帰国の日
私はというと、どうも胃痛がする。胃痛なんて滅多にならないんだけど、連日の睡眠不足と疲れからきたものみたい。かなかなの授乳に加え、なあぽんがしょっちゅううなされるので、1〜2時間おきに起こされるし、平均4時間くらいしか寝てないのよね。寝不足には弱いのだ〜 ![]() みなみさんが子供たちを見ている間、私とかなかなでショッピングに行っては?と提案してくれたけど、胃痛と疲れのため、その気にならない。 そこでみなみさんがプールで子供たちの相手をしている間、かなかなとプールサイドのイスに寝そべってうとうとしていた。 みなみさん、いつも子供たちの面倒を見てもらってありがとうね。 お昼になったので、今日はホテルでランチを取ることにする。 一旦部屋に戻って着替えてからと思ったが、面倒なのでみなみさん、子供たちが水着のまま食事できるよう、外にテーブルを作ってもらった。 頼むとき、「中が混んでいるときだけ外にテーブルを作るのだが、どうしても外で食事したいか?」と聞かれ、無理に作ってもらった。 例の白人姉弟の家族も外にテーブルを作ってもらっていた。 私が作ってもらった場所は、最初日陰だったのだが、だんだん日が傾いてきて日向になっていく。日中は30度以上になるのでたまらない。 かなかなはぐずり出すし、なあぽんも「暑い〜」と言って機嫌が悪くなる。 かなかながぐずるので食べることもできず、レストラン内に避難して涼む。白人姉弟のママが、私が食事している間かなかなを抱っこしてあげるよと言ってくれたが、大丈夫だからと言って断った。 フォー・ボーと、スープ好きのなあぽんのためにオニオングラタンスープをオーダーしたのだが、なあぽんはフォーだけ食べる。 なんとか残りのフォーとスープをできるだけ急いでかきこみ、プチちゃんの残りのピザは持ち帰りにした。 昼間に外でランチなんてちょっと無謀だったかしらね。 ちょうどお昼はビュッフェだったらしく、中ではみなブッフェランチを食べていた。私達はアラカルトで頼んだんだけど、メニューがルームサービスと同じだったので、部屋で食事してもよかったかもね。
実は昨日なっちゃんから、「学校にお迎えに来て欲しい」というリクエストがあり、みなみさんはどうしてもそれに応えたかったのだが、プチちゃんは眠さに勝てない。私も行ってあげたいのはやまやまなれど、自分の体調にかなり不安があるし(胃痛のため)、なあぽんも完全にもとの調子に戻ったわけではないので、「お迎えに行こう!」とは言い出せなかった。なっちゃん、ごめんね。 心配したなあぽんだが、今日はわりとすんなり寝付いてくれた。 今夜は夜中の便なので、昼寝させないとどれだけぐずるかたまったもんじゃないわ(;-_-) =3 「子供たちが寝ている隙にお買い物に行ってきては?」とみなみさんに提案。あと1時間はレオちゃんも寝ているだろうとふんで、みなみさんは一人ショッピングへ。 そうこうしていると電話が鳴った。出るとMikiさんからだった。「子供たちはお昼寝中で、みなみさんは買い物に出かけているから、また夕方に連絡する」と伝えて切る。 廊下に続くドアの前にいたとき、コネクティングのドアに人の気配を感じた。はっと振り向くと、なんとレオちゃんがこちらを覗いている! やばっ! さっきの電話のベルで起きちゃった? 「ママ?」としきりにママを探している。慌てて、「ママは今お出かけしてるから迎えに行こうね」と言って、レオちゃんを連れロビーまで降りることにした。 そろそろ1時間になるからみなみさんが戻ってくるはずだ。 ロビーで10分くらい待っただろうか、寝ている子供たちが心配なので一旦部屋へ戻ることにした。 部屋の前に来た途端、中からみなみさんが出てきた。どうやらロビーですれ違ってしまったらしい。 ママいたよ、よかったね♪ レオちゃんは泣きもせずいい子だったよ。 みなみさんからショッピングの内容を聞く。1時間しかなかったのに驚くべき行動力でお店を回ったみたい。マングローブ(オーダーメイド)を再び訪れてワンピースをオーダーしたっていうんだもの!(驚) 私がいない気配を察してなあぽんが起きてしまった。かなかなも起きていたのだが、なあぽんを連れてちょっとだけ私もお店を見て回ることにした。その間、かなかなをみなみさんにお願いしたのだが、私がいなくなったらすぐにぐずり出して大変だったみたい。レオちゃんもいたのにごめんね、みなみさん。 みなみさんから聞いた情報をもとに、シェラトンホテルまでタクシーで行って、その辺りにあるキト、ザッカ、マイ・サイゴンなどの雑貨店を回った。 KITO(キト)はなんちゃって商品の多いベトナムでも、かなり洗練された雑貨を扱っている。 雑誌に載っていたコーヒーミルなどを横目で見つつ、バッグが欲しいと思っていたので、なあぽんとお揃いで小さいバッグを購入。子連れでまだまだでかバッグが便利なので、しばらくは出番がないかな。それからプラスチックテープで編みこんだバッグも買った。これは3ドルという手ごろな値段。 KITOの向かい側にあるZakka(ザッカ)にも寄ってみる。ここはガイドブックに載っているZAKKAと場所が違うので、別店舗なのかまったく違うお店なのかはわからないけど、いろんなバッグが置いてあった。欲しい柄のバッグがちょっと薄汚れていたので、買うのはやめた。もうちょっとお店を物色したかったが、かなかなが心配なのと、すでになあぽんが飽きかけていたので帰ることにする。シェラトンのほうへ戻るとタクシーがたくさん止まっていた。 May Saigon(マイ・サイゴン)がシェラトンの先にあるので、足を伸ばしてみることにした。籐の製品がたくさん積んであった。ティッシュ入れが欲しいナァと思って値段を聞くと8ドルだったかな。だったら日本で買うのとそれほど変わらないと思ってやめにした(笑)
さて、18時前にチェックアウトを済ませ荷物を預けてからMikiさん宅へ。あまったオムツなどを引き受けていただく。 それから、前々から行きたかったベンタイン市場へ向かうことに。 市場に着いたのが18時半頃だっただろうか、なんともう閉まりかけていた! そりゃ市場っていうくらいだもの、朝早く開いていても、夕方は閉まっちゃうのね(;;) 残念ながら市場をまわることはできなかったが、代わりに国営デパートへ連れて行ってもらった。 途中タクシーの中でうんちをしてしまったかなかな。市場でオムツ替えなんてできないと思って、オムツをMikiさんちに置いてきてしまったので、みなみさんからレオちゃんのオムツを借りた。たびたびすみません。 デパートのトイレの入り口に事務机が置いてあったので、そこで失礼してオムツを替える。 自分の分ばかり買うことに夢中になって、お土産のことを忘れていたので、デパートで母と義母にバッグを買うことにする。 Mikiさんが案内してくれたお店の下の階で、気になるバッグを見かけたので、なあぽんとかなかなをMikiさんに見てもらい、バッグを買いに走る。その目に付いたバッグ、どうやらみなみさんも気になったらしい。結構趣味が似てたりする?! そうそう、ママの買い物に付き合うのが大嫌いななあぽん、かなり不機嫌でかなかなのベビーカーに乗っていた。重いったらありゃしない。(ちなみになあぽんの体重は20キロ) ベビーカーが壊れるよ。 会社やお友達のお土産を買うために、今度はデパート内にあるスーパーへ。中に入る前に荷物を全て預けるというシステム。万引き防止なのかな。面白いわ。 スーパーでなあぽんとプチちゃんはなにやらお菓子をゲット。 私は食べられそうなお菓子やバナナ・マンゴーチップなどを選んで購入。1つ5000ドン(33円くらい)という驚くべき安さ。やっぱりお土産はスーパーで買うに限るよね。
![]() なあぽんは私が持参したなめたけがよかったらしく、白いご飯のお代わりがなくてかなり不服そうだった。わがままでごめんよ〜 それから子供たちにはブロッコリーが大人気。普段野菜をあまり食べないなあぽんまで、大好きなマヨネーズをつけばくばく食っている(^^;) カニづくしは、カニチャーハン、揚げ春巻き、カニ春雨だったかな。それに、初日に私が食べ損なったクアロットというソフトシェルクラブまで! これがとってもうまい! なあぽんは、足ばかり食べて肝心の甲羅の部分を残す。そこがおいしいのに。残した2切れのうち1つは食べたけど、さすがに全部は食べきれなかったよ〜 ご馳走様でした〜!
すっかり忘れていたアンケート用紙に、適当なコメントを書き込んで現地係員に渡し、空港へ。 途中5人乗りのバイクを見た。一家全員乗ってるのかしら。それにしても5人とは恐るべしベトナム!( ̄□ ̄;) 空港に着くと、建物の入り口には黒山の人だかり。いったい何事?! ホーチミンの空港はちょっと変わっていて、国際線出発ロビーがゲートのようになっていて、飛行機に乗る乗客しか建物に入れない(たぶん)。なので見送りの人たちがみな建物の外で待っているのだ。 現地係員に聞くと、旧正月のお休みを利用して海外にいるベトナム人が里帰りしていて、その人たちがまた海外に戻るため、それを見送る家族で混み合っているらしい。家族みんなで見送るのが習慣なのね。 帰りは男手がなく、自分たちで荷物を運ばないといけないので大わらわだった。 チェックインをするとき、ANAの係員がやってきて、「手違いによりバシネットが用意できなかったので、代わりにビジネスの席を用意しますが、構わないでしょうか」という。行きのようにすいていれば、空いた席を利用してかなかなを寝せることもできるが、どうやら帰りは混んでいるらしい。もちろん喜んでそのオファーを受ける。 手続きを待っていると、いきなり若い男性たちが声をかけてきた。帰りに国際線使用税12USドルを徴収されるのを知らず、お金をぎりぎりまで使い切ったので貸して欲しいというのだ。 みなみ家パパさんがドルを用意してくれていたので、私達は自分たちの分のドルは持っていたが、もちろんそれ以上のドルはないし、見ず知らずの若造にお金を渡す気にならない。相手は身分証明書のコピーも渡すというが、コピーなんてどこで取るのよ? 私が、「どこかにクレジットの使えるATMがあるはずだから、そこでお金を下ろしたら?」というと、納得して去っていった。 この若造たち、あとで無事に待合室にいたのだが、おそらく同じような手で誰かにお金を借りたものと思われる。でもビジネスクラスの席に座っていたのはなぜ?? お金ないちゃうん?(なぜか関西弁) わけのわからないグループであった。 眠いなあぽんはずっとぐずりがちだったが、なんとか待合室へ到着。イスに横になって寝かせる。 なあぽんとかなかなが寝ている間、私はショップへ。パパのお土産を買ってなかったのよ〜 面白い柄のネクタイを見つけ購入。これで一安心。 飛行機に乗り込む。ビジネスクラスなので、私&かなかな、なあぽん&プチちゃん、みなみさん&レオちゃんと、2席ずつ分かれる。 かなかなはイスの上に斜めに寝かせるとちょうど収まった。 なあぽんは、飛行機が離陸して安定してからイスを倒して寝かせる。エコノミーに比べるとかなり楽そうに寝てくれたが、やはり完全にフラットにならないので、途中何度かぐずるなあぽん。特に成田到着前に明かりがついたときはぐずってうるさかった。 プチちゃんは眠いのになあぽんがうるさいので迷惑顔。ごめんね〜 アイマスクを装着するとやっと大人しくなった。 チャイルドミールを用意してもらっていたはずだが、もちろん食べず。 大人はビジネスクラスの食事なので、鮭ご飯などエコノミーの食事より食欲をそそるものだったが、私は胃痛のためあまり食べることができない。 でもちゃっかりオレンジジュースとシャンパンをリクエストして、ミモザにして飲み、着陸前の軽食のお寿司はしっかりいただいたんだけど(笑) 映画「プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング」がやっていたが、疲れと眠さに負け、見れなかった。 成田には朝の7時前には到着。 預けておいたコート類をみなみさんが取りに行ってくれた。 みなみさん一家は車で帰宅。私たちは荷物を宅配で送り電車で帰宅。 なあぽんが本調子でなく、しょっちゅうぐずって大変な旅だったが、その分かなかなはおりこうにしてくれた。みなみさんもいろいろ助けてくれたので、なんとか無事に帰ってくることができた。 なあぽんもプチちゃんと一緒に旅行ができて楽しかったみたいだし、なっちゃんにも会えたのでよかったね♪
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