反日教育http://www.counterpunch.org/leupp04232005.html (April 23 / 24, 2005)A Long Historyを私も読んでみました。単純な印象は「書かされたかな?」というものでした。 コーラン的というか、「日本人は酷いことをしたから韓国人は日本人から金銭を剥奪してもよい」とする韓国の統一教会の主張とかが連想されました。(これは私の思い違いかもしれません。でも、北朝鮮による拉致問題の底流にも関係するように思います) 何れにせよ、あまり建設的な主張ではありませんね。基本的に避けなければならないことは、パレスチナ問題のような状況に陥らないようにすることでしょう。 単純な解決方法は、日本が政治・経済的に大幅に後退し、中国・韓国が優位に立つという状況をつくることでしょうが、日本人の人達の中で、どれだけの人達がそのような状況を受け入れても良いとするんでしょうかね。米国の黒人問題で見られるように、頭でそう思っても、いざ自分に直接関わる問題となると第三者的に考えていたことと正反対の行動をってしまうといことは珍しくありません。 日本は謝罪をしていない。日本国の象徴が各国の戦没者の墓で土下座して謝罪するべきだ! 冗談だと思いますか?実際に2003年末に会って話をした日本の大学を出た30才の中国人が、大まじめに、その必要性を言っていました。 歴史認識云々という言葉が良く使われますが、E.H.カーの"What is History"とう小冊子をご参考頂いてから使って欲しいですね。学生時代に読んだ時は岩波新書から出てました。 歴史認識という観点で言いますと、本当に怖い状況はこれからですよ。特定の歴史認識とやらを信仰している反日世代が中国・韓国・北朝鮮で政治の表舞台に間もなく出てくるんですよ! 戦後が終わっていないという象徴的な言葉で主張する人々は、心の中で、昭和天皇が取るべきだった道を取らなかったことに思いを馳せているかもしれませんね。時すでに遅しですが、結局日本は敗戦時に筋の通った結末を世界に示せなかったのですから、ケジメが付いていないと言われ続けるのでしょう。 ついでに(2009年12月17日); 米国の核の傘で日本は本当に守られるのか?主権国家としての独立性米国に依存することによって日本の経済発展が達成されたことは事実だと思いますが、それによってに日本の主権国家としての独立性が確立されてこなかったことも事実です。核の傘の幻想性米国の核の傘下で日本の安全が維持されてきてた、そして、今後も維持されてゆくと考えているとしたら、それは幻想を抱いているだけのことであり、非現実的です。それは過去の米ソの直接的・間接的局地戦争を見れば分かります。全て両国の領土外です。元々、両国には相手国を直接攻撃する意志はなく、ましてや核攻撃など思ってもいなかったことでしょう。両国が直接攻撃し合うと共倒れになるのですから…当然です。従って、ソ連が日本を攻撃の対象にしなかったのは、米国の直接的な核攻撃を懸念したからではなく、日本には軽視できない軍事力があり且つ政治は安定していたため局地戦を作り出せる状況にはなかったのです。また、リスクを犯してまで日本を攻撃する戦略的価値がなかったとも言えます。 中国の脅威今度は中国が脅威の対象になってきています。私も中国は直接的・具体的脅威になりうると思っています。現代の中国においても、真の最高権力機関は中央軍事委員会であり、中国共産党中央委員会ではないと言われています。そうであるなら、中国の統治の仕方が非常に暴力的であることも頷けます。 問題は、中国の政治体制に対する国内の不満が膨れ上がり、突き上げが広がりすぎて強権だけで抑えきれなくなった時です。中国政府は、その不満の捌け口を日本に向けさせる手段を講じる可能性があります。それは、軍事力の行使につながる紛争を意図的に日本と起すことです。中国人の嫌いな日本は格好の標的になります。 韓国と同様に中国も反日教育を徹底しています。その教育を受けた人々が国の中枢を占めるようになってきているのですから、感情的な爆発が起こらないとも限りません…由々しき問題です。 軍事的腰巾着の効能?それでは、日本が米国の政治的・軍事的腰巾着という評価をされ続けていった場合に、米国は中国の脅威から日本を守ってくれるのでしょうか? 答えは"Yes"であり"No"でもあるでしょう。米国の陰謀でもない限りは日本から中国に先制攻撃を行うことは考えられませんから、中国が最初に日本を攻撃してくるでしょう。日本は防戦し、米国は仲裁に入ろうとする筈です。仲裁が挫折しない限りは、米国は中国を攻撃することはないでしょう。そして、米国の仲裁に中国は応じる筈です…米国を巻き込んでの日本局地戦は中国にとってリスクが大きすぎるからです。ましてや、米中とも核を使用することなど考えもしないことでしょう。 中国との関係で経済的・政治的重要性を高めてしまっている米国による仲裁の内容は、ケンカ両成敗とはならず、中国側が日本の被害を補償する見返りとして尖閣諸島のみならず沖縄の離島が中国の領土となってしまう可能性が高いです。 しかし、日本国という名前が守られるという点では効能がありますよね(^_^) 先制攻撃によって日本は大きな被害を被る!?問題は、初期攻撃で日本は大きな被害を被るということです。でも、日本国が維持されるということで守られるということになるのでしょうか!? なんか納得し切れませんよね……これでは、少なからぬ日本国民が絶えず死あるいは被害にあう危険に晒されていることになります。核の傘は真の抑止力にはならない!日本独自の抑止力たりうる防衛手段は?残念ながら、どう考えても米国の核の傘は真の抑止力にはなり得ないのです。従って、日本独自の抑止力足りうる防衛手段を追求する必要があります。 ひとつは、平和外交を推し進めるということです。 しかし、国家主権もまともに守れない軟弱外交の基盤しか持たない日本に主体的な外交力をどの程度期待できるのでしょうか? もうひとつは、憲法を改正し普通の国になり、世界最先端の質の高い防衛技術と攻撃技術を開発することです。実践可能な戦略構築能力を高めることも必要でしょう。それを達成することによって日本は核兵器を保有する必要がなくなります。 どちらも簡単ではありませんが、可能性の高い方は後者かもしれませんね。 日本が経済的に優位に立っている間は問題が起きるか確率は低いかもしれませんが、徹底した反日教育を受けてきた中国や韓国の人たちが国の中枢を占めてゆくことを安易に考えるべきではないと思います。 |