どうしてこうも原油価格の極端な高騰が続くんだろう

油井…不思議でしょうがありません。
ブッシュ政権の度に、といっても二度目ですが、原油が高騰する、と妻が言ってました。

それにしても、マスコミがオイルショックの時のようには騒がない… 不思議です。 石油経済アナリスト達は、極端に低い余剰原油生産能力の状況と油井掘削装置の数が思ったほど伸びないことを理由に、けっこう危機感を抱いているようにも思えるのですが… 何か裏読みしたくもなりますよね。

原油価格が産油国との間で1バレル28ドルのシーリング・フォーミュラ(US$22−28 price band for the OPEC basket of crude oil)が決められたのはいつの日だっただろう? 10年以上前だったように思う。 その時代でも、産油国やオイルメジャー達は充分(?)もう〜かっていた筈なんです。

ドルの札束ましてや今は、オイルメジャーと言われる企業の利益は過去最大、と言うよりは過去よりダントツに高い利益を彼等は享受しています。 彼等だって優秀な会計士を抱えて、会計上あれこれ利益を下げる算段をしたわけですよ、当然ながら。 それでも追いつかず(隠しきれず)とんでもない利益になってしまったわけですね。

黒板で説明している姿米国石油生産地の度重なる天災、ベネズエラの不十分な回復、イランの産出量がピーク時の2/3、イラク問題、中国需要の増大等々、挙げれば切りがないほどの石油供給事情の悪化が言われております。 それにしても、単純な市場原理のもとで、100ドル/バレルに届かんとする勢いで値上がりしますかねぇ?

中国の原油需要の増加傾向は、とっくの昔に分かっていることですので、多少の予想違いはあったにしても以前から相場には織り込み済みの筈なんですよね。 それに、ロシアを代表とする、非OPEC産油国が活発になってきておりますし… 何なんですかねえ?

あるアナリストによりますと、原油価格は1バレル70ドル台で、しばらく(1-2年以上?)続きそうですよ。

発見可能性のある石油埋蔵量は?

もしかすると、一部で言われていることは本当なのかも…ギョ!!
新たに発見される可能性も含めた石油埋蔵量は、既にピークを過ぎて下降線に入ってきており、予想される需要増加を加味した場合、あと20年程度で枯渇する!?
まあ、世界的には信じ切れませんが、米国事情では信憑性(しんぴょうせい)が高いかも…
いや、$20/B台で採算性のとれる埋蔵量と限定すれば、世界的にもその可能性はある!?
ほんとかいな??

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