2009年5月11日

小沢辞任

民主党代表の小沢さんが辞任をするようだ……日本は、経済で先進国の先頭に立ったような幻想を与えるほどに躍進したが、国民の政治意識は、いわゆる戦後を引き摺ったままのレベルを脱し切れてないようだ。

これは政治家が悪いという問題ではない。
明らかに体制支持派である新聞・週刊誌に代表されるマスコミに影響されすぎる国民の意識構造の問題だ。
インターネットという情報の開放が、オタクの域を脱し、この問題にケリを付けるだろうと思ったが、時間がまだ掛かるようだ。

それとも手っ取り早く、この経済格差社会の拡大が国民意識構造に変動を起こすのだろうか?
まあ、TVバラエティー番組の視聴率が順調なうちはダメだろうけど…

議会制民主主義は、一体いつになったら日本で具現化されるのだろう?

小沢さんは民主党に留まるのだろうか?民主党が運良く政権の座に着いた後の政界再編でカムバックするのだろうか?
隠然たる権力者達に、600万の有権者に期待される政治家を潰されてしまうわけにはゆかない。
霞ヶ関改革を始めとする本当の政治改革が出来る政治家は、現代において小沢さんしか思い当たらない。
参考記事: New York Times May 29, '09 トップページの一番下の「今回の話題」にあります)

2009年05月10日
午後から、強い日差しの中、近所の
川へ釣りに出かけた。マンションや戸建て住宅が川辺に立ち並び、大きくも深くもない川ではあるが、夥しい数の鯉が生息している。
好天に恵まれた穏やかな日には、釣ることに意義を感じていなそうな穏やかな人々が点々と岸辺に竿を出している長閑な風景が目に入ってくる。橋の欄干から暫く眺めていたことが何回もあるが、一度も釣れた場面に出会す幸運に恵まれたことがない。

悠然と游ぐ鯉の群れが橋の下に見えなくなってゆく。オーイ!此処に大きな鯉の大群がいるぞぉー!って叫びたい衝動に駆られるが…やはり、叫ぶわけじゃない。彼等の多くは鯉を待ってるわけじゃない… ときおり餌を付け替えながら、ヘラブナをジーッと静かに待っている。

釣りは短気な人向きだということは、見た目と異なる実態というわけで、結構知られている。彼等を眺めていると、趣味として幅の広い釣りには似合わない言葉のように思えてくる。

近年は海釣りにも行かなくなったので、川釣りでもと思い立って出かけてみた。ヘラブナなど待たずに、群生する鯉狙いだ。鯉は雑食なのでパンでも芋でも食べるという。サツマイモの方が食いつきが良いとのことだが、無かったので新ジャガにした。茹でずに生のまま小さく角切りにして、砂糖湯に浸けて準備オーケー。投げ釣りと浮き釣りの仕掛けを持ってイザ出陣ということで、歩きで出かけた。キャッチ・アンド・リリースなので嵩張る物は何も必要ない、気楽な行進だ。

いるいる、今日も岸辺で程よい間隔で居並ぶ釣り人たちがジーッと水面の浮きを見ている。相変わらず釣れてそうにない。
簡単な仕掛けをセットして、竿を出す。水門や川の中央付近を当たってみる。全く音沙汰なし。2時間が過ぎ、岸辺に近いところで、鯉(多分)が水面に跳ね上がる。バッシャーン。音のする方を見ると水飛沫がキラキラと目に入ってくる。釣れなくとも、こんな綺麗な躍動を見られただけでもイイか、と思えてくる。

そんなこんなで5時近くになったが、餌のジャガイモなど舐めた形跡すらない。新ジャガではダメだったか…もう止めよーっと。
ということで、ボウズの結果にも不思議と悔しさもなく、凱旋ならぬ敗戦の徒歩で帰宅。



2009年5月7日
ゴールデン・ウイークも終了し…
不公平の極みである1000円ETCを結果的に利用して、常磐自動車道ー磐越自動車道ー東北自動車道を一気に駆け抜けてきました。

片道1600円の料金で、最終目的地は宮古の
浄土ヶ浜です。昔々、ある僧侶が名付けたという風光明媚な海岸です。
近年二回目の訪問ーとは言っても、正確には一回目なのですが……数年前、娘を連れて行ったのです。
が、浜辺の変わりように愕然としました。堤防で区切られ、遊覧船が係留されており、なっ何なんだ、これは!? 
えらく変わってしまったけど、とにかく此処が浄土ヶ浜だよ、と娘に言ったわけです。
娘は、父親から事前に与えられたイメージと全くかけ離れた小港に、ああ、凄く変わってしまったのねぇ、残念ね、と周りを見渡しただけでした。

ところが、今回の訪問で、エッ、そんな変わり果てたところに何故?と思われるでしょうが、妻が友人から聞いた遊覧船での周遊に拘り、それで今回の訪問となったわけです。
娘と行った全く同じ小港に降り立ち、遊覧船のチケットを買い、船着場に急坂を下りてゆくと、ギョ!?、
なんと浄土ヶ浜はこちらという立て看板が出てるじゃありませんか。
左側の隧道(トンネル)をくぐって行く崖山の向こう側だと言ってるじゃありませんか。
遊覧船で楽しんだ後で、本物の浄土が浜に行ってみましたが、相変わらずの風光明媚な浜でした。相当、疲れましたけどね…

全国のETC普及率が30%程度とのことですが、料金所はETCゲートが長蛇の列で、一般ゲートは閑散としてましたね。
しかし、善良なる日本国民も、余りにも大人しいー自己主張しなすぎる人々の集合ですよね。普及率30%程度を対象にして、税金を投入するという政府の政策に、マスメディア同様、異論が盛り上がりませんでした。関連法は、法の下の平等を謳う憲法に抵触している筈ですよね。
マスメディアに有識者とか知識人とか言われる範疇の人々は、何故、マスメディアのご都合主義に埋没しているんでしょうかね?まあ、1000円ETCに限ったことではなく、昔(?)からの現象ではあるのですが…

さて、今朝出社してみると、休んでいる連中が結構いるんですね。今日・明日と休みますと、10日間の連休ですもんね…休んでいる連中の方がマトモですよ、キット。並みのサラリーマンだったら、でも、そんなに会社休んでやることあるんですかねぇ?会社に出始めるとき辛くならない!?

ところで、中小の会社は、簡単に給料カットするんですね。挙句に、ボーナス"0"回答とか。しかし、現実問題としては、30歳前後の若手労働者達に相当辛いところもあるんです。特に、子供がいる家庭の若手大黒柱の方々ですよ。生活ができない…でも、生活保障を申請されるのは会社として困る。じゃあ、どうするの???
そこで会社は無体なことを考え出しました。何かって、それは、労働組合の懐に手を突っ込むことでした。
組合費+積立金が会社のターゲットです。ろくな会議もせずにアンケート用紙を配り、集計し、若手組合員を対象に、しかるべき補填を組合の手持ち金から行うということでした。元々、組合の手持ち金は最終的に積み立てた人々に払い戻すという決まりでしたので、特に旧組合員達にとってたまったものではありません。彼らが払い戻しを受けられなくなったからです。



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