小学生の低学年からスキーをやってました数回スキー・スクールに入っただけで、殆ど自己流です。 級も持ってません。 中級コースをウエーデルンで遊べる程度でした。 つまり、近年はトントご無沙汰なんです。北海道以外、いろんなスキー場に行きました。 どこが一番か?とお訊きになるんですか。 有名なスキー場で行ったことがないのは「白馬」ですから、白馬かもしれませんね。 学生時代に仲間との雑談で、たまたまスキー場の話題になり、 「いやあ〜、スキー場はなんたって白馬が一番いいねぇ〜」 自分は行ったことがないので、 「そんなにイイのか?」 「イイなんてもんじゃないよ。 雪質は抜群だし、景色はイイし、ペンションも綺麗で雰囲気イイしね」 もう一人の相棒が、 「ほか、どこ行ったんだ?」 「行ってないよ。 ほか行く気しないんだから」 「!? !? !?」 てな、落語めいた雑談を思い出してしまいました。 話戻って、どこのスキー場が良いかってことですが、本州では、やはり安比(あっぴ)かもしれませんね。 あれは岩手なんですかね青森なんですかね? でも、八幡平(はちまんたい)の雪質は、本当に抜群のパウダースノーですよ。 しかし東京からじゃ、中途半端な距離の所ではなく、北海道に飛んで台湾の人達やオーストラリアの連中と滑るのがイイかも。 スキーで死にかけましたまだしつこくスキーです。東北のある有名なスキー場で、積雪の大変少なかった年のことです。 誰も滑っていない、コブが全くない、上から覗(のぞ)いても途中の斜面が見えない、そんな急斜面でした。 しかも、雪付きが悪く斜面の中央付近には岩が顔を出しており、右の林側三分の一だけ滑れるような状態でした。 その日の午前中、その急斜面に数回チャレンジし、上の方で転んだら下まで流されてしまうんだろうなぁ、と一抹の不安を感じてはおりました。 その急斜面の上は、なだらかな緩斜面です。 昼食を済まして午後の最初の滑り出しに、その緩斜面に頭を出していた小さな細い切り株に躓(つまづ)いて、転んだまま急斜面に突っ込んでしまったのです。 こりゃあ下まで滑り落ちてしまうぅぅ〜っと観念しました。 こんな長い距離をこのまま滑り落ちたらどうなるんだろう、と不安を感じたところまでは憶えてます… 気がついたら病院のベッドで、妻が看護婦さんに「あっ、意識もどりましたあ」と歓喜していました。 気を失ったのは後にも先にも、これ一回きりです。 顛末は後で妻に聞かされました。 リフトに乗っていた人が倒れている私を見て通報して下さり、たまたまスキー場にいた医者が駆けつけ、こりゃ助からんかもしれん、と呟(つぶや)いたそうです。 頭を打って耳から血を流してる状態は、本当に危ないんだそうですね。 私はそういう状態で倒れていたそうです。 まっ、結果的には助かったんですけどね。 |