衣服を着てシックリと合う、と云う事には二つの意味があります。一つはサイズ(寸法)が体形に合う・二つはバランスが身に合う、と云う事で
二つとも合わないければ満足感は感じられません。
特に現代では『注文服』は少数派で大部分が『レディメード』が主流なのでこの二つの条件は重要で、衣服作製者は苦心するポイントです。
人体の体形には二つの面があり、一つは『体格』、二つには『体型』で、
この二つが融合して「体形」を形成してます。
この双方を理解して衣服制作をすることが『良い衣服』の前提になります。
『痩せ型』・・・身長の割合にバストの細いタイプ。
『がっちり型』・・身長の割合にバストの大きいタイプ。
『肥満型』・・バストの割合にウエストの大きいタイプ。
『反身体型・屈身体型』・・・背丈の割合に前丈の長いタイプで体型は反ってる。亦は反対に屈んでいる。。
『撫ぜ肩・怒り肩』・・・首の位置に対し肩が高くいタイプ、または肩の位置が低いタイプ。
このように『体形』は体格+体型の総合で、これを理解するキーワードは『プロポーションとバランス』です。
この二つを理解するには次のような順序で考察を進めます。