MBA

1997年秋学期 * 1998年春学期 *1998年夏学期 *2000年春学期

 

1999年秋学期

ファイナンスマーケティングマネジメント
 
(2年目から選択科目になります。↓は2年目の秋学期に私が履修した科目です)

FINANCE

International Finance: プロフェッサー Sam Thomas
WSOMでも非常に人気の高い教授です。授業はきわめてわかりやすく、丁寧に教えてくれます。MBAの学生の中には、結構、的を外れた「なんで今そんなこと聞くの?」という質問をする人がいます。普通の教授はそれでもちゃんと辛抱強く生徒の相手をして質問に答えようとするのですが、Prof. Sam Thomasはそういう質問は容赦なく切り捨てる! そこが普段なかなか意見を言えない日本人学生にとっては、すっきりするところでもあります。
この授業は主に外国為替を扱った内容です。Stock-Trakというシュミレーションを使って、ネット上で為替の取引をやります。最初の持ち金は50万ドル。為替の取引を通じてリスクヘッジ(リスク回避)や国際間のファイナンス(為替、先物取引‐Options&Futures、ボンドなど)を学びます。

Investment Management: プロフェッサー Bing Liang
Chinese系の教授。ちょっと眠たい授業。
これもまたStock-Trakを使って投資を行います。ここでは為替だけでなく、証券、社債、国債、ミューチャルファンドなど、いろんなものに投資できます。授業ではミューチャルファンド、ポートフォリオセオリー、CAPM、Options&Futures、ポートフォリオマネジメントなどを学びます。

MARKETING

Product and Brand Management: プロフェッサー Detelina Marinova
なかなか美人の教授。Hの発音に訛りがあるので東欧系だとにらんだのですが、出身を聞いたらやはりブルガリアだそうです。
この授業ではMarkstratというマーケティングのシュミレーションソフトを使って、商品(プロダクト&ブランド)の企画から販売までを戦略的に推進していきます。その場合、いろいろなマーケティングの意思決定をするのですが、例えば、市場調査を依頼しその結果からシェアの拡大を決めたり、営業人数を増やしたり、新しいブランドを導入したり、新たなマーケットを調査して新しい商品を導入したりします。このシュミレーションでは特に商品のポジショニングが重要となります。

Supply Chain Management: プロフェッサー Stanton G. Cort
授業中やたら雑談を挟む教授。私としては、真剣に聞いていると疲れてきます。
最近日本でもSupply Chain Managementという言葉はよく聞かれると思います。下請けから親会社、エンドユーザーまで情報や物の流れをスムーズにし、よりよい物をより安く作り、提供するということですね。ただし、日本では企業側重視のコスト削減戦略などにSCMは使われますが、この授業はかなりマーケティングよりで、顧客側の利益を考えたSCMを考察していきます。日本の自動車産業の例もときどき話の中に出てきます。プロジェクトで実在の会社にコンタクトして、その会社のSupply Chain Managementを監査し、よりよいSupply Chain Managementを提案していきます。

MANAGEMENT

Managing in a Global Economy: プロフェッサー Leonard Lynn
この教授は奥さんが日本人です。日本語も少し話せます。
主にEconomistの海外の記事を読んで(特に発展途上国)、文化や経済や政治の違いなどを話し合い、それがどのようにビジネスに影響していくかをディスカッションする授業です。読み物が多くて、私はよく挫折しましたが、最新のEconomistの記事を扱って行くので、非常にいい勉強になりました。

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