紙張りと平面展開の詳細
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平面への展開
☆準備と貼り付け
予め用意した用紙の左端に垂直線を引き、それを前中心線として右側に周径線を引きます。
バスト~ウエスト~ヒップ、 各線の間隔は計測値にあわせます。
最初に肩線に鋏を入れ、脇線は繋げたまま前後の身頃を離します。
乳頭部分が膨らんでいるので肩線の中央からバスト・ポイントに向けて切り込みを入れ、 更にバスト・ポイントから下に向けてヒップ線まで切り込みをいれます
バスト線が用紙のガイド線のバスト・ウエスト線に合うように水平に拡げ、ピンで留めます。
下図左端のように前中央部分は平らになりました。
次にバスト・ポイントと重心線との中間点で垂直に切り込みを入れ、平らにします。バストが横に張っているケースでは更に「袖ぐり」に向け て切り込みが必要な場合もあります。
袖ぐりの最下点・中間より1.ocm 前の点を『脇点』として垂直に切り込みを入れ、脇を平らにします。ヒップの線ではヒップが横に張って いますので前後の紙張り部分は重なるようになります。
次いで背巾線の位置で縦に切り込みを入れ、バスト・ウエスト線を水平に保って拡げ、更に肩甲骨の位置で垂直線を入れて後ろ中心線 を垂直に(間中心線と平行に)してピンで留めます。下図左端はその状態です。。
すると背巾線の切れ目ではヒップ線で約2.0cm の隙間が出来ます。この隙間は究めて重要なポイントです。
背巾線の上端・袖ぐりとの接点を中心に上の部分のピンを外し、接点を軸に後ろ身頃部分を僅かに回転させて背巾線のしたの隙間を 埋めると後ろ中心線は後ろネック・ポイントから少し外側に傾斜します。
以上で体型曲面の展開は終了です。次のページで細部の分析をしましょう。
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