卓球

          二度の脳震とう

実は、スキーで気絶する前に二度ほど、気を失う一歩手間まで頭をおもいっきりぶっつけてるんです。
結局なにをやっても中途半端に終わってしまいそうなのは、この三度の脳の激震が原因してるんだろうと、納得している自分に気づくことがあります。
納得したからって何の足しにもならんのですが…

一度目

小学生の頃、家には正式サイズの卓球台があったんです。 近所の仲間と、よくやってました。 おふざけ大好きの子供時代です。

ある日、弱い相手とやっている時、ふと悪戯心が頭を擡(もた)げちゃったんですよぉ。
よしゃあイイのに、自分だけ卓球台の上に乗っかって、その相手とピンポンをやり始めたんです。
そりゃあ初めのうちは、おっかなびっくりで慎重にやってましたよ。 そのうち、負けず嫌いが災いして、熱中しちゃったんですねえ。
ビックリ顔あっ、と思った瞬間に足を踏み外して落ちてしまい、グォ〜ンと床に頭を、目からキラキラした小さな星がいくつも出てクラクラする程、ぶっつけてしまったんですぅ。
床がフローリングのように板でしたから良かったんですが…

それ以来、卓球台の上では二度とやりませんでした。 まあ、当然ですけど。

二度目

都井岬の野生馬二回目は高校生のときでした。 ピクニックで大きな牧場へ行った時のことです。
実は、中学生時代まで家には馬がいて、しかも、軍馬用の鞍があったんです。
よく遊んだものです。 一時期は、毎日のように乗っていました。

そんなこともあり、その牧場での乗馬を楽しみに、ハリキッていました。
まあ、それは良かったんですが、また無茶なことをやってしまったわけなんです…

学校には乗馬が出来る人なんて、いそうもありませんでしたので、鼻高々です。
厩(うまや)に入り、よしゃあイイのに、馬に鞍を付けてもらうやいなや、厩から出す前に跨(またが)ってしまったんです。
外に出るときが要注意でした。 なにしろ、出口の上には大きな鴨居(かもい)があったのです。
それを潜り抜けるためには、馬のたてがみの方に体を沈める必要があります。
まあ、タイミングさえ取れば、どうってことないや、と気楽に思ってました。
藤原の里の厩
手綱を引き、鼻を出口の方に向けて、ホラホラ、ってな調子で馬を出口から出そうとしたんです。 ですが、二三度やってもダメだんたんです。 後で思うに、この時点で馬から降りて、手綱を引いて外にだしゃあ良かったんですよォ。 でも、後悔が先に立つわけありませんものね。

スポーツカーところで、自動車の出力を「馬力」といいますが、1馬力を馬一頭の力にたとえたんですね。 今まで日本では自動車会社の自主規制で、乗用車の最高出力が280馬力でした。 馬280頭分の力ですよ。 馬280頭に、人が一人か二人乗って走っているわけですねえ。 そう考えると、すごいなあー!どころ以上に感じません? その自主規制も撤廃されるようですから、今度は馬350頭に人間一人が乗って走るんでしょうかね!?


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