体型の網張り−展開図は体型の微妙な、そして美しいシルエットをその生態のまま、平面上に観察できるのでパターン作成上の種々 の問題点を探る事が可能です。特に此の展開図は立体の体型基準線をそのままに平面に設定して描かれていますので体型をそのままパターンに拡げた様な形になり、体型の分析はその侭パターン上に移して考えられます。ではご一緒にその観点から展海図を分析しましょう。
☆切り込みの開きの意味(バスト線→ウエスト線へのダーツ)
☆切り込みの重なりの意味(ウエスト線→ヒップ線へのダーツ)
以上の観察は体型はバスト線を基準にしてウエスト線では細くなり、ヒップ線では太くなってきますが、その場所と分量は体型によって複雑に 相違している事、しかし一般的には共通する傾向がある事が判ります。
☆平面上に基準線を描いて計測値を置く
紙張り、平面展開及び展開図の分析・推論の詳細は
小野喜代司著、
「パタンメーキングの基礎」
「婦人既製服パタンの理論と操作」文化出版局版
をご覧ください。