ウエストでは重心線の Wg から前へ「前ウエスト+ゆるみ」=Wg 〜 tv をとり、tv 〜 Wf を前のダーツ分量とします。 Wg 〜tv = 14.5 + 1.0 cm = 15.5 cm
重心線の Wg から後ろへ「後ろウエスト+ゆるみ」=Wg 〜 th をとり、th 〜 We を後ろと脇のダーツ分量とし、次のように分けます。 Wg 〜th = 17.5 + 2.5 cm
= 20.0 cm. 1.2 cm = 脇あきのダーツ分量。 (th 〜 Wc) - 1.2 cm = 後ろのダーツ分量
前身頃の重心線とウエスト線の交点 Wg から前のウエストダーツ分量の 1/3 を脇側にとり、T 点とします。
前ダーツ分量は
tv 〜 Wf になります。パタンの実測値を計測して用いますが此処ではトルソー原型の計算値を使いますと(前巾 18.1 cm - 前ウエスト 15.5 cm = 2.6 cm × 1/3 ・・
0.8 cm になります。 この部分の操作はパタンが長くなり、振り回しが大変なので通常、ヒップ線から上部分を切り離して行い、完成後にして部分を繋げて丈を決定します。
aE 〜 T を結んで脇身頃の新しい地ノ目線とします。A から新地ノ目線に直角線を出し、脇線との交点を新Tf とします。
元のTf 〜 Sf (脇点)をコンパスのとり、新 Tf を基点に Sf の上側に短い円弧を振ります。
前の袖ぐり線の d 〜 Sf を別紙に写し、d を基点にして振り、先の円弧との交点を 新Sf とし、ab 〜 C1 〜 新Sb を結んで前袖繰り線とします。また新Sb 〜 新Tb を
結んで後ろ脇線の上部分とします。
ウエストから下の部分を写し、A 〜 B 〜 Pf 〜 Tf をA を基点に上に振って新Tf につけてウエストの下部分を完成します。