダウンすることなくキビキビ走れます。ボクサーエンジンは低速トルク不足が言われがちですが、ATで乗るなら気にならない筈です。一般論としては、水平対向型エンジンのためにストロークの長さに限界があるということなのかもしれません。

そういうことで、STIに関しては左前に止まっている車を眺めているだけでしたが、今年STIのATバージョンが出たのです…STI A−lineというグレードです。富士重工の手持ちATはチャチで、5速で耐用トルクも低めということですから、マニュアルSTIとは別物と言えそうです。
インプレッサSTI A-Line
エンジンは2000CCではなく、2500CCです。ターボもツインではなくシングルです。エンジン性格もトルクはSTIの43から35.7kgmに抑えられ、2800−6000rpmというフラットトルクですので、低回転から300ps/6200rpmに向けて劇的に動力が上がってゆくというスポーツタイプのエンジンではなさそうです。フラットトルクですのでATと相性はイイでしょう。また、高速での運転はし易い筈です。

しかし、STIよりトルクが2割近くも下げられていますので、シートに押し付けられるような加速感には乏しいかもしれませんね(笑)
A−lineの足回りはSTIをコストダウンしたものですが、動力性能もかなり落ちますので、問題ないでしょう。以外にイイと思ったのは、その居住性です。スペースに余裕があり、後部座席で足元が窮屈ということもありません(笑) 要するに、チョット高性能なファミリーユースという感じの車ですね。

加速感に関しては、インプレッサGTよりもRX−8の方がありましたね。アクセルを踏んだ時のエンジンの伸びに、ロータリー特有の良さがあるようです。

次に乗る車としてはA-Lineに魅力を感じるのですが、一年半以上先ですので、燃費のプレッシャーを感じてしまうかもしれません。とは言っても、プリウスやインサイトはご勘弁下さいという範疇で、妻も気に入っていませんので、その選択は考えなくとも良さそうです(笑)

最近報道されましたが、国連のIEAの原油価格予測では、現在1バレル80ドルから2020年には約130ドルへ、そして2030年には約190ドルに上昇してゆくそうです。予想ですから不確定要素もあるでしょうが、何れにせよ、今までの円=ドル為替レートの過去の動向と同様に、紆余曲折があっても2030年に過去の高値と安値をそれぞれ直線で結ぶと、大きな流れは上昇し続けてきたという結果になりそうです。

それが現実になるとすれば、庶民にとってガソリン・エンジン車の使用は非現実的なことになるでしょう。今の物価で、ガソリンだけが値上がりするなんていう幻想は抱かないで下さいね(笑) エッ、給料も全般的に上がるだろう〜って仰るんですか!? 確かに上がるでしょうね…少なくとも名目上は。でも、購買力がどの程度上がるか…このままでは個人差が大きくなりそうです。

勿論、それまでにエネルギー革命が起こるか否かは分かりませんが、少なくとも代替エネルギー(ハイブリッドなどではありません)が本格的に流通していても不思議ではありません。

まあ、そんなことをあれこれ考えますと、私にとって次回がガソリン・エンジン車の最後の選択になるかもしれませんね。



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