同じようにウエスト線とパネル・ラインの交点を(ニ)とし、脇側の(ニ)と新Sb を結んで切り開き線とします。中心側・脇側ともパネル線の交点 E 〜 F,脇側のE 〜 新F を計測して差を出し、その分量を新Tb を基点にして(E 〜新F〜新Pb)を下方向に振って差の分量を開きます。
前身頃でも同様に(ロ〜新Sf ), (A 〜新Tf ) を切り開き線とし、中心側・脇側ともパネル線の長さをバスト線の上下に分けて確認し、バスと線から上部分の差は
(ロ〜新Sf )で開き、下部分の差は, (A 〜新Tf )で開いき、
夫々新Sf,新Tf を基点に上下に振ってパネル線の調整を行います。
肩にダーツ線が二本重なるので肩ダーツは頂点から袖ぐりダーツに切り込みを入れて、肩部分を首側に倒して
袖ぐりダーツを開き、その開いた部分を『イセ込み分』として処理するのが一般的です。下図右のように Bp からパネル線に切り開き線を入れ、肩ダーツを閉じて肩線と前袖ぐり線を
中心側に倒します。パネル線の開き分は『イセ込み分』としてパネル線を書き直します。
パネル・ジャケット(3面)
プリンセス・ジャケット原型(補助ダーツ有り)を脇点 (S) を合わせてヒップ線までコピーします。プリンセス・ライン・前後の脇線・補助
ダーツは写しません。 ウエスト・ヒップのダーツ分量を配分しますがその方法は同じです。ヒップ線までコピーします。
ウエスト・重心線の Wg から前方向へ「前ウエスト+ゆるみ」(14.5 + 0.5 = 15.0 cm を取り、tv としますと tv 〜 Wf は前のダーツ分量です。これを二つに分けます。
(tv 〜 Wf) × 1/3 強=Bp 直下のダーツ分量 (tv 〜 Wf) × 2/3 弱=d 点 直下のダーツ分量
同じく Wg から後ろ方向へ 「後ろウエスト+ゆるみ」(17.5 + 6.5 = 24.0 cm) を取り、th としますと th 〜 Wc は後ろのダーツ分量です。これを二つに分けます。 0.5 cm 後ろ中心線のカット分量 (th 〜 Wc) - 0.5 cm = C 直下のダーツ分量。