前身頃では重心線とカマ下線の交点 Bg 〜 Ab をコンパスに取り、円弧を振ります。円弧上に後ろ肩巾の拡大分量を取って D とします。
D を基点にして後ろ身頃の h 〜 B の円弧を描きます。
Bp を基点にして Bp 〜 Hs の円弧を描き、AとBの交点を Hs とし,D 〜Hs を結び、その中央を F とします。
別紙にHs 〜 F 〜 Bp を写してBp を基点にしてHs が H と交差するまで回転させます。
前後の身頃とも C〜 M〜 C', F〜 Bp〜 F'のダーツ線を記入して完成です。
★何れの場合も順序は後ろの肩巾から肩線を確定し、それを前肩に移して前肩線を確定すると
いう順序です。
★後ろ身頃では基準は後ろ中心線と h 点との関係:カマ下線と肩点との関係
前身頃では前中心線、及び Bp 点と H 点との関係:カマ下線と肩点との関係
で交互に体型基準線から変化する位置を確定して、それを結んで新しい肩線を描く、と云う順序を踏んでいます。 操作は任意にパタンを動かすのではなく、常に体型基準線との関係に還元して位置を決めると云う考え方に沿って行います。