2007年4月29日

死刑は犯罪の抑止力になるか?

今日は、死刑は犯罪の抑止力になるか?というお話しです。
日本でも最近4人の死刑囚が執行されたようですね。現法務大臣下では二度目の執行とのことです。被害者の身内の方々はある程度は溜飲を下げられたことでしょう…当然です。

昨日の読売新聞の朝刊に、国際的な人権保護団体の「アムネスティ・インターナショナル」が発表した2006年の世界の死刑執行の状況が記載されています。
それによりますと、死刑は世界で減少傾向にあるなかで、なんと 中国一国が全体の6割程度を占めているんですって!? ただし、但し書きによりますと、2006年に中国は1,010人の死刑執行を行ったことになっているが、中国の情報開示が不十分なため実際には8,000人もの死刑が執行された可能性があるとのことです。

中国は人が多すぎて、多少多くて死んでも困らない!?

驚きますよね。毛沢東が「中国は人が多すぎるので、多少は死んでも困らない」と言ったという話を思い出してしまいました。産児制限のみならず、死刑を行うことも人口増加抑制の手段としているんでしょうかね!?

今となっては昔話になってしまいましたが、30才を過ぎても独身でいる男の社会的信用度は低いと言われたものです。まあ、色々な理由があったんでしょう。 ただ、一番納得できそうな理由は、多分、結婚をして家族を持たない男は何をしでかすか分かったもんじゃない、といういうことだと思います。つまり、妻や子供に責任を持つという立場にいない男は我慢の必要性を感じず、感情的(?)な行動に移りやすいということです。そう言われてみるとナルホドと思ってしまうのですが、何しろ30才代の独身貴族(?)が増えすぎましたので詮無い言葉になってしまったようですね。

予測できない反応をする人が怖い!

一般的に予測されるものとは異なった反応や行動をする人は、確かに厄介です。
そんなことやったら会社首になるぞ!と注意したところで、構いませんよ首になってもと反応されたらどうします? 首にしてお終いですか?
おいおいヤバイぞそれは、刑務所に行きたいんか? 刑務所に行くことになったってどうってことないですよ、と言われたらどうします?
そこまでやったら死刑になるぞ!と脅したところで、死刑が怖くてこんなことやってられっか!! と開き直られたらどうします?

口先だけだと思いますか? 口だけではなく、行動を起こしてしまう連中がいるからコワイんです。やった後で後悔したりもするんでしょうが、事が起こってしまった後ではゲームのようなリセットは出来ませんものね。

大罪を犯すような人が死刑が怖くて止める?

死刑になるような大罪を犯さない人々に対して死刑制度が抑止力になっているとは考えられません。何故なら、そういう人々には、元来そのような大罪を犯す意識は無いんですから。
死刑に値する罪を犯すような連中は、常識的な発想が期待できない人々です。そういう人々に対して常識的な抑止力が働くはずがありません。

死刑制度自体に犯罪抑止力が無いとは言いません。ただ、現在対象とされる惨殺等の罪のレベルでは、その抑止力効果は期待できないということです。例えば、5万円以上のネコババは死刑!という法律でもできたら、その抑制力効果は非常に大きいでしょうけどね!?

2007年4月26日
昨日ASAHI.COMで報道されました朝日新聞社の謝罪記事に対する安倍首相の批判には同意できますね。“「きょうの朝日新聞朝刊 社会面の隅に分かりにくくこっそり、広告の一部は間違っていたというおわび的な記事が出ていたが、謝るんだったらはっきりわかりやすく国民に伝えなければ ならない」”という批判です。
いつも思うのですが、新聞社は横暴です。ペンの暴力などという言葉でもって自戒するかの素振りを見せるにも拘わらず、実際は小心者のなやり方に終始しているようです。(小心な方に失礼!!)

新聞社の謝罪記事・広告は「社説」の部分に太文字のタイトルを付けて掲載するべきです。それが、新聞社の矜持とも言えるのではないですか。

中堅の総合商社の会長が言っておりましたが、取材に来る日経の記者は非常に不遜な態度を示すそうです。30才そこそこの記者が、70才近い会長に対してさえですよ!!

2007年4月25日
23日、経済同友会は消費税を現在の5%から16%への引き上げと法人事業税の廃止を提言したようですね。実施はいずれも2010年代半ばまでにとのことです。主目的は企業の国際競争力を上げることのようで、経団連も似たような考えを持っていると報道されています。

日本の輸出攻勢を欧米から非難されてきた日本は、1980年代に欧米、特に米国から輸出主導型から内需主導型の経済へ切り替えるよう強力な圧力を受けました。当時、米国から生徒を指導するがごとき内政干渉を受けたものです。例えば、輸入促進のみならず、日本には公園が少なすぎるのでもっと増やせとか言われたようです。要するに、日本社会のインフラが貧弱だと言われたわけですね。

そういうわけで、日本政府・経済界は、手っ取り早い輸入促進に精を出したわけでですが、肝心の米国からの民間ベースでの輸入はそれ程増えなかったと思います。当時、トヨタなどの大手輸出企業の経営者達は「アメリカから買う物がないんだよなあ〜。困ったよ」とボヤいていたようです。
そういえば、トヨタが苦肉の策として中元・歳暮ををアメリカから仕入れることを考えているという話もありました。

ところがバブル崩壊後、いわゆる失われた10年間に金融政策による企業救済が行われ、経済の基本構造は実質上何ら変わることなく、相変わらぬ輸出主導型で日本の経済活動は回復してきたわけです。何ら日本の将来も考えない無計画で場当たり的なやり方です。日本の頭脳は全くどうなっているんでしょうかね!?

確かに「国際競争力」は色々な意味で重要です。その基本要素は製品開発力と製造コストです。
しかし、市場が飽和してきている労働集約型の素材産業や低コスト競争力が強いられてきている自動車・家電産業のような末端消費財分野で、製造コスト競争力は回復できるんでしょうか?あるいは、それを回復させる必要はあるんでしょうか?

経済界や政府が行ってきている労働コストの低減が国際競争力を回復させると思われますか?
私は、その行為は過去への回帰であり、不毛な国際競争を引き起こしてしまう危険性があると思います。
だってそうでしょう。日本の労働コストが競争力を出せるほど下がれば、中国や発展途上国の低労働コストは維持されるどころか更に下がるでしょう。また社会紛争が起きますよ!

明治から大正にかけてトップ500社だった企業の現在をチェックすると、多くが消滅しており、残っている会社の殆ども、製造・取り扱い製品が変わっているのが実態のようです。会社の実態というものが100年200年という長期間にわたって維持・存続可能と考えること自体が幻想と言えるのかもしれませんね。

日本の国際競争力と言う意味では、どうしても次世代の産業の開発が不可欠のようです。
松下幸之助氏は二股ソケットを発明・開発したことで神話のごときに有名ですが、そのソケットに付けられる電球は、電気コードは、電気は、誰が発明・開発したのかな?という疑問の方に力点を置く時代に日本は入っていると思います。
次世代の産業を開発する、そのために税金を使う、そのために国民が協力・努力をするということの方が建設的であり健全だと思うにですが…

2007年4月20日
たまたま古本屋で立ち読みした衆議院議員である川田悦子さんの「貧乏議員」が面白そうでしたので買って読みました。川田さんは血友病や薬害エイズ問題で著名な方です。衆議院議員になられてからも無所属で苦労しつつ頑張っておられたようですが、2003年の総選挙で落選してしまいましたね。私は無所属議員がどうやって政治を変えてゆこうとしているのか、ご当人の本を読んでも判りませんでしたが…
本「貧乏議員」
本の内容は、2-3時間で読めてしまうエッセイ風にまとめられた政治活動記です。政治家としての生活環境や日常も書かれています。タバコ代より安かったので買ってしまいました。
私が知らなかったことの一つは、共産党が政党交付金を意図的に受け取っていないという記憶はありましたが、その分の交付金は他の政党に追加配分されているということです。
いわゆるドンブリ勘定で、予算が余りそうな時に役人が年度末に慌てて消化するような類です。節約という概念が機能しない構造になっているんですねぇ。政党交付金を定めた法に抵触しないんでしょうか?

ついでに共産党が政党交付金の受け取りを拒否している件ですが、理由は、税金を納入している人々の支持政党とは無関係に税金の一部が各政党に分配されることが問題だということです。例えば、自民党を支持していないのに自分が納めた税金の一部が自民党に流れるのはケシカランと言うことですね。
しかし、どうもこの論理にはついてゆけないんです。配分方法には政党ごとの総得票数も加味されているようですし、政党交付金制度自体に反対の人々の税金も使われている可能性だってあります。ましてや反自民党の立場の人々は、自分たちが納付した税金を自民党政府が使うこと自体に嫌悪感を抱いているかもしれません。だからって、実力行使でもって拒絶(税金を払わない)できるわけではないのですから…

政党交付金制度の問題点は、無所属議員に対する助成が無視されていることと企業のような利益団体からの献金禁止が伴われていないということでしょう。

ただ興味深い事実は、政党交付金を拒否している共産党の政治資金は、政党交付金を受けている自民党の1.5倍近くあるということです。まあ、政党交付金制度を否定する共産党の気持ちも分かるってもんですね。

2007年4月14日
損害保険会社の不払い問題が新聞で大きく取り上げられましたが、
生命保険会社の不払いという大きな問題も新聞で露呈されました。
今までのところ業界全体で25万件で不払い総額は284億円に上るそうです。さらに調査が進めば、不払いは100万件を超えるだろうとのことです。とんでもない泥棒業界ですよ、ホントに!

生命保険会社は「会社」という名前は付いてますが、商売をして利益を追求する株式会社ではなく、相互扶助の精神を基本とする非営利団体である相互会社なんですよね。
要するに、困ったときに助け合う互助会なんです。最も重要な仕事は、出資者であり社員でもあるビル保険加入者達から集金した、資産(資金)の管理です。資産の実質的目減りを防ぐことと管理費を出来るだけ抑えることです。社屋にしても、株式会社とは異なって見栄を張る必要はないのですから、極端に言えばバラックのような建物で良いんですよ。

ところが実際の彼等の活動では、株式会社顔負けの利益追求を行っているようですね。
勿論、資産をリスクが小さい運用をして適度の利益を上げるのはいいでしょう。しかし、経営者達がやっていることは、社員である保険加入者達に契約で約束されている扶助を与えずに、猫糞(ねこばば)を決め込んでいることです。これは、経営者達の完全な背任行為と言えるでしょう。

最多の不払い理由は、典型的なネコババのケースです。経営者達の刑事責任が追及されるべきですね。
保険の支払請求を受けた際に特約部分の保険請求が一緒に出されていなかったために、特約部分の保険金は支払わなかったという類の理由です。
しかし、保険加入者個人個人のデータは、コンピュータで明確に管理されているはずですから、保険請求が発生した際はカバーされるべき全ての保険(特約も含め)が一目瞭然に判るはずですよね。

多分、経営者達は、「請求があって当然の特約保険であっても、請求ない場合は支払う必要はない!」と部下を指導してきた連中なんでしょうねぇ…
生保の連中は保険加入者を、「お客さん」と呼びます。「お客さん」じゃなくって、「社員」なんですよっ!?

2007年4月12日

今日はパソコンのマック(マッキントッシュ)関係のお話しです。
娘のPCはPowerMac G4です。17インチのノートでエラク高かった記憶があります。
マックもマイクロソフトに押されてしまって、WindowsやOfficeを導入したりCPUもIntelだったりします。IllustratorもWindwosバーションの使い勝手が向上しているようですし、アドビ自体がマック用のIllustratorをやめるという話を耳にしたこともあります。デザインだけのマックになってゆくかのようですね。
米国オイルメジャーもそうでしたが、企業は製造技術戦略より販売網戦略に長けている方が結果的に勝ちますね。
MAC OFFICE
娘はWord・ExcelをIBM互換機(今となっては古い言葉ですね)のWindowsで使っていますが、もっとPowerMacを使おうということになり、互換性も向上しているというマック用のOffice2004を購入することにしました。Websiteでみるとスタンダードで4万7000円でした。思ったより高いのでチョット驚きました。
ということで昨日、久しぶりに電化製品販売で日本一のヤマダ電機に行きました。店員に案内されて行ってみると商品棚にその箱が置かれていました。おなじOfficeでもマック用となるとデザインも上品になってしまうようですね。なかなか良いデザインです。

そこまでは良かったのですが、箱に申し訳なさそうに小さくちょこんと貼られている値段を見て、エーッ、無駄足だぁーと思ってしまったのです。なんと、5万2600円とありました。思わず、案内してくれた店員の前で娘に、ずいぶん高いねぇー、これやぁサイトで買うしかないねと言ってしまいました。

私はそれで帰ろうとしたんですが、娘が小さなスクロールボタンが付いているマウスを見付けて、へぇー、マックにもスクロールボタンが付いたマウスがあるんだと呟いてます。ただ、5560円もします。
Windows用のマウスになれた人は、確かにマックのマウスは使いづらいと感じます。娘は、ふ〜んという感じで物色しているうちにマイクロソフトのマウス付きのOffice2004パック(右上写真)を見付けたんです。スクロールボタンだけではなく右クリックも付いてます。しかも、無線式(コードレス)です。

娘が俄然、興味を示し店員に、これいくらなの? ちょっとお待ち下さいと先輩の店員に聞いて来て、5万2900円ですと言う。マウスの付いてない同バージョンのOfficeパックと300円だけの差です。マウスだけ(売っているかどうか分かりませんが)買うとしても、5000円以上は当然します。それを考慮するとお買い得なので、娘が買いそうです。そこで私が、高すぎるよ、値引、何とかならないの? 例のごとく店員は、チョットお待ち下さいと小走りに会計カウンターの方に行き、戻ってきて、4万8000円で結構です、と言うんですよ!? 娘はビックリして、買いますと言えないでいます。そこで私が一言、それで買うよ。

娘は大いに満足し、ホクホク顔でした。支払って買ったのは私ではなく娘なんですから、当然です。
オマケみたいに付属していたマウスは、確かに使い勝手がイイですね。右クリックも普通に使えます。ラッキーな買い物でした。さすが、日本一のヤマダ電機さんだとも言えますかね。



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